評     価  

 
       
File No. 1436  
       
製作年 / 公開日   2011年 / 2011年07月08日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   D・J・カルーソー  
       
上 映 時 間   110分  
       
公開時コピー  
ナンバー4、覚醒
その“力”に、集結せよ。
 

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   アレックス・ペティファー [as ジョン・スミス/ナンバー4]
ティモシー・オリファント [as ヘンリー]
テリーサ・パーマー [as ナンバー6]
ディアナ・アグロン [as サラ]
カラン・マッコーリフ [as サム]
ケヴィン・デュランド [as モガドリアン司令官]
ジェイク・アベル [as マーク]
ジェフ・ホッヘンドナー [as ジェームズ保安官]
パトリック・セベス [as ケヴィン]
グレッグ・タウンレイ [as ナンバー3]
リューベン・ラングドン [as ナンバー3の守護者]
エミリー・ウィッカーシャム [as ニコル]
 
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あ ら す じ    邪悪な異星人モガドリアンの侵略を受けた惑星ロリエン。特殊な能力を持つ9人の子供たちがその守護者と共に地球に逃れ、ロリエンは滅んだものの、9人は世界各地に散らばって正体を隠しながら生きていた。しかし、モガドリアンの魔手は地球にまで及び、9人はナンバー1から順にナンバー3までが命を落としていった。
 アメリカで守護者・ヘンリーに守られながら暮らすナンバー4は、ナンバー1からナンバー3までが次々と殺されたことを察知する。そして、ヘンリーの指示のもと、ダニエルという名前を捨て、モガドリアンに感づかれる前に自分が暮らしていた痕跡をすべて消し去って、新たな逃亡の地へと向かった。
 オハイオ州の田舎町・パラダイスに落ち着いたナンバー4は、ジョン・スミスと名乗って新しい生活を始めた。そして、転校初日に写真が趣味の美少女サラや、UFOを研究している科学オタクのサムと知り合う。そして、ジョンとサラは互いに強く惹かれ合うが、それを快く思わないのがサラの元カレマークで、ジョンがサラに急接近したことに加え、マークたちグループがいじめの対象にしていたサムをかばったことから、ジョンはマークたちと完全に対立するのだった。
 そんな中、モガドリアンの魔手は次のターゲットであるジョンに迫りつつあり、ヘンリーはジョンに次の地へ逃亡すると告げる。けれども、自らの体に宿っていた特殊なパワーが覚醒しつつあったジョンは、逃げるだけだった今までの生活に訣別し、モガドリアンと戦う道を選択する。そして、ついにジョンの居場所を探し当てたモガドリアンによってヘンリーが命を落としてしまい、ジョンやサラ、サムまでもが窮地に追い込まれてしまう。そんなジョンたちに加勢したのは、やっとのことでジョンを探し当てたナンバー6だった。こうしてジョンは、ナンバー6と共にモガドリアンたちとの闘いに身を投じていく・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    ストーリーはシンプルでありきたりと言えるかもしれないが、私はこの手のストーリーには極めて弱いのだ。超人的な能力を持つ主人公がその力に覚醒して、同じ特殊な能力を持つ仲間と共に的に挑んでいく。この作品1本で完結させてもおかしくないが、続編への期待も抱かせて、早くも私はナンバー4からナンバー9の6人が揃うまでシリーズ化して欲しいと強く願っている状態だ。
 主人公のナンバー4を演じたアレックス・ベティファーのルックスが、いわゆる単なるイケメンじゃなくて精悍さも兼ね備えているところに好感が持てる。そして何よりも、ナンバー4の恋人になるサラを演じたダイアナ・アグロンの可愛さは特筆すべきで、私にとってはストライクど真ん中。ナンバー6役のテリーサ・パーマーも美人でカッコイイ。いじめられ役の科学オタク・サムが思いのほか深くナンバー4に関わってきて、もし続編が製作されるなら、残念ながらサラは登場しないだろうが、サムの方は間違いなくメイン・キャラとして出演が決まっているようなものだ。
 敵対するモガドリアンがいかにも邪悪そのものといった風体で、ナンバー1からナンバー9を追って地球にまでやってくるとは、相当執念深いようだ。彼らがなぜそこまでしてナンバー1から9までを根絶やしにしようとするのか、今ひとつ説得力に欠ける気はするが、奴らが次々ナンバー4とナンバー6に倒されていくのを観るのは爽快で、一種のカタルシスを覚えるね。
 気になっていたのが、ナンバー4が引っ越す時にこっそりとトラックの荷台に忍び込んだ緑色のトカゲ君。そのトカゲ君が次は犬に変身して、まんまとナンバー4に飼われることになった時には、いつかナンバー4に牙を剥くんじゃないかと不安にさせられたが、実はナンバー4を守るキマイラだったとはね。ドラクエに登場するキメラとはイメージが全く異なるけど、どうやらこの作品に登場するキマイラの方が本来のイメージに近いようだ。
 それにしても、『ヒットマン』でスキンヘッドの殺し屋を演じたティモシー・オリファントが、ナンバー4の守護役で出演しているけど・・・・・彼って、あんなにオッサンだったっけ?