評     価  

 
       
File No. 1445  
       
製作年 / 公開日   2011年 / 2011年07月29日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   マイケル・ベイ  
       
上 映 時 間   154分  
       
公開時コピー   裏切ったのは、
  人類か、友なのか
 

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   シャイア・ラブーフ [as サム・ウィトウィッキー]
ジョシュ・デュアメル [as レノックス]
ジョン・タートゥーロ [as シモンズ]
タイリス・ギブソン [as エップス]
ロージー・ハンティントン=ホワイトリー [as カーリー・スペンサー]
パトリック・デンプシー [as ディラン]
フランシス・マクドーマンド [as ミーリング]
ケヴィン・ダン [as ロン・ウィトウィッキー]
ジョン・マルコヴィッチ [as ブルース・ブレイゾス]
ジュリー・ホワイト [as ジュディ・ウィトウィッキー]
アラン・デュディック [as ダッチ]
ケン・ジョン [as ジェリー・ワン]
グレン・モーシャワー [as モーシャワー将軍]
レスター・スパイト [as エディ]
 
声 の 出 演   ピーター・カレン [as オプティマス・プライム]
ヒューゴ・ウィーヴィング [as メガトロン]
フランク・ウェルカー [as ショックウェーヴ/サウンドウェーヴ]
レナード・ニモイ [as センティネル・プライム]
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あ ら す じ    1969年。アポロ11号が月面着陸に成功し、アームストロング船長とオルドリン操縦士が人類で初めて月面に降り立った。ところが、その偉業の影に、ある重大な事実が隠蔽されていた。月の裏側(ダークサイド)には、ディセプティコンとの戦いに敗れ、故郷であるサイバトロン星から脱出したトランスフォーマーたちの宇宙船が不時着していたのだった。
 現代。NASAと合衆国政府がひた隠しにしてきた秘密を知った、オプティマス・プライムらオートボットたちは月に飛び、宇宙船の中からセンティネル・プライムを救い出した。ところが、復活したセンティネルはオプティマスらオートボットを裏切り、敵対していたはずのディセプティコン側に与するのだった。
 恋人カーリー・スペンサーの部屋に居候するサム・ウィトウィッキーは、カーリーの上司である社長のディランの口添えもあり、やっとのことで就職できた会社で再び悪夢に見舞われる。彼に何らかのメッセージを伝えようとしたジェリー・ワンがビルから転落死してしまい、さらにはオフィス機器に姿を変えていた金属生命体トランスフォーマーが人間に襲いかかってきたのだった。
 センティネルが率いるディセプティコンたちの攻撃は激しさを増し、さらに彼らはアメリカ政府に対してある要求を突きつけてきた。それは、地球人に味方するオプティマスらオートボットを追放することだった・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    28日の前夜祭は時間が早かったために諦め、29日の初日のレイトショーに臨んだのだが、観客の数は思ったよりも多かった。そして、154分という相変わらずの長尺の作品は、これもまた相変わらずゴチャゴチャとしてどちらが味方でどちらが敵かワケのわからないオートボットとディセプティコンの戦いに落ち着くのだが、その映像の迫力は今回初めて3D化されたことも加わって、必見の出来映えと言っていい。なんちゃって3Dの作品が多い中、久しぶりに3Dの迫力を堪能できる作品だ。特に、高速でサムを乗せたビーがディセプティコンに襲われ、トランスフォームを繰り返すシーンなどは圧巻。また、予告編で何度も観たものの、ビルがワームに破壊されるシーンは作り物感が感じられず、迫力充分だ。とどまることなく進化し続ける、そんな映像には毎回驚かされるね。
 今回はシャイア・ラブーフ扮するサムの恋人役だった、ミーガン・フォックスが降板したということで、彼の新しい恋人を演じるのはロージー・ハンティントン=ホワイトリー。美人であることは間違いないのだが、着ている服は水商売のお姉ちゃんとしか思えないような衣装ばかりで、やっぱり私にはミーガンの方が遙かに魅力的に思えるし、サムの恋人として釣り合いがとれているかというと大いに疑問がある。
 人間のくせにディセプティコンに荷担するディランが、パトリック・デンプシーにあまりに似ていてずっと気になっていたのだが、エンド・クレジットを観たら紛れもない彼本人であることを知り驚いた。今までこういったアクションの絡む作品に彼が出演したのを私は観たことがなければ、彼が悪役を演じるのを観るのもこれが初めてだ。
 確かにストーリーは大味だし、突っ込み所満載ではあるけど、この作品はそもそも緻密なストーリーを楽しむ作品ではないから、これほどの3D映像を堪能できればそれでよしとすべき。