評     価  

 
       
File No. 1386  
       
製作年 / 公開日   2010年 / 2011年04月01日  
       
製  作  国   日  本  
       
監      督   英 勉  
       
上 映 時 間   93分  
       
公開時コピー   おしえて、
ワタシの
モテコーチ!!
 

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   溝端 淳平 [as 小宮山ヨウ]
大野 いと [as 長嶋晴菜]
菅田 将暉 [as 田村史也]
逢沢 りな [as 小宮山麻美]
古川 雄輝 [as 朝丘唯]
宮澤 佐江 [as 高橋真巳]
岡本 玲 [as 栗原まこと]
増田 有華 [as 松坂麗央奈]
池田 依來沙 [as 竹本]
塚地 武雅 [as TSUKAXILE]
温水 洋一 [as ヌク公/臼井先生]
 
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あ ら す じ    中学時代、明けても暮れてもソフトボール漬けの毎日を過ごしてきた長嶋晴菜は、高校生になったらソフトボールとは訣別して恋にすべてを捧げようと決意した。ところが、実際に高校に入学して半年が過ぎたものの、ナンパのスポットと言われる“ヌク公”前で精一杯のおしゃれをしてたたずんでいても、どこかちぐはぐなファッションのに加えて全身から異常なまでに恋したいオーラを発している晴菜に声をかける男は誰ひとりいなかった。「もう誰でもかまわない!」とばかりに、晴菜はアンケートで声をかけてきた男を追いかけてみるが、転倒してしまい男には逃げられた挙げ句、靴も片方をどこかへ飛ばしてしまう。ところが、そんな晴菜の靴を拾ってくれたのは、見るからにモテそうなイケメンの小宮山ヨウだった。
 その翌日。親友高橋真巳から「独学限界があるから誰かコーチが必要だ」と指摘された晴菜の前にヨウが偶然通りかかった。ヨウが同じ高校の先輩であることを知った晴菜は、自分のモテコーチになって欲しいと懇願する。最初は面倒くさがってとりつく島もないヨウだったが、晴菜のソフトボールの試合のビデオを何気なく観てその真っ直ぐさに心を動かされたヨウは、条件付きで晴菜のモテコーチを引き受けることにした。その条件とは、「晴菜は絶対にヨウのことを好きにならない」というもので、もしも晴菜がヨウを好きになったらその時点でコーチは終了となるのだ。こうして晴菜へのモテコーチのレッスンは、ヨウの妹小宮山麻美や、ヨウの親友田村史也朝丘唯らをも巻き込んで始められた。
 ヨウのコーチを受けるうちに、晴菜は普段はクールなヨウが時折見せる優しさに惹かれていく自分に気づく。けれども、その気持ちを告白したらコーチは終了となってしまうために、必死で自分の気持ちを抑えようとする晴菜。そんな晴菜の前に現れた元カレへの想いを断ち切れずに悩む栗原まことに頼まれて、晴菜は彼女がヨウの元カノであるとも知らずに、まことからヨウへ宛てた手紙を渡すよう頼まれてしまう・・・・・。まことの想いと、打ち明けることができない自分の想いとの板挟みになった晴菜の選択は・・・・・?
 
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たぴおか的コメント    監督の英勉さん、それに撮影の藤本信成さんが今の会社に出向する前に経理を担当していた会社の演出家及びカメラマン・・・・・・であることを知っていれば迷わず劇場へ向かったのだが、残念ながらそのことを知ったのはエンドクレジットを観てのことで、実は観ようかどうかかなり迷っていた作品(観客の年齢層低そうだし^-^;)。実際には私と同じ年齢層の男性が結構いて安心したのだが。
 現実には絶対にあり得ないような設定のラブコメだが、どうせあり得ないなら思い切って徹底的にとでも言わんばかりの内容には、かえって好感が持てる。晴菜役の大野いとはSEVENTEENの専属モデルらしいが、北川景子のような典型的な美人タイプではなく、どちらかと言えばファニーフェイスなのがこの作品の役柄にピッタリだ。演技は初めてのためにかなり力が入り過ぎているように思えるシーンも少なくないが、こういうコメディ作品であればそんな大袈裟にも思える演技も逆に似合っていると言っていいんじゃないかな。
 結末はわかってはいるんだけど、晴菜がヨウを好きになってしまい、どっちにしてももう終わりなんだからとヨウの元カノ・まことの手紙をヨウに渡すシーンにはちょっとグッときた。そのまことを演じていたのが岡本玲チャンだったとは、エンドクレジットを観てもまだ気がつかなかったのは不覚(笑)。
 溝端淳平は確かにイケメンだろうけど、あれほどまでにモテモテとは・・・・・こういう役柄を演じられるなんて役者冥利に尽きるんじゃないだろうか・・・・・正直とっても羨ましいぞ(笑)。