評 価
File No.
1156
製作年 / 公開日
2010年 / 2010年02月12日
製 作 国
アメリカ
監 督
ゲイリー・マーシャル
上 映 時 間
125分
公開時コピー
甘い恋もある、苦い恋もある。
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
ジェシカ・アルバ
[as モーリー]
キャシー・ベイツ
[as スーザン]
ジェシカ・ビール
[as カーラ]
ブラッドリー・クーパー
[as ホールデン]
エリック・デイン
[as ショーン]
パトリック・デンプシー
[as ハリソン]
ヘクター・エリゾンド
[as エドガー]
ジェイミー・フォックス
[as ケルビン]
ジェニファー・ガーナー
[as ジュリア]
トファー・グレイス
[as ジェイソン]
アン・ハサウェイ
[as リズ]
アシュトン・カッチャー
[as リード]
クイーン・ラティファ
[as ポーラ]
テイラー・ロートナー
[as ウィリー]
ジョージ・ロペス
[as アルフォンソ]
シャーリー・マクレーン
[as エステル]
エマ・ロバーツ
[as グレース]
ジュリア・ロバーツ
[as ケイト]
テイラー・スウィフト
[as フェリシア]
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あ ら す じ
フラワーショップを経営する
リード
はバレンタインデーの朝、一緒に暮らす恋人の
モーリー
に指輪をプレゼントしてプロポーズした。彼女の返事は“Yes”、喜び勇んで仕事にでかけるリードにとって、その日は人生最高のバレンタインデーになるはずだった。
リードの親友で小学校教師の
ジュリア
は、バレンタインデーというのに恋人の医師
ハリソン
が緊急オペのためにサンフランシスコに行ってしまうことに落胆していた。けれども、リードから内緒で彼を追いかけて行けとたきつけられ、サンフランシスコへ向かう決意をした。ところがその頃、リードの店にシスコへいったはずのハリソンが、妻とジュリアのために花を注文に訪れた。リードはジュリアを引き留めるために急遽空港へと向かった。
社長秘書の
リズ
は、同じ会社の郵便係
ジェイソン
と初めて一夜を共にして迎えたバレンタインデーの朝、ベッドの上でジェイソンの寝顔の写真を撮ってはしゃいでいた。ところが、時計を見たリズは態度が急変してあわてて帰ってしまう。狐につままれたようなジェイソンだったが、実はリズには人に言えないような副業を持っていたのだった。
出逢って以来50年以上もたつ
エドガー
と
エステル
の老夫婦。今年はプレゼントをやめようと約束した2人だったが、バレンタインデーのその日、2人とも相手に内緒でプレゼントを用意していたのだった。そして、プレゼント交換を終えると、エステルは何十年もの間ずっと隠し続けてきたある秘密をエドガーに告白する。
毎年バレンタインデーになる頃に苦い思いをしている、超一流アメフト選手の広報担当の
カーラ
と、スポーツキャスターの
ケルビン
だった。カーラは、毎年開いている“バレンタインデーなんか大嫌い!パーティ”の参加者が今年は未だにゼロで焦っており、ケルビンはスポーツ担当の仕事を干されたうえにバレンタインの取材を押しつけられてうんざりしていた。ところが、バレンタインデー当日にカーラが担当するアメフト選手の移籍に関する発表が行われることを知り、ケルビンはバレンタインの取材をそっちのけでカーラの事務所に駆けつける。
ロサンゼルス行きの旅客機に搭乗していた
ホールデン
はカーテンを閉めようとして、彼に寄りかかって眠っていた隣の席の女性
ケイト
を起こしてしまう。彼女は11ヶ月ぶりに大切な人に会いに行く途中で、ホールデンもまた彼を待ってるはずの人に会うためにロスへ向かっていたのだった。
それぞれの男女がそれぞれの思いを抱いて、それぞれのバレンタインデーを迎えようとしていた・・・・・。
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たぴおか的コメント
通常なら初日に劇場へ行ったはずだが、いくら毎月14日が全作品1,000円だからといって、よりによって正真正銘バレンタインデーの2月14日に劇場へ行く羽目になるとは・・・・・。幸い劇場内は思ったよりもカップルが少なく、私の左側にいたのも単独男性だったし、残る大半は女性の2人組だった。映画に慣れていない男性にとっては退屈な作品なのか、同じ列の右側に陣取っていたカップルの男性は完璧に熟睡していたみたいで、上映が終了して場内が点灯されてもなかなか起きずに彼女が苦労していたようだ。
欧米のバレンタインデーは、男女を問わず好きな相手に花束やプレゼントを贈るもので、日本のように女性から男性へという限定的なものではなく、従って男性から女性へ贈り物をするホワイトデーという習慣は日本独特のものだ。そして、日本独自のバレンタインデーの起源はモロゾフ製菓説、メリーチョコレート説、森永製菓説、伊勢丹説、ソニープラザ説と諸説あって、一体どこから女性が男性にチョコレートを贈るという風習が始まったのか判然としないようだ。
余談はこれくらいにして、昨年公開された『そんな彼なら捨てちゃえば?』のキャスティングも豪華だったが、この作品はそれを遥かに上回る豪華なキャストで、誰がどんな役柄を演じているのかを観るだけでも楽しめそうだ。私が注目していたのはジェシカ・アルバにジェシカ・ビール、パトリック・デンプシーにアシュトン・カッチャーといった面々で、クレジットのトップに名前が載っていたジェシカ・アルバの出番が少なかったのはちょっと残念。
それにしても、これだけの豪華キャストが繰り広げる様々なバレンタインデーだから、それぞれのエピソードがダイジェスト版のように圧縮されているのはやむを得ないだろう。それでも、登場人物が実は思いがけない繋がりで結びついていたりして、「この人とこの人がこんな関係だったとは」と知らされる瞬間が楽しみでもある。ただ、ブラッドリー・クーパー扮するホールデンの相手だけは、多分誰にも想像がつかなかっただろうし、個人的には想像したくもなかった(笑)。