評     価  

 
       
File No. 1363  
       
製作年 / 公開日   2010年 / 2011年02月11日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   トッド・ウィリアムズ  
       
上 映 時 間   91分  
       
公開時コピー   遂に、本当の衝撃映像が明かされる。  

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   ケイティー・フェザーストーン [as Herself]
スプレイグ・グレイデン [as クリスティ・レイ]
ブライアン・ボーランド [as ダニエル・レイ]
モリー・イフラム [as アリ・レイ]
ミカ・スロート [as Himself]
セス・ギンスバーグ [as ブラッド]
ジャクソン・ゼニア・プリートー [as ハンター・レイ]
ヴィヴィス・コルテス [as マーティン]
 
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あ ら す じ    2006年。カリフォルニア州のとある小さな町で暮らすレイ一家。ある時、一家が旅行から帰宅すると、家の中が何者かに荒らされていることに気づくが、不思議なことに金目のものは何一つ盗まれていなかった。一家の長・ダニエルはセキュリティのために6台の監視カメラを設置するが、その日以来カメラには次々と不思議な現象が録画されるようになる。
 誰もいないプールに浮かんでいたはずの浄化器が勝手にプール外へ飛び出したり、生まれたばかりの赤ん坊・ハンターのお守りをしながら留守番をしていたアリが、勝手に閉まったドアのために家の外へ閉め出されたり、見えない何物かに向かって吠え続けた犬が、突如瀕死の重傷を負ったりと、超常現象は次第にエスカレートしていく。
 ダニエルの妻・クリスティの姉・ケイティーとその恋人・ミカをも巻き込んで、レイ一家の超常現象は、やがて恐るべき結末をもたらすのだった・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    昨年1月に公開されて話題となった『パラノーマル・アクティビティ』の続編だが、時間軸的には前作がスタートする以前から前作の終わりまでの期間をカバーした作品になっている。コピーには“遂に本当の衝撃映像が”なんてあるものの、作品としての怖さといい完成度といい前作の方が勝っていると思うし、更に言うならば、それら2作品よりも和製『第2章』の方がさらに上を行っている。
 上映前に、「エンドロール終了後に衝撃映像があるから席を立たないように」なんて警告を見せられて、一体何が見られるのかとちょっと期待して待っていたら、「続編制作決定」。これの一体どこが衝撃映像なんだ?という疑問と共に、これ以上続編を制作しても無駄じゃないだろうか?、そう思える今回の2作目だった。
 前作の主人公だったミカとケイティーと同じ名前の登場人物がいるのにまず疑問を覚え、“ミカ死亡の60日前”というテロップを観て「1作目とオーバーラップしているな」と気づいた。ただ、肝心のこの作品のクライマックスも、結局は前作にすべての責任を負わせるような形になっているのはあまりにオリジナリティがなくて納得がいかない、というか、ズルいと思う。3作目が一体どういう設定になっているのかはわからないが、この2作目を観る限り怖がらせ方がパターン化してしまっていて、1作目以上のインパクトを期待するのはもはや無理じゃないかな。柳の下にドジョウは2匹も3匹もいるわけはないと思うのだが。