評     価  

 
       
File No. 1430  
       
製作年 / 公開日   2010年 / 2011年06月18日  
       
製  作  国   韓  国  
       
監      督   チャン・ユジョン  
       
上 映 時 間   112分  
       
公開時コピー   運命かどうかなんて、
進んでみなくちゃわからない
 

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
キ ャ ス ト   イム・スジョン [as ソ・ジウ]
コン・ユ [as ハン・ギジュン]
チョン・ホジン [as ジウの父]
リュ・スンス [as ギジュンの義兄]
チョン・スギョン [as 先輩]
イ・チョンア [as ジウの妹]
 
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
あ ら す じ    ミュージカルの舞台監督を務めるソ・ジウはある日、仕事中にお見合い相手のチェからプロポーズされる。パイロットのチェはルックスも金銭的にも結婚相手としてこれ以上はないというほどの相手だったが、ジウは素直にチェからのプロポーズを受けることができなかった。なぜなら、ジウには10年前にインド旅行で出会った、忘れることができない初恋の相手がいたからだった。
 旅行代理店で働くハン・ギジュンは、融通が利かないほど真面目な性格が災いし、契約も取れずに上司から叱責を受ける毎日を送っていた。そんなギジュンは仕事に嫌気がさし、会社を辞めて独立起業することを決意する。こうして“初恋探し株式会社”を始めたギジュンだったが、まともな客はなかなか訪れなかった。
 そんなある日、“初恋探し株式会社”を訪れた客は、父親に半ば強制的に引っ張ってこられたジウだった。ジウの父は、彼女が結婚に踏み切れないのは初恋のせいで、ジウの初恋に決着を着けるべく相手の男キム・ジョンウクを探すために、ジウを無理矢理連れてきたのだった。初めてまともな依頼を受けたギジュンは、キム・ジョンウクという名前だけを頼りにジウの初恋探しに俄然張り切るのだった。
 自分が依頼した仕事のためとはいえ、ミュージカルの開場にまで押しかけてくるギジュンに辟易するジウ。そんな2人を見た周囲のスタッフは、恋人同士と勘違いしてジウを冷やかす始末だった。しかし、ギジュンと触れ合ううちに彼の誠実さと優しさを知り、次第にジウの気持ちは揺れ始める。そして、やがて大きな転機が訪れる。ギジュンの“初恋探し株式会社”に、探していたキム・ジョンウク本人がジウを探して欲しいと依頼に訪れたのだった・・・・・。
 
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
たぴおか的コメント    公開2週目の劇場に訪れていた観客は、相変わらずほとんどが女性。しかも、年齢層は結構高い(笑)。席をひとつ空けた隣に陣取っていたおばちゃん3人組の迷惑なおしゃべりにうんざりさせられたのだが、作品の内容もパッとしなかった。ジウとギジュンが結ばれるのが最初から見え見えのストーリーには目新しさもなく、韓流の笑いの取り方にももう慣れてしまって心の底から笑えるようなシーンもない。
 さらにツラかったのが、主人公のジウを演じたイム・スジョンが、美女の多い韓流女優の中にあって、お世辞にも美人とは呼びがたいルックスだったことだ。ミュージカルに出演するシーンではさすがにボサボサの髪を綺麗に束ねてメイクもバッチリで、美人と言ってもいいとは思ったが、正直好みとは言いかねる。この作品を観に訪れていた根っからの韓流ファンと思われるオバチャン達とは違い、私の場合は演じている俳優や女優で作品を選ぶクチだから、キャスティングが作品自体の評価に大きく関わってくるのだ。
 その点、ギジュンを演じたコン・ユは、ちょっと若い頃の中村雅俊を思わせるややタレ目気味の柔和な表情に好感が持て、嫌味のないイケメンだ。くそ真面目なギジュンにうってつけのキャラクターだと言えるだろう。そして、彼の方がイム・スジョン扮するジウよりも笑いを取れるシーンが圧倒的に多かった気がする(まぁ、笑いが取れると言っても、先に書いたとおりニャっとする程度で、吹き出したりするほどの爆笑シーンではないが)。例えば、日の暮れた山中で迷子になり、ジウを背負って山小屋にたどり着いた時の様子とかね。