評     価  

 
       
File No. 1061  
       
製作年 / 公開日   2009年 / 2009年09月18日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   ブラッド・シルバーリング  
       
上 映 時 間   101分  
       
公開時コピー   俺たちタイムトラベラ〜  

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   ウィル・フェレル [as リック・マーシャル博士]
ダニー・マクブライド [as ウィル・スタントン]
アンナ・フリエル [as ホリー・カントレル]
ヨーマ・タッコン [as チャカ]
 
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あ ら す じ    リック・マーシャル博士は、空気中に存在する粒子タキオンの力を増幅させればタイムワープが可能になるという理論を主張していたが、テレビのトーク番組でホストのマット・ラウアーにやり込められて以来、学会を追放されて落ち目の一途をたどっていた。
 ある日そんな彼の研究室に、ケンブリッジで物理学を専攻する女性ホリー・カントレルが訪ねてくる。彼女は今や誰ひとりとして見向きもしないリックの学説が正しいとしんじており、その証として驚くべき物証をリックに提示した。それは、2億年以上も前の恐竜時代の物と思われる化石だったが、なぜかZippoライターの跡が残されていた。リックはまさかと思いながら自分のZippoを取り出して化石に填めてみると、驚いたことにピッタリと一致した。つまり、彼がタイムワープをしたのは紛れもない事実だったのだ。そして、タームワープを可能にするタキオン増幅装置は既に完成していた。ただ、結果が恐ろしくてリックはそのスイッチを入れることができずにいただけだったのだ。
 リックとホリーは、その化石が発見された荒野へと向かう。そして、タキオンが異常発生していると思われる洞窟の水路へと、案内人ウィル・スタントンに導かれてボートで進んでいった。すると、突然リックのタキオン増幅器が反応し始め、一行は何かに引き込まれるかのように、洞窟内にあるはずのない滝から真っ逆さまに転落してしまう。
 気がつくとそこは広大な砂漠で、あらゆる時代の遺物が混在している不思議な世界だった。そここそが、リックがその存在を主張していた未知の世界だったのだ。彼らは類人猿パクニ族の王子チャカが乱暴されているところに通りかかり助け出すと、彼の案内でこの不思議な世界を探索することになった・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    『俺たちフィギュアスケーター』『俺たちダンクシューター』のウィル・フェレル主演のタイムトラベル・コメディ。この作品のコピー「俺たちタイムトラベラ〜」は明らかに前2作を意識したものなのだが、『俺たち〜』2作と同じ路線上の作品ではないようだ。彼独特のお下劣なギャグがなりをひそめているのは残念な限りだが、おそらくはより子供向けに作られているということなのだろう。地元のTOHOシネマズでは日本語吹替版のみで、字幕版の上映はなかった。
 もともと何でもアリという設定だからとやかく言う筋合いではないのだろうが、恐竜ランドなのだから恐竜が登場するのは当然としても、類人猿は登場するし(なぜか、ホリーは彼らの言葉がわかる)、トカゲのような異星人(?)スリースタックは登場するし、観ている側にとっては「もうどうにでも好きにして」といった感じで、そこに無理矢理押し込められたようなギャグにも苦笑するしかない。この作品がターゲットにする年齢層を絞り切れていないように思え、その結果どっちつかずの作品になってしまったのではないだろうか。