評 価
File No.
1307
製作年 / 公開日
2010年 / 2010年11月06日
製 作 国
アメリカ
監 督
デヴィッド・スレイド
上 映 時 間
125分
公開時コピー
戦う、愛のために
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
クリステン・スチュワート
[as イザベラ・マリー・スワン]
ロバート・パティンソン
[as エドワード・カレン]
テイラー・ロートナー
[as ジェイコブ・ブラック]
アシュリー・グリーン
[as アリス・カレン]
ジャクソン・ラスボーン
[as ジャスパー・ヘイル]
ニッキー・リード
[as ロザリー・ヘイル]
ケラン・ラッツ
[as エメット・カレン]
ピーター・ファシネリ
[as カーライル・カレン]
エリザベス・リーサー
[as エズミ・カレン]
ダコタ・ファニング
[as ジェーン]
キャメロン・ブライト
[as アレック]
ダニエル・クドモア
[as フェリックス]
チャーリー・ビューリー
[as ディミトリー]
ブライス・ダラス・ハワード
[as ヴィクトリア]
ハヴィエル・サミュエル
[as ライリー]
ジョデル・フェルランド
[as ブリー・ターナー]
チャスク・スペンサー
[as サム・ウーレイ]
アレックス・メラズ
[as ポール]
ブロンソン・ペルティエ
[as ジャレッド]
キオワ・ゴードン
[as エンブリー・コール]
タイソン・ハウスマン
[as クイル・アテアラ]
ジュリア・ジョーンズ
[as リア・クリアウォーター]
ブーブー・スチュワート
[as セス・クリアウォーター]
ティンセル・コーリー
[as エミリー]
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あ ら す じ
一刻も早く自分を
エドワード
と同じヴァンパイアにして欲しいと願う
ベラ
の気持ちを察しながらも、一方ではこのまま人間として生きて欲しいと願うエドワード。そして、ベラに対してストレートに熱い想いをぶつけてくる、ヴァンパイアとは宿敵の人狼・
ジェイコブ
。突如フォークスの町に現れた凶悪なヴァンパイア・
ヴィクトリア
をカレン一家が追っていた際に、
エメット
がヴァンパイアと狼族との間で決められていた境界線を越えてしまい、両種族の間に未だかつてない緊張が走っていた。
そんな中、シアトルでは死者や行方不明者が続出する事件が起きていた。その裏には“ニューボーン(新生者)”と呼ばれる、人間から転身したばかりのヴァンパイアの集団がいて、彼らを率いるのは、かつてフォークスで暮らしていて行方不明となった
ライリー
だった。さらに、ライリーの背後で彼を操っていたのが、恋人ジェームスをエドワードに殺されたことを恨みに思うヴィクトリアだったのだ。そして、彼らニューボーンの目的はカレン一家襲撃にあることを
アリス
は予知能力で感じ取っていた。
命がけの過酷なものになるであろう戦いに、ジェイコブたち狼族が協力を申し出てきた。そして、そんな状況を冷ややかな目で見守るヴォルトゥーリー一族のヴァンパイア・
ジェーン
たち。そしてついに、ニューボーンたち一団がフォークスの町にやってきた。こうして、カレン一家と狼族が手を組んで、ニューボーンたちを迎え撃つ壮絶な戦いが始まるのだった・・・・・。
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たぴおか的コメント
ヴァンパイアと人間の少女の禁断の恋を描いた、トワイライト・サーガの第3作目。私はてっきり3部作だと思い込んでいたら、どうやらまだ続きがあるらしい。ジャスパーやロザリーの過去のエピソードども挿入されていて、「なぜ今さら?」と疑問を感じたのも、これで終わりだと思っていたからこそだ。本国ではこのシリーズは絶大な人気を博して盛り上がっているのだが、なぜか日本では今ひとつ盛り上がりに欠けるようだ。そのせいか、最寄りのシネコンでは日本語吹替版のみの上映のため、隣の市まで出張せざるを得なくなった。私はアメリカ人同様にこのシリーズは非常に気に入っているのだが、もしかしたら1作目を見る前から主演のクリステン・スチュワーに対する思い入れがあったせいかもしれない(詳しくは『ゴースト・ハウス』のコメントをご覧あれ)。
そもそもただでさえ永年の主敵同士だったヴァンパイアのエドワードと人狼のジェイコブが、ベラを巡ってさらに複雑に絡んだ三角関係となったワケだが、3人の関係にどう決着が着くかは最終章へ持ち越しのようだ。その三角関係ゆえに今回はヴァンパイアと人狼が初めて協力して敵と戦うことになる、まさに呉越同舟状態だ。その共通の敵が、1作目から登場している凶悪なヴァンパイア3人組の生き残りのヴィクトリアなのだが、今回のエンド・クレジットでブライス・ダラス・ハワード(M・ナイト・シャマラン監督の『ヴィレッジ』、『レディ・イン・ザ・ウォーター』に主演)が演じていたことを知って驚いた。確認してみたら、やはり前2作でヴィクトリアを演じていたのはレイチェル・レフィブレで、道理でどこか今回のヴィクトリアに違和感を感じたわけだと納得。
人間の血が残っているためにカレン一家よりも力で勝るという新生者とカレン家との戦いがさぞかし壮絶なものになるのかとあ思ったら、人狼の協力もあったためか意外にもカレン家側の圧勝に終わったのは、やはりこの作品がヴァンパイアをモンスターとして捉えているのではなく、あくまでエドワードとベラ、そしてジェイコブのラブストーリーがストーリーの根幹となっているためだろう。エドワードに強く惹かれながらも、自分でも気づかない心の奥底ではジェイコブに対しても単なる友人以上のものを感じているベラだが、実はヴァンパイアになろうと決心したのはエドワードへの思いだけが理由ではなかったのはちょっと意外だった。冷静に考えればエドワードよりもジェイコブを選ぶ方がベラにとって幸せなのは明らかだが、損得勘定だけでは動かないのが恋愛だ。「もしもベラが俺を選んだら俺を殺したいと思うか?」というジェイコブの問いに対して、「ベラが悲しむから」と答えたエドワードには、同じ男としてちょっと感動してしまった。本当にベラのことを一番に考えているいい奴なんだね、エドワードって。
完結編では、ヴォルトゥーリー一族とカレン一家との決着も気になるところだ。今回はダコタちゃんだけの登場だったが、次作では当然マイケル・シーン(ライカン(狼男)を演じたりヴァンパイアを演じたり、ことモンスターに縁のある俳優だ)扮するアロも登場するだろうし、オールキャストで盛大に盛り上げてほしいものだ。