評 価
File No.
1195
製作年 / 公開日
2010年 / 2010年04月24日
製 作 国
アメリカ
監 督
ルイ・レテリエ
上 映 時 間
106分
公開時コピー
神も、魔物も、
そして運命さえも打ち負かせ。
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
サム・ワーシントン
[as ペルセウス]
リーアム・ニーソン
[as ゼウス]
レイフ・ファインズ
[as ハデス]
ジェイソン・フレミング
[as カリボス/アクリシオス王]
ジェマ・アータートン
[as イオ]
アレクサ・ダヴァロス
[as アンドロメダ]
マッツ・ミケルセン
[as ドラコ]
ティン・ステイペルフェルト
[as ダナエ]
ルーク・エヴァンス
[as アポロ]
イザベラ・マイコ
[as アテナ]
リーアム・カニンガム
[as ソロン]
ハンス・マシソン
[as イクサス]
アシュラフ・バルフム
[as オザール]
ニコラス・ホルト
[as エウセビオス]
ヴィンセント・リーガン
[as ケフェウス]
ポリー・ウォーカー
[as カシオオペア]
ルーク・トレッダウェイ
[as プロコピオン]
ピート・ポルスウェイト
[as スピロス]
エリザベス・マクガヴァン
[as マーマラ]
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あ ら す じ
古代ギリシア、神と人間が共存する神話の時代。神に対する敬虔な気持ちを忘れて慢心した
アクリシオス王
に怒りを覚えた創造主
ゼウス
は、王妃を孕ませるという仕打ちでこれに報いた。王妃がゼウスの子を身ごもったことを知ったアクリシオス王は、母子を棺に入れて海へと放逐したのだった。
棺が一人の漁師に引き上げられた時、母親はすでに事切れていたものの、赤ん坊はまだ生きており、漁師夫婦の手で育てられることとなった。その赤ん坊こそが、ゼウスと人間の子である半神半人のデミゴッド・
ペルセウス
だった。人間の子として育てられたペルセウスは、後に生まれた漁師夫婦の実の娘と分け隔てなく愛されて、平穏で幸せな生活を送っていた。ところが、その幸せが神の手によって無残に引き裂かれる日が訪れる。
冥界の神・
ハデス
が人間に対して報復を開始し、その巻き添えでペルセウスは両親と妹を失ってしまう。ハデスに対する復讐を誓ったペルセウスは、ハデスが放つと宣言した海の怪物・クラーケンを退治するために、彼の守護であるデミゴッド・
イオ
や数人の王の配下と共にその方法を探す旅に出る。そして、一行が手に入れたクラーケンを倒す唯一の方法とは、見る者すべてを石に変えてしまうメデューサの魔力を手に入れることだった。・・・・・。
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たぴおか的コメント
『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』を観たことが、こんなところで役に立つとは思ってもみなかった。この作品にも、ポセイドンこそ登場しないものの、ゼウスとハデスが兄弟でその間柄が上手くいっていないこと、それに神と人間との間に生まれた半神・デミゴッドの存在など、すんなり受け入れられたのはありがたかった。そして、アバターで一躍スターダムにのし上がったサム・ワーシントン扮する主人公のペルセウスもゼウスと人間の子・デミゴッドなら、彼の守護役であるイオもまたデミゴッドだった。それにしてもハデスは、『パーシー・ジャクソン』といいこの作品といい、神というよりもむしろ悪魔のような描き方をされているようだ。
ゴールデン・ウィークを睨んだ作品だけあって、小中学生の子供連れの家族にも充分受け入れられる娯楽大作になっている。壮大なスペクタクルであるこの作品だから、当然のことながら最新の映像技術が惜しみなく投入されていて、巨大サソリやメデューサといった数々のクリーチャー達のリアル感がたまらない。その極めつけがペガサスに乗ってクラーケンに戦いを挑むシーンであり、その圧倒的なスケール感は一見の価値あり、というより必見と言うべきだろう。3Dと2Dの両バージョンが上映されていたが、私が選んだのはもちろん3D版。ただ、うっかりコンタクトをするのを忘れて劇場に行ったために、初めてグラス・オン・グラスを経験することとなったのだが、結論を言えばほとんど気にならずに見ることができた。ただ、後から知ったのだがこの作品はもともと3Dとして作られておらず、『アバター』の大ヒットを受けて急遽後付けの3D作品に仕立て上げられたらしい。そのせいか、『アバター』のようにその場にいるような臨場感を味わえることもなければ、『アリス・イン・ワンダーランド』のように飛び出して見えるワケでもなく、つまりは割増料金の3Dでなく2Dでも遜色なく楽しめる作品だと私には思えた。
余談だが、例によって予備知識なくこの作品を観て最後まで謎だったのは、ハデスを演じていた俳優が誰かということ。もちろん、ゼウスは一目見てリーアム・ニーソンだとわかったのだが、ハデス役の俳優はてっきり私が知らない役者だと思っていたのだが・・・・・まさか英国王立演劇学校卒業という肩書きを持つ正当派のあの人だったとは・・・・・わかってみてもまだピンとこないほどの怪演ぶりだった(笑)。