評     価  

 
       
File No. 1280  
       
製作年 / 公開日   2010年 / 2010年09月25日  
       
製  作  国   日  本  
       
監      督   平川 雄一朗  
       
上 映 時 間   93分  
       
公開時コピー   17年ぶり、最悪のタイミングで出逢った彼女。
やっぱり綺麗で、強かった・・・。
 

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   香里奈 [as 松田真紀恵]
北乃 きい [as 涼子]
田中 圭 [as 村田美晴]
中越 典子 [as 美津恵]
塚本 高史 [as 江島]
志賀 廣太郎 [as 真紀恵の父]
辺見 えみり [as 西島の元妻]
佐藤 二朗
加藤 虎ノ介
江口 のりこ
渡部 篤郎 [as 西島涼平]
 
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あ ら す じ    アニメ脚本家の村田美晴はに、小学生の時以来17年間思い続けていた女性がいた。その相手とは、下町でフラワーショップを経営する豪快で男勝りの松田真紀恵だった。いつも真紀恵の店を遠くから眺めるだけだった美晴だが、ある日転機が訪れた。美晴が脚本を書いたアニメで声優を担当するバツイチの西島涼平に連れられて行ったキャバクラで、2人に付いたキャバ嬢スミレの昼の顔が、真紀恵のフラワーショップの店員涼子だったのだ。美晴は真紀恵に1年以上も彼氏がいないことを涼子から聞くと、思い切って真紀恵に話しかけようと決心した。
 ところがちょうどその同じ夜、真紀恵は元彼の江島から呼び出されて、よりを戻さないかとの申し出を受けてしまったのだ。翌日、美晴は真紀恵の店を訪れて小学校時代のクラスメイトだと話しかけるが後の祭り、真紀恵から元彼と再び付き合うことになったと告げられる。けれども、奔放な真紀恵はそれ以来、何かにつけて美晴を引っ張り回すようになり、なかなか自分の気持ちを真紀恵に言えないままに美晴は彼女に付き合うようになる。博物館や公園でのデート、そして隅田川の花火大会でのキス。2人の間の距離は次第に近づいていく。そして、そんな2人を見守る涼子も、最初はキャバ嬢としての自分を軽いノリで涼子を口説いていた涼平が、一人息子に対して見せる優しさに触れ、気持ちが揺れ動き始めるのだった。
 ところが、久しぶりに真紀恵があった美晴はいつもの彼とどこか様子が違った。そして、案の定美晴から別れを切り出される真紀恵。「いつだって真紀恵の恋人が気になる。怒るほど子供じゃないけど、悲しくないほど大人じゃない。もう辛いんだ」そう言って去る美晴を、真紀恵はただ言葉を返せずに見つめるだけだった。
 美晴と会えなくなった真紀恵には、もはや江島との付き合いが魅力を感じられなくなっていた。そして、やっと自分の本当の気持ちに気づいた美晴の背中を、涼平と涼子が優しく後押しするのだった・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    この週末の美人女優主演作第2弾は、香里奈が主演のこの作品。気負わず気楽に観ることができるラブコメディはそうそうハズレることがないのだが、この作品は期待を上回る出来で、久しぶりに余計なことを考えずに笑って楽しめるラブコメディを観た気がする。男勝りの真紀恵を演じた香里奈がハマリ役で、田中圭がそんな真紀恵をひたむきに想う美晴を好演。脇を固めるのが渡部篤郎、北乃きい、そして相変わらずいい味出してる佐藤二朗や、このところ頻繁に見かける塚本高史と、バラエティに富んだキャスティングもこの作品の魅力だろう。
 同じ男である私としては、美晴の気持ちがひじょーによくわかる。というのも、ある時期彼氏のいる女性と付き合った経験があって、その女性がそばにいない時はもちろん、一緒にいる時でさえ彼氏の陰が脳裏から離れずに辛い思いを強いられたものだ。そして結局、美晴と同じように自分から別れを告げたのだが、美晴と違うのは相手が同じ会社の同じ部内だったという点で、そのおかげでしばらくは逆に相手の女性の方が辛い思いをしたようだったが。そんなわけだから、真紀恵が美晴に別れを告げられたシーンではちょっとしたカタルシスを感じたりしたのだが(笑)、そのまま終わってしまってはラブコメにならないから、その後に当然何らかのどんでん返しがあるわけで・・・・・。
 北乃きい扮する涼子とと渡部篤郎扮する涼平の恋の成り行きはちょっと意外。どうでもいいけど、このところプライベートが何かと騒がしい北乃きいは、ちょっと観ない間にずいぶん丸くなったような気がするのだが・・・・・ストレス太りか?