評 価
File No.
1295
製作年 / 公開日
2010年 / 2010年10月16日
製 作 国
アメリカ
監 督
シルヴェスタ・スタローン
上 映 時 間
103分
公開時コピー
最強無敵
凄い男たちが魂で見せる、巨大なる興奮と感動。
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
シルヴェスタ・スタローン
[as バーニー・ロス]
ジェイソン・ステイサム
[as リー・クリスマス]
ジェット・リー
[as イン・ヤン]
ミッキー・ローク
[as ツール]
ドルフ・ラングレン
[as ガンナー・ヤンセン]
エリック・ロバーツ
[as ジェームズ・モンロー]
ランディ・クートゥア
[as トール・ロード]
スティーヴ・オースティン
[as ダン・ペイン]
デヴィッド・ザヤス
[as ガルザ将軍]
ジゼル・イティエ
[as サンドラ]
カリスマ・カーペンター
[as レイス]
ゲイリー・ダニエルズ
[as ザ・ブリット]
テリー・クルーズ
[as ヘイル・シーザー]
ブルース・ウィリス
[as チャーチ]
アーノルド・シュワルツェネッガー
[as トレンチ]
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あ ら す じ
ソマリアのアデン湾に停泊する、武装した海賊たちにジャックされた大型タンカーに近づく一隻のボート。乗り込んでいたのは、自ら“エクスペンダブルズ(=消耗品)”と称する闘いのプロたち。リーダーの
バーニー・ロス
、元英国特殊部隊隊員でナイフの名手
リー・クリスマス
、格闘技の達人
イン・ヤン
、大型銃器のスペシャリスト
ヘイル・シーザー
、爆破のプロフェッショナル
トール・ロード
、狙撃の名手だがジャンキーの
ガンナー・ヤンセン
という面々だった。ロスは人質解放の交渉に臨むが、酩酊状態のガンナーが暴走してしまい、銃撃戦となった末にエクスペンダブルズは人質を無事救出する。しかし、薬物に溺れロスの命令に背いたガンナーを、ロスはチームから除名することとした。
ある日ロスは、
チャーチ
という偽名を名乗る男から教会に呼び出される。そこに呼ばれたのは彼だけではなく、ライバルの傭兵会社を仕切る
トレンチ
も現れた。そしてチャーチは2人に、南米の島国ヴィレーナの独裁者
ガルザ将軍
を排除する仕事を持ちかけた。トレンチはあっさりと身を引いたため、エクスペンダブルズが巨額な報酬で仕事を請け負うことに決まる。そして、ロスはクリスマスを伴って、偵察のために鳥類保護グループを装って島に侵入した。島で2人を迎えたのは将軍の娘ながら反政府運動に加わる
サンドラ
だった。サンドラの案内で圧政に虐げられる民衆を目の当たりにした2人は、政府軍の追ってを撃墜して一旦は島から撤退した。
アメリカに戻ったロスは、仕事の依頼主チャーチがCIAの上級職員であること、そしてCAIの真の目的はガルザ将軍を裏で操り利権を独占する元CIA職員
ジェームズ・モンロー
の抹殺にあったことを知る。CIAの汚いやり口に反感を覚えたロスは、エクスペンダブルズとして依頼から手を引くことを決めるが、一方でサンドラを助けたい一心から単身ヴィレーナへ向かうことを決意する。しかし、ヴィレーナへと向かう機内で彼を待っていたのは、エクスペンダブルズのメンバー4人だった。こうして、モンローとその一味を排除するために、エクスペンダブルズのメンバーは過酷な死闘へと向かうのだった・・・・・。
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たぴおか的コメント
いや〜、よくこれだけのキャストを集められたものだと、実際に観て改めて感心した。ポスターのキャストの中に、アーノルド・シュワルツェネッガーの名を見つけて以来、一体彼がどういう形で登場するのか、多分過去に彼が主演した作品の一部の映像を使うだけだろうと思っていた私にとって、本当にシュワちゃんが登場したのは嬉しい驚きだった。しかも、スタローンとブルース・ウィリスが2人でいるところにシルエットで登場とは、出てきただけでその場をかっさらう、その圧倒的な存在感は健在だった。そんなビッグ3がワンカットに収まるなんて、それだけでもこの作品を観た甲斐があったというものだ。けれども逆に言えば、それ以外の見せ場が今ひとつ期待はずれだったということにもなる。
そんな感動のシーンを除けば、スタローン自身がメガホンを執ったとあって大味な出来の作品だった。ジェイソン・ステイサムやジェット・リーといった旬のアクション俳優を使いながらも、その持ち味が残念ながら生かされていない。銃を撃ちまくる2人よりも、素手での肉弾戦を観たかったと思うのは私だけではないはず。スティーブ・オースティンがエクスペンダブルズの敵だったとは意外だが、スタローンとの重量級同士の肉弾戦を見せてくれるから、それはそれで良かったが、ミッキー・ロークがアクションには全く加わらないのにもちょっとガッカリ。結局見せ場はスタローンがしっかり持って行ってしまうという、お約束の平板な展開に落ち着いてしまっているのがあまりにもったいない。