評 価
File No.
1470
製作年 / 公開日
2010年 / 2011年09月17日
製 作 国
アメリカ
監 督
ジョン・カーペンター
上 映 時 間
89分
公開時コピー
逃げることは許されない、
本当の恐怖を知るまでは
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
アンバー・ハード
[as クリステン]
メイミー・ガマー
[as エミリー]
ダニエル・パナベイカー
[as サラ]
ローラ=リー
[as ゾーイ]
リンジー・フォンセカ
[as アイリス]
ミカ・ブレーム
[as アリス]
ジャレッド・ハリス
[as ストリンガー医師]
サリー・セイラー
[as タミー]
スザンナ・バーニー
[as ラント看護師]
D.R.アンダーソン
[as ロイ]
ショーン・クック
[as ジミー]
ジリアン・クラマー
[as アリスの幽霊]
マーク・チャンバーリン
[as Mr.ハドソン]
アンドレア・ペティ
[as Mrs.ハドソン]
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あ ら す じ
1966年。20歳の
クリステン
は、とある農家に放火して警察に捕らえられ、精神病棟に送られてしまう。ボロボロのぬいぐるみを抱く
ゾーイ
美人だがなぜかクリステンに冷たく接する
サラ
、絵を描くのが好きな
アイリス
、そして
エミリー
の4人と共に個室をあてがわれ、奥の病棟に隔離されたクリステンは、最初の夜から見えない人の気配を感じて不安を抱く。精神に異常を来していることを自覚する他の4人と自分は違うと信じていたクリステンだが、担当の
ストリンガー医師
との面接で、火事を目撃したことと自分の名前以外、一切の記憶を失っていたことに初めて気づくのだった。
さらにその夜、廊下を歩く奇妙な女性の姿を目撃したクリステンは、少女たちにそのことを話してみるが、なぜか4人は何かに怯えるように口を閉ざす。そして、ついにある日、それまでの静寂を打ち破るような出来事が起きる。アイリスが姿を消してしまったのだ。そして、そのことで他の少女たちは更に怯えるようになった。クリステンはそんな彼女たちを問い詰めて、驚くべき事実を知る。かつてこの病棟に隔離されていた
アリス
という少女の暴力に耐えられなくなり、他の少女たちは共謀してアリスを殺してしまったというのだ。そして、そのうちの1名で、クリステンが今いる部屋にいたという
タミー
が既に姿を消していたのだ。やがて、アリスの亡霊の魔手は次々と少女たちに襲いかかり、サラ、エミリーが消えていく。
次は自分たちの番だと悟ったクリステンは、ゾーイの手を取り2人で病院からの脱出を試みるが、行く先々にアリスの亡霊は現れ、やがてゾーイもまた姿を消してしまう。ついにたったひとりとなったクリステンは、病院内を逃げ回るうちにストリンガーの部屋にたどり着き、ストリンガーから信じ難い話を聞かされるのだった・・・・・。
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たぴおか的コメント
この作品を観ようと思ったそもそもの動機はアンバー・ハードが観たかっただけという、我ながら不純な動機(てか、いつもそうかもしれない ^-^;)で臨んだ作品。最近で美人女優と言えば、『トワイライト・サーガ』のクリステン・スチュワートや、『トランスフォーマー』のミーガン・フォックスが真っ先に思い浮かぶが、アンバーハードはより日本人に好かれそうなタイプのルックスに加えて、信じ難いほどの素晴らしいプロポーションもあって、今現在間違いなく私のお気に入りナンバーワンの女優だ。これほどの衝撃を受けたのは、スカーレット・ヨハンソンを初めて観た時以来、いや、それ以上かもしれない。
アンバー・ハードに対する礼賛はこれくらいにしておいて、肝心の作品はというと、観終えた後なんだかどこかで観たことがあるような既視感に囚われた。その理由を考えてみて思い当たったのは、あの
レオナルド・ディカプリオ主演の『シャッターアイランド』
(←ネタバレになる可能性があるので伏せておきます。それでも構わない方だけどうぞ)
と同じ系統のどんでん返しが用意されているのだ。そして、消えては現れるアリスの存在にも、実は超常現象などではなく筋道の通った理由が用意されている。そして、オチがわかるとクリステンの過去の記憶が残っていないことや、少女がひとりまたひとりと消えていった事が実は何を意味していたかがわかる仕組みになっている。ただ、ちょっと苦しい説明だとは思うけどね。
さすがジョン・カーペンター監督、“
THE MASTER OF SHOCK
”と称されるだけあって、いきなりの“出現”や“音”で劇中身体がビクッとして座席から飛び上がりそうになることしばしば。これは心臓の弱い方には絶対にお勧めできないよ(笑)。なんせアリスは神出鬼没だから、いつどこからクリステンや他の少女たちに襲いかかってくるか予測がつかないだけに始末が悪い。加えて、担当医師のストリンガーや看護師のラントの人相の悪いことと言ったら・・・・・あれじゃ私を含めて誰だって、彼らが少女たちを毒牙にかけようと企てていると思ってしまったとしても、仕方がないだろう(自己弁護)。