評 価
File No.
1265
製作年 / 公開日
2009年 / 2010年08月28日
製 作 国
日 本
監 督
江川 達也
上 映 時 間
93分
公開時コピー
今から10日間“王様ゲーム”を続ければ、
あなたの“願い”をかなえます。
突然集められた10人の見知らぬ男女
彼らが集められた、本当の目的とは?
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
石田 卓也
[as スズ]
芦名 星
[as チェーホフ]
窪塚 俊介
[as 殿下]
前田 愛
[as ひこうき雲]
堀部 圭亮
[as 山登り]
山本 浩司
[as 横分け]
夏目 ナナ
[as ヨシツネ]
ジェイ・ウエスト
[as ジョニーB]
佐藤 千亜妃
[as 八王子]
川村 ゆきえ
[as 白兎]
ジェリー藤尾
[as 謎の老人]
木村 佳乃
[as 山咲]
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あ ら す じ
とあるホテルの一室で意識を取り戻した、誘拐まがいの方法で連れて来られた10名の男女。彼
スズ
や彼女
チェーホフ
もそんな中のひとりだった。スズやチェーホフというのはもちろん本名ではなく、これから彼らが参加するゲームで使われる名前だった。2人はそれぞれ部屋で見つけた小さな通路を通って抜け出てみると、そこには自分を含めて10名の見知らぬ男女が集まっていた。
参加者は皆ゲームの主催者である組織と、自分の望みを叶えてもらうことを条件にゲームに参加していたために、異常な状況に置かれていたにもかかわらず、誰ひとりとして逃げ出す者はいなかった。そして、自分がどんな約束を交わしたかを明かしてはならない、本名を語ってはならない、他人を詮索してはならない、というのがルールだった。こうして進行役の
白兎
の宣言により、いよいよ王様ゲームが開始された。
閉鎖された空間で毎日繰り返される王様ゲームに、次第に王様の要求はエスカレートしていき、参加者たちは一様に異常な心理状態に追い込まれていく。やがて、ひとりひとり脱落していく者が現れ、ゲームは思わぬ形で決着を迎えることになる・・・・・。
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たぴおか的コメント
『東京大学物語』の作者で監督の江川達也が再びメガホンを取った作品。芦名星の実物見たさだけで初日舞台挨拶の回に劇場へ行ったのだが、結果は・・・・・さすが江川達也、私の予想を上回る惨憺たる内容だった。見知らぬ10人の男女が集められて、ひたすら王様ゲームをさせられる。なぜその10人が?という疑問には、辛うじて筋の通る説明があるものの、なぜ王様ゲームなのかは全く理解不能。そして、行われるゲームが王様ゲームだけに、負けたところで生命の危険にさらされることなどなく、まして『LIAR GAME』のように大金を失うこともなく、緊迫感というものが一切感じられない。
何度も行われた王様ゲームの中身が、ラストへ意外な繋がりを持つのか?などと最後の淡い期待を抱いたものの、それも結局木っ端微塵にされてしまった。結局、本筋とは何の関係も無い王様ゲームが繰り返されるだけの、実に中身の薄い作品だったということ。それでも最後まで意識を失うことなく観ることができたのは、ひとえに木村佳乃のお陰だった。やはり彼女くらいの存在感があると、作品全体が引き締まって見えるもので、もしも彼女がいなかったかと思うとゾッとする。
ただ、芦名星の赤いボンデージ姿はちょっと見物だった。劇場のロビーに飾ってあった通り、その脚の細さにはついつい目を奪われてしまった(笑)。また、その影に隠れて目立たなかったものの、木村佳乃の黒のボンデージ姿もまた非常に良く似合っていた。