評     価  

 
       
File No. 1205  
       
製作年 / 公開日   2009年 / 2010年05月08日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   リチャード・ケリー  
       
上 映 時 間   116分  
       
公開時コピー   あなたなら、
押しますか?
 
ボタンを押せば1億円、
ただし見知らぬ誰かが死ぬ。
決断の期限は24時間
 

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   キャメロン・ディアス [as ノーマ・ルイス]
ジェームズ・マースデン [as アーサー・ルイス]
フランク・ランジェラ [as アーリントン・スチュワート]
ジェームズ・レブホーン
ホームズ・オズボーン
 
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あ ら す じ    1976年、ヴァージニア州。12月のある早朝、玄関のベルの音でノーマ・ルイスは目が覚めた。玄関に出てみると黒塗りのセダンが走り去っていき、立方体の箱だけが残されていた。ノーマがが朝食を準備する傍らで、夫のアーサーが箱を開けてみると、中にあったのはは赤いボタンが付いた奇妙な装置だったが、鍵がかかっていてボタンは押せないようになっており、「夕方にスチュワートが説明に伺う」と書かれたメッセージが添えられていた。そして、メッセージ通りにその男は現れた。
 アーリントン・スチュワートは、顔の左半分にえぐれたような傷跡をもつ不気味な男だった。そして、その不気味な様相など消し飛ぶような驚くべき説明を語り始める。彼の言うには、ボタンを押すと2つのことが起こるとのことだった。一つは、どこかでノーマの知らない誰かがひとり死ぬこと、そしてもう一つは現金で100万ドルを手にすることができるということだった。そして、それにはスチュワートの雇い主に関して一切質問しない、アーサー以外の人間にはこのことを話してはいけない、24時間以内に決断するという3つの条件が付けられていた。
 2人は見ず知らずとはいえ誰かが死ぬことに対する罪の意識から、なかなかボタンを押せずにいた。しかし、金銭的に逼迫していた2人は、ついに一線を踏み越えてボタンを押してしまう。約束通り三たびスチュワートが現れてトランクに詰まった100万ドルの札束を2人の元に置いていった。けれども、アーサーがスチュワートの車の番号を控えて、警官であるノーマの父に調査を依頼したことから、2人は想像を絶する事態に巻き込まれていくのだった・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    某お台場テレビの『世にも奇妙な物語』的なストーリーかと興味津々で臨んだのだが・・・・・『世にも奇妙な物語』というよりも『X--ファイル』とでも言うべき内容で、しかもあんなオチがついてくるとは思ってもみなかった。ただ、大まかなところは理解したつもりだけど、よくわからない部分が多いのも事実。ツッコミ所も多いし、賛否両論に意見が分かれるような気がするが、私の場合はどちらかといえば賛否の「否」に属するクチだ。
 そもそも、スチュワートの雇い主が○○○というオチですべてが片付けられると思ったら大間違いで、もしもルイス夫妻の前にボタンを押した夫婦がスチュワートに言われた3つの条件を厳守していれば、ノーマガボタンを押したところで死ぬ人間は誰もいないことになるし、逆にルールを守らなかった夫婦がいたならば、ルイス夫妻がボタンを押そうが押すまいが必ず誰かが死ぬことになる。一見いかにも理屈が通っていそうで、実はよく考えてみると不合理だらけ。こんなことなら、○○○などをオチにせず、単なる超常現象で片付けた方がよっぽど消化しやすいのではないだろうか。