評     価  

 
       
File No. 1037  
       
製作年 / 公開日   2009年 / 2009年08月12日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   ショーン・レヴィ  
       
上 映 時 間   105分  
       
公開時コピー   歴史も宇宙も美術も!
世界最大の博物館が動き出す!!
 

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   ベン・スティラー [as ラリー・デリー]
エイミー・アダムス [as アメリア・イヤハート]
オーウェン・ウィルソン [as ジェデダイア]
ロビン・ウィリアムズ [as セオドア・ルーズベルト]
ハンク・アザリア [as カームンラー]
クリストファー・ゲスト [as イワン雷帝]
アラン・シャバ [as ナポレオン・ボナパルト]
ジョン・バーンサル [as アル・カポネ]
スティーヴ・クーガン [as オクタヴィウス]
ビル・ヘイダー [as カスター将軍]
リッキー・ジャーヴェス [as マクフィー博士]
 
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あ ら す じ    2年前、ニューヨークの自然史博物館の夜警をしていたラリー・デリーも今は、自らが考案したアイデア商品が大ヒットし、一躍会社の経営者にまで出世していた。そんな彼はある時、元の職場である博物館を訪れ、展示品の大部分がワシントンにあるスミソニアン博物館の地下倉庫へ移送されることを知る。展示物の唯一の理解者であるラリーは、自分が辞めたことが原因だと悔やむのだが、そんな彼に追い打ちをかけるようにミニチュアのジェデダイアから、「大変なことになった」との連絡が入る。そして、何が大変なのかを訪ねるラリーに、ジェデダイアは「カームンラー」とだけ告げて電話は切れてしまった。
 ジェデダイアの急を告げる連絡に、ラリーはすぐさまワシントンのスミソニアン博物館へと向かった。そして、立ち入り禁止の地下倉庫に忍び込んだラリーは、自然史博物館に残されるはずだった石版が持ち込まれ、古代エジプトの暴君カームンラーが甦ったことを知る。やがて夜が訪れ、展示物は何もかもが動き始める。そして、動き出したカームンラーは、石版を使って兵士たちを甦らせ世界征服を目論んでいることをラリーに告げる。石版をカームンラーに渡すわけにはいかないと、石版を持って逃げ回るラリーは、ひょんなことから女性初の大西洋横断飛行を成功させたアメリア・イヤハートと行動を共にする羽目になる。
 ところが、ラリーの手助けをするために閉じ込められていたコンテナを抜け出したジェデダイアが、カームンラーに捕らえられてしまう。そして、ラリーは彼の命と引き替えに、1時間以内に石版のパスワードを見つけ出さなければ成らなくなってしまうのだった・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    ベン・スティラー主演のシリーズ2作目。1作目に比べてスケールがアップした分、良く言えばより娯楽色が強く大衆向けに、悪く言えばガキの映画(汚い言葉を使って失礼!)に振られているように感じた。また、博物館の展示物が動き出すという新鮮さも、2作目となると薄れてしまっているのは否定できない。にもかかわらず1作目よりも星を増やした理由はただひとつ、アメリア・イヤハートに扮したエイミー・アダムスの存在だ。やはりヒロインの存在が作品に与える影響は大きいと言わざるを得ない(笑)。
 今までの作品ではずっとロングのストレートヘアで通してきたエイミーだが、この作品では初めて髪をショートカット(おそらくウィッグだろうが)にしており、これが驚くほど似合っていて魅力的なのだ。これほど可愛いエイミーを見られただけでも充分満足で、私にとってはベン・スティラーの存在などどうでもよくなっていた。ラストではもしかして彼女だけは元の人形に戻らず、人間のままで・・・・・などと妙な期待を抱いたのだが、残念ながらやはり彼女だけ例外というわけにはいかないようだった。
 それにしても、いかに世界最大の博物館とはいえ、スミソニアン博物館にはあれほど種々雑多な展示物があるのだろうか。セサミ・ストリートのオスカー(だと思う)や、果ては『スター・ウォーズ』のダース・ベイダーまで登場するとは、ちょっと悪のりの度が過ぎるようにも思える。そこが、良くも悪くもベン・スティラーの主演作たる所以だろう。ハッキリ言って、あまりにあれこれ詰め込みすぎたために、突っ込み所は満載だが、エイミーに目が釘付けになった私には作品の粗など見えるはずもないワケで・・・・・いつまでたってもカワイイ女の子にはメチャクチャ弱いという困った奴なのだ。