評 価
File No.
1175
製作年 / 公開日
2009年 / 2010年03月12日
製 作 国
アメリカ
監 督
マーク・ローレンス
上 映 時 間
103分
公開時コピー
[浮気したけど、妻が好き」そんなのアリですか?
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
最初に観たメディア
Theater
Television
Video
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
キ ャ ス ト
ヒュー・グラント
[as ポール・モーガン]
サラ・ジェシカ・パーカー
[as メリル・モーガン]
サム・エリオット
[as クレイ・ウィーラー]
メアリー・スティーンバージェン
[as エマ・ウィーラー]
エリザベス・モス
[as ジャッキー]
マイケル・ケリー
[as ヴィンセント]
ウィルフォード・ブリムリー
セス・ギリアム
ケヴィン・ブラウン
スティーヴン・ボイヤー
シャロン・ウィルキンス
キム・ショウ
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
あ ら す じ
夫・
ポール・モーガン
は全米屈指の敏腕弁護士で、妻・
メリル・モーガン
は不動産会社のやり手女社長。画に描いたようなセレブカップルのモーガン夫妻だったが、ポールの浮気が原因で別居生活が続いていた。冷め切ったメリルの気持ちを取り戻そうと必死なポールは、その夜も夜景の綺麗なレストランにメリルを誘い、風苦カウンセリングに通おうと持ちかけていた。ところがその帰り道、2人は殺人現場を目撃したうえに、犯人に顔を見られてしまう。
街のあちこちにポスターが貼られているメリルのこと、犯人が夫妻の素性を調べるのに時間はかからなかった。すぐに犯人はメリルのマンションにたどり着き、警備にあたる警官をものともせにメリルを襲う。辛うじて逃げおおせたメリルはポールと共に、証人保護プログラムによって身分を隠してワイオミングの田舎へと身を隠すこととなった。そして、現地の保護官である
クレイ・ウィーラー
と
エマ・ウィーラー
の夫婦の世話になることとなった。
普段は互いに仕事を抱えてすれ違いが多かったポールとメリルだったが、ワイオミングに来てからは2人で一緒に過ごす時間が多くなり、しかもニューヨークのような慌ただしい空気とは違い、ゆったりとした空気と時間が流れる中で、2人の関係に変化が生じてくる。改めて互いに相手を必要としていることを知った2人だったが、実はメリルはポールに告げる事ができない秘密を抱えていた。そして折り悪く、2人の所在をかぎつけた殺人犯がワイオミングにやって来た・・・・・。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
たぴおか的コメント
夫婦仲に危機が訪れるものの、結局は雨降って地固まるでハッピーエンドという定番のラブコメディ。ただ、他の作品と趣が異なるのは、ポールとメリルのモーガン夫妻が殺人を目撃したために殺し屋から狙われるという、ちょっとしたサスペンス風の味付けがされていること。そしてそれが2人一緒に慣れ親しんだ大都会ニューヨークを離れ、ワイオミングのド田舎に隔離されることの理由付けにもなっている。
さすがに寄る年波には勝てず衰えを隠せないとはいえ、この手の役柄を演じさせればヒュー・グラントはやっぱり抜群に上手い。そして、その妻を演じるのがサラ・ジェシカ・パーカーなのだが・・・・・どんな役柄を演じさせてみても、絶対に彼女を好きにはなれないのだ。特に演技が上手いワケでもなく、お世辞にも美人とは言えないそのルックス(特に彼女の目が苦手)は、もしも女優でなければ一般市民の中に埋もれて目立ちもしないだろう。
彼女が苦手な分、ヒュー・グラントが捨て身のギャグで笑わせてくれるから、作品自体は充分に楽しめる。特に熊と遭遇するシーンはその最たるもので、あろうことか熊撃退スプレーにポールがやられてしまい、そのスプレーが最後にもまた笑いを取るのに一役買っているのが面白い。個人的には、サラ・ジェシカ・パーカーの顔さえ気にしなければ安心して楽しめるラブコメディだった。