評     価  

 
       
File No. 1115  
       
製作年 / 公開日   2009年 / 2009年11月27日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   バート・フレインドリッチ  
       
上 映 時 間   95分  
       
公開時コピー   40歳バツイチが恋に落ちたのは、
24歳フリーターだった。
 

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   キャサリン・ゼタ=ジョーンズ [as サンディ]
ジャスティン・バーサ [as アラム]
リン・ウィットフィールド [as ローラ]
ケリー・グールド [as セイディ]
アンドリュー・チェリー [as フランクJr.]
ローブ・カーコヴィッチ [as ミッチ]
サム・ロバーズ [as フランク]
ケイト・ジェニングス・グラント [as ダフネ]
ジェイク・チェリー
アート・ガーファンクル
 
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あ ら す じ    夫フランクと2人の子供セイディフランクJr.に囲まれて平穏に暮らしていた40歳の主婦サンディは、フランクの浮気を知って離婚を決意し、2人の子供を連れてニューヨークへと引っ越した。新しく移り住んだアパートの1階にはコーヒーショップがあり、サンディはそこで働く青年アラムと知り合いになった。
 アラムは永住権だけが目的で彼と結婚した挙げ句に逃げ出した妻がいたが、離婚したら彼女が国外追放になることを不憫に思って未だに別れられずにいる、そんな優しい青年だった。けれども、未だに両親と暮らし、大学卒業後も何をしたらいいのか自分の進む道を見つけられずにいた。そんなアラムに好感を抱いたサンディは、仕事に行っている間セイディとフランクJr.のベビーシッターを彼に頼むのだった。
 ベビーシッターを引き受けたアラムはあっという間に子供達とすっかり仲良くなり、ベビーシッターの仕事が楽しくて仕方なかった。サンディもまた、以前は夫を立てるためにどこか無理していた自分が、アラムの前では自然体でいられることの心地よさを感じていた。そしてアラムは、親の薦めで面接を受けた大企業に合格したにもかかわらず、それを蹴ってまで2人の子供と過ごすことを選ぶ。そんなアラムにサンディは驚くが、「人生で大事なのは人間関係。君と子供達は僕にとって大切なんだ」と事もなげにアラムは答えるのだった。アラムのそんな言葉に、サンディはアラムへの恋に身を投げ出すのだった・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    実を言うと、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ主演のラブコメディを観た記憶がほとんどなく、期待よりも不安の方が大きかったのだが、どうやら杞憂に終わったようだ。キャサリンも劇中のサンディと同じくちょうど40歳だが、若い頃と比べると若干お太りになった気はするが、相変わらず美人なのは間違いない。そして、演技力はもともと定評があるから、安心して観ることができる。ジャスティン・バーサ扮するアラムが非常に爽やかなキャラなのも気持ちがいい。ただ、同様に年上の女性と年下の男性の恋愛を描いた作品では、ちょっと前に公開された『あなたは私の婿になる』の方が、個人的には気に入っている。
 「愛があれば年の差なんて」とはよく言われるが、現実にはそう簡単には運ばないもので、特に年上の方にしてみればしがらみも多く素直に年下の相手を受け入れることはできないものだ・・・・・ということを、最近“オジサン”と呼ばれる年代になって実感している(笑)。そういう意味では、この作品の主人公サンディはかなり現実的なキャラクターなのかもしれないし、後半にかけての展開も実際にあり得る自然な展開なのかもしれない。だが、あくまでフィクションのしかもコメディ作品なのだから、『あな婿』のようなあり得ないハッピーエンドを期待したくなってしまう。決してこの作品が悪いというワケではないのだけれど。