評     価  

 
       
File No. 1063  
       
製作年 / 公開日   2009年 / 2009年09月18日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   ロバート・ルケティック  
       
上 映 時 間   95分  
       
公開時コピー  
「やりたい。好き。愛してる。」 「好き。愛してる。やりたい。」
この順番、あってる?
 

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   キャサリン・ハイグル [as アビー・リッチャー]
ジェラルド・バトラー [as マイク・チャドウェイ]
エリク・ウィンター [as コリン]
ジョン・マイケル・ヒギンズ [as ラリー]
ニック・サーシー [as スチュアート]
ケヴィン・コナリー [as ジム]
シェリル・ハインズ [as ジョージア]
ブリー・ターナー [as ジョーイ]
 
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あ ら す じ    才色兼備のテレビプロデューサーアビーは、自分に釣り合う完璧な男の理想像を追い求めるあまり、恋愛とはご無沙汰の生活を送っていた。しかし、アビーのお堅い性格のためか番組の視聴率もふるわず、このままでは番組が打ち切りになるというピンチに立たされていた。
 そんな時、番組のテコ入れにと雇われたのは、男の本音トークで人気を博す、アビーにとっては下品なことこの上ない恋愛パーソナリティのマイクだった。しかし、マイクの採用が大当たりして番組の視聴率は跳ね上がり、もはや彼を番組から降板させることなどできなくなっていた。
 アビーはある日、ひょんなことから隣に越してきた医師のコリンと知り合う。イケメンで誠実なコリンはアビーの条件にぴったりの男だったが、コリンに向かって邁進しようとするアビーをマイクがたしなめた。彼流の恋愛指南だったが、不思議と彼の言うとおりに行動するとトントン拍子で思い通りに恋が進展していく。嫌々ながらもアビーはマイクの指示に従うのだった。
 そんなマイクに、大手放送局CBSからの引き抜き話が持ち上がった。アビーは上司からの至上命令を受け、マイクの引き抜きを阻止するべく、コリンとの初の1泊デートの予定をキャンセルし、マイクを説得すべく一緒にロスへと向かったのだが・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    最近観たラブコメの中では、最も単純明快・理屈抜きに楽しめる作品だった。そもそも不思議だったのが、流血や残酷なシーンがないのはもちろんのこと、性的に過激な描写があるわけでもないのにR15+指定であるということで、どうやらその理由は放送禁止用語のオンパレードにあったようだ(笑)。そして、そんな放送禁止会話を生かすべくキャスティングされたキャサリン・ハイグルとジェラルド・バトラーが文句なしにいい。
 ストーリーの結末は予想通りで予定調和と言えばそうかもしれないが、それはこの手のラブコメの定番であって、だからこそ安心して結末に至るプロセスを楽しめるのだ。互いに反発し合いながらもどこか憎めず、次第に相手に惹かれていくが素直になれない、素直になるには経験を重ね過ぎている、そんなアビーとマイク(特にマイク)を観ていると、所詮恋愛カウンセラーは他人事だから冷静で適切な助言ができるということを改めて知らされる。そして、そんなジレンマに陥った時、得てして男は臆病で何もできないもので、状況を打ち破って一歩を踏み出せる女性はやはり男よりも強い生き物なのだ(笑)。