評 価
File No.
1259
製作年 / 公開日
2010年 / 2010年08月13日
製 作 国
アメリカ
監 督
ジョン・タートルトーブ
上 映 時 間
110分
公開時コピー
魔法使い、募集中。
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
ニコラス・ケイジ
[as バルサザール・ブレイク]
ジェイ・バルチェル
[as デイヴ・スタットラー]
アルフレッド・モリナ
[as マクシム・ホルヴァート]
テリーサ・パーマー
[as ベッキー・バーンズ]
モニカ・ベルッチ
[as ヴェロニカ]
トビー・ケベル
[as ドレイク・ストーン]
オマー・ベンソン・ミラー
[as ベネット]
アリス・クリーグ
[as モルガナ・フェイ]
ジェイク・チェリー
[as 少年時代のデイヴ]
ジェームズ・A・ステファンズ
[as マーリン]
ペイトン・リスト
[as 少女時代のベッキー]
ニコール・インガー
[as アビゲイル・ウィリアムズ]
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あ ら す じ
今を遡ること1,000年、偉大な魔法使い
マーリン
の4人の弟子は、正統なマーリンの後継者である
バルサザール
、
ヴェロニカ
の“マーリニアンズ”に対し、邪悪な意志をもって世界征服を企む
モルガナ
、
ホルヴァート
の“モルガニアンズ”という2派に分裂し、以来人間の知らないところで善と悪との戦いが続けられてきた。
モルガナはヴェロニカ力によって彼女の体内に取り込まれ、魔法の監獄・“グリムホールド”の中に封じ込められたものの、ホルヴァートはモルガナを解放すべく執拗に“グリムホールド”を狙っていた。“モルガニアンズ”による世界制服の野望に完全なる終止符を打つためには、“マーリニアンズ”の後継者の力でモルガナを倒さなければならず、バルサザールは1,000年もの間、後継者を探して世界中を巡っていたのだった。
そして現在。1,000年という時間を経て、バルサザールはついにその後継者たる“選ばれし者”をついに見つけ出した。彼の名は
デイヴ・スタットラー
、おおよそ世界の命運を握っているとは思えない気弱な物理タクの大学生だった。バルサザールは自分がマーリニアンズの魔法使いであるという自覚のカケラもないデイヴに対して、早速有無を言わせずに魔法の訓練を開始した。そんな2人を容赦なく襲ってくるホルヴァートは、ついにバルサザールの手からモルガナが封印された“グリムホールド”を取り返し、モルガナを復活させようとうるのだが・・・・・。
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たぴおか的コメント
先日の『ベスト・キッド』もそうだったのだが、なぜTOHOシネマズでは日本語吹替版のみの上映なのだろうか?吹替版を否定するつもりはないが、初めて観る俳優ならともかく、ニコラス・ケイジのように何度もお目にかかった俳優だったらなおのこと、本人の声以外で違和感を感じないわけがない。以前にも何かの作品で書いた気がするが、例えば昼間は吹替版でレイトショーのみ字幕版といった上映ができないものだろうか。
そんなワケデ、観る前から少々テンションが下がり気味だったところに、実質的な主人公であるデイヴを演じたジェイ・バルチェルの、いくら物理オタクとはいえおおよそヒーローらしくない見た目には、さらにガッカリさせられた。おまけにロベルト・ベニーニばりに喋ること喋ること、こういう作品の主人公らしくない軽薄さが目について仕方ない。救いだったのはヒロインのベッキーを演じたテリーサ・パーマーの美貌なのだが、そんな彼女がデイヴを好きになるなど私にとってはあってはいけないアンビリーバボーな出来事で、彼にはもっとヒーローとしての精悍さが欲しかった。
冗談(と言っても半分は本気だけど)はこれくらいにして、『魔法使いの弟子』というからには、師匠であるニコラス・ケイジ扮するバルサザールがデイヴに魔法の特訓を行って、デイヴの魔法の腕前が上達していくというプロセスが想像されるが、実はそういったシーンは重要視されていない。“選ばれし者”であるデイヴには最初から魔法の潜在能力が備わっていて、あとはそれを解き放つきっかけだけがあればいいというわけだ。その辺りには物足りなさを感じるが、クライマックスで覚醒したデイヴが見せてくれる魔法にはちょっとしたカタルシスが味わえる。そして、ヴェロニカが復活してバルサザールも1,000年越しの想いを遂げられるという、ハッピーエンドがこういう作品にはふさわしい。