評     価  

 
       
File No. 1028  
       
製作年 / 公開日   2007年 / 2009年07月18日  
       
製  作  国   イタリア  
       
監      督   アンドレア・モライヨーリ  
       
上 映 時 間   95分  
       
公開時コピー   真実は深く、
そして美しく
眠っている
 

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   トニ・セルヴィッロ [as サンツィオ刑事]
アンナ・ボナイウート [as サンツィオの妻]
ヴァレリア・ゴリーノ [as キアラ・カナーリ]
オメロ・アントヌッティ [as マリオの父]
ファブリツィオ・ジフーニ [as コッラード・カナーリ]
ネッロ・マーシャ [as アルフレード]
マルコ・バリアーニ [as ダヴィテ・ナダル]
アレッシア・ピオヴァン [as アンナ・ナダル]
 
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あ ら す じ    北イタリアの小さな村で、小さな娘が行方不明との母親の通報を受け、村に越してきたばかりのサンツィオ刑事は出動を余儀なくされた。結局、少女は知り合いのマリオにと一緒にいたことがわかり、間もなく無事帰宅した。ところが、マリオと一緒にいた時の事情を少女から聴取したところ驚くべき事実がわかり、サンツィオは部下と共に少女から聞いた村はずれの湖へと向かった。
 そこには少女が言ったとおり美しい女性アンナが横たわっていたが、少女の話と違っていたのは、その女性が既に絶命していたことだった。死因は窒息死で、首には絞められた跡がみつかったものの、争ったような形跡は見られなかった。サンツィオは顔見知りの犯行と考え調べを進めていくうち、アンナがベビーシッターをしていた子供が不慮の事故で亡くなってから、元気で明るかった彼女の様子が一変したことを知る。サンツィオは彼女の恋人を有力な容疑者として逮捕したものの、いまひとつ決めてを欠くためにさらに捜査を続け、やがて村人たちの抱える複雑な人間関係が明らかになっていく・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    イタリアのアカデミー賞にあたるダヴィッド・ディ・ドナッテロ賞で史上最多の10部門を受賞した作品だということを、観る直前に知った。そんな作品であるから単なる犯人探しでに終わることなく、そこに関わる人々のしがらみや理描写を中心に丁寧に描かれている。
 とは言うものの、個人的にはあまりに堅実な作りが災いして、途中退屈のあまり眠気に襲われてしまった。この手の作品の性質上仕方ないこととはいえ、盛り上がりもなく終始淡々と進んでいくのが辛い。そして、村の人々を細かく描いた反面、真犯人にたどり着くまでのプロセスがあまりにおざなりで脈絡がないのにはただ呆然とするしかなかった。