評     価  

 
       
File No. 1318  
       
製作年 / 公開日   2010年 / 2010年11月20日  
       
製  作  国   日  本  
       
監      督   長江 俊和  
       
上 映 時 間   90分  
       
公開時コピー   第2章は寝室2部屋、恐怖2倍。  

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   中村 蒼 [as 山野幸一]
青山 倫子 [as 山野春花]
 
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あ ら す じ    2010年9月、東京都世田谷区。アメリカ旅行中に交通事故に遭って両脚を複雑骨折してしまい、半年の車椅子生活を強いられることとなった春花が、父・繁幸と共にタクシーで帰宅した。2人を出迎えたのは春花の弟・幸一で、久しぶりに家族が揃ったのも束の間、繁幸は翌日から仕事で家を空けることとなった。
 ある朝春花が目覚めると、ベッドの脇に置いたはずの車椅子が、窓際に移動していることに気がついた。春花は幸一のいたずらではないかと疑ったが、幸一は春花の部屋には入っていないと言う。そして幸一は、冗談半分で部屋に目に見えない何かがいるのではないかなどと言い、春花が嫌がるのにもかかわらず彼女の部屋に盛り塩をしておいた。ところがその翌朝、その塩が散乱した状態で発見され、その日の夜から幸一は春花の部屋にビデオカメラを設置し、夜中の部屋の中で起きる一部始終を撮影することにした。
 最初は不審な音が録音されていただけだったが、次第に明らかに目に見えない何物かが春花の部屋に侵入しているとしか思えなような映像が記録されるようになっていく。超常現象が起きていることを認めざるを得なくなったある日、春花は幸一にそれまでは黙っていた有る事実を話して聞かせるのだった・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    あの『パラノーマル・アクティビティ』の『第2章』というからには続編に相当すると思われる作品が、思いもしなかった日本で制作されたとあって、「どっちが面白い?」という興味が強かったのに加えて、『イッツ・ア・ニューデイ』『ネコナデ』の青山倫子が出演というのにも惹かれて観てきた。そして、やっぱり青山倫子は相変わらず綺麗だった(笑)。ちなみに、上映前に本家アメリカの『パラノーマル・アクティビティ 2』の予告編が上映されるとは、さすが東宝さん、やることにソツがないというか、抜け目がないねぇ。
 それにしてもこの作品、伊達に『第2章』を名乗っているワケではなく、一応本家オリジナルの結末を引き継いでいるところは感心した。つまり、前作で悪魔に取り憑かれて恋人のミカを殺し行方不明になったケイティーを、青山倫子扮する春花が車で撥ねてしまったという設定になっているのだ。さらに、その事故で春花が両脚を骨折してしまい自立歩行ができない状態にあることが、特に作品のクライマックスでは大きな効果を生み出している。青山倫子の迫真の演技は要チェックだ。そして、その春花がまたもや行方不明とは、さらに第3章をも作るつもりなのだろうか・・・・・まさかね(笑)。
 最初に話を戻すと、本家オリジナルと和製続編のどちらが面白いかと尋ねられれば、やはり日本人の怖がるツボを確実に押さえているように思える今回の作品に軍配を挙げざるを得ないだろう。そもそもオリジナルは夜中にドアが開いたり部屋に足跡が付いたりといった小ネタで観る者を焦らし過ぎた感があり、それが不満でもあった。そんな意味でも、観る者をストレートに怖がらせようというサービス精神が感じられるこの作品の方が個人的には好きだ。それと・・・・・どうでもいい話だけど、オフィシャルサイトの「Special」にアントニオ猪木や優木まおみ他5本の絶叫リアクション映像が掲載されていて、その中でもヤンキー映像は笑えてオススメ・・・・・って、本編じゃなくてリアクション映像を勧めてどうする!?