評     価  

 
       
File No. 1394  
       
製作年 / 公開日   2011年 / 2011年04月22日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   アイヴァン・ライトマン  
       
上 映 時 間   108分  
       
公開時コピー   抱きたい、
抱かれたい、
そんなときだけ。
 

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   ナタリー・ポートマン [as エマ]
アシュトン・カッチャー [as アダム]
ケヴィン・クライン [as アルヴィン]
グレタ・カーウィグ [as パトリス]
ミンディ・カリング [as シーラ]
リュダクリス [as ウォレス]
オリヴィア・サールビー [as ケイティ]
ジェイク・M・ジョンソン [as エリ]
タリア・バルサム [as サンドラ・カーツマン]
オフェリア・ラヴィボンド [as ヴァネッサ]
ベン・ローソン [as サム]
ジェニファー・アーウィン [as メーガン]
 
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あ ら す じ    週80時間も働きづめで恋をする暇もない医師のエマはある日、子供の頃にキャンプで知り合ったアダムと再会し、その場の勢いで一線を越えて体の関係を結んでしまう。すっかりその気になったアダムだったが、エマはそんなアダムに思わぬ提案を持ちかけてきた。それは、デートや恋愛感情、嫉妬や束縛は一切抜きで、ヤリたい時だけメールで呼び出すというセックス・フレンドの関係だった。
 2人は気楽にストレスを発散できる関係に夢中になるが、やがて2人の気持ちに少しずつズレが生じてくる。次第にエマに対する恋愛感情を抑えられなくなっていくアダムと、恋愛感情に引きずられることを怖がり、あくまでセックス・フレンドという関係を固持するエマ。けれども、アダムとの間に冷却期間を置こうと「他の女を抱いて」と言ってしまったエマも、アダムの相手の女性に嫉妬している自分に気づく。
 そんなエマをアダムは、思い切ってデートに誘う。そして、正直な気持ちをエマにぶつけるのだが・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    5月11日に公開となる『ブラック・スワン』で初ノミネートにしてアカデミー賞主演女優賞を獲得したナタリー・ポートマン主演のラブコメディ。今まで数多くの作品に出演してきた彼女だが、私の知る限りではこれが初のコメディ作品になるはずで、その意気込みの表れかどうかはわからないが、彼女はこの作品のエグゼクティブ・プロデューサーにも名を連ねている。撮影は『ブラック・スワン』よりこちらの方が後だったこの作品の方が先に公開されることとなったようだ。
 相手役にこの手の作品はお手のもののアシュトン・カッチャーを配したのは正解だ。私が観た感じでは、さすがにナタリーひとりではいささか物足りないコメディになっていたような気がするから。その辺りが7個というちょっと物足りないような星の数にも表れている。まぁ、そんなふうに思うのは私だけかもしれないし、事実ラブコメとしても及第点をあげられる内容ではあったと思う。
 相手に対して嫉妬しない、束縛しないといういわゆる完全に割り切ったセックス・フレンドから2人の関係がスタートするのだが、(自分は部外者だ、みたいな言い方だけど)世の男性諸君は本当にそんな関係が羨ましいと思うのだろうか?割り切った関係とはいえ、キライな相手とはそんな関係を持つ気になどなれないのだから、当然ある程度いやそれ以上の好感を抱いているのは間違いない。そんな相手から「他の女性を抱いて」なんて言われて喜ぶ奴はいるのか?むしろ嫉妬され束縛される方が、自分の存在感が感じられると思う私は間違ってるのだろうか。
 別にナタリーのヌードが観たいわけじゃないけど(他の作品では結構大胆に脱いでいるし)、キワドさを売りにした作品の割に、ナタリーが出し惜しみしているかのように思えるのもマイナスポイントかな。ただ、ラストでアダムがエマに言った台詞「それ以上近づいたら・・・・離さないぞ」は非常に気に入った。機会があれば使ってみようかな?なんて思ってたりして(笑)。