評 価
File No.
1482
製作年 / 公開日
2011年 / 2011年10月01日
製 作 国
アメリカ
監 督
スティーヴン・クエイル
上 映 時 間
92分
公開時コピー
おまえは、渡りきれるか。
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
ニコラス・ダゴスト
[as サム]
エマ・ベル
[as モリー・ハーパー]
マイルズ・フィッシャー
[as ピーター・フリードキン]
エレン・ロー
[as キャンディス・フーパー]
ジャクリーン・マッキネス・ウッド
[as オリヴィア・キャッスル]
P・J・バーン
[as アイサック・パーマー]
アーレン・エスカーペタ
[as ネイサン]
デヴィッド・ケックナー
[as デニス部長]
コートニー・B・ヴァンス
[as ジム・ブロック捜査官]
トニー・トッド
[as ウィリアム・ブルーワース検死官]
ブレント・ステイト
[as ロイ]
ロマン・ポドーラ
[as ジョン]
ジャスミン・ドリング
[as チョウ]
バークレイ・ホープ
[as レオネッティ医師]
キャスティ・バレステロス
[as スパの受付係]
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あ ら す じ
会社の研修旅行でバスに乗っていた
サム
は、これからバスが渡ろうとしている橋が崩落し、大惨事に巻き込まれるという光景を目撃した。気がつくと、先ほど観たビジョンと同じ光景が繰り返されようとしており、慌ててバスの乗員に降車して逃げるように告げると、別れ話を切り出されたばかりの恋人
モリー・ハーパー
の手を取ってバスから逃げ出した。そして、サムが観たとおりに橋の崩落事故は起こり、サム以下の8名がかろうじて難を逃れることができた。
ところが、事故から間もなく、助かった8人が次々と不可解な事故で死んでいく。手始めはサムの友人
ピーター・フリードキン
の恋人・
キャンディス・フーパー
が体操の練習中に段違い平行棒から転落して死亡、そして次には
アイサック・パーマー
がスパで棚から落ちてきた像に頭を潰されて。そして、仲間が死んでいく先々で遭遇する不審な男、
ウィリアム・ブルーワース検死官
は、8人は橋の事故で死ぬはずだったところを助かった、その歪みが訂正されようとしているのだと言い、死を逃れるためには誰かを身代わりにするしかないと告げた。そして、彼の言葉を裏打ちするように、仲間が死んでいった順番はサムが予知夢の中で死んでいったのと同じ順番だった。
死は事故から生き延びた仲間に確実に襲いかかる。
オリヴィア・キャッスル
、
デニス部長
が死んでいく中、
ネイサン
だけは同僚の
ロイ
を死なせたために、ブルーワース検死官の言葉通り死を逃れる。次の犠牲者となるはずのピーターは、ブルーワースの言葉が正しかったことを知ると、唯一サムの予知夢の中で生き残ったモリーを自分の身代わりにすべく、ピーターとモリーに襲いかかるのだった・・・・・。
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たぴおか的コメント
劇場へ行って初めてこの作品がR18+指定であることを知った。そして、今まで観たR18+指定の作品は性的な描写からの視聴制限だったのだが、どうやらこの作品の場合は人が次々と死んでいく、その描写のグロさからR18+指定となったようだ。ちなみに、一昨年の『ファイナル・デッドサーキット 3D』はR15+指定。どちらも似たようなもんなんだけどなぁ。あ、ちなみにこの作品もタイトルが“3D”とはなっていないものの、『デッドサーキット』と同じく3D作品だ。 そして、こういう惨劇を描いた作品は意外に3Dと相性がいいのかもしれない。
冒頭で橋が崩落するシーンは圧巻。その迫力はハンパじゃなく、それだけなら呆気にとられて呆然としそうなものだけど、そうは問屋が卸さないのがこのシリーズ。橋から転落して下を通るヨットのマストに串刺しになるキャンディスを筆頭に、切れた橋のハンガーロープに叩きのめされる人々、体中串刺しになって転落した上にコンクリートに叩きつけられるピーター、そして串刺しどころか身体を分断されてしまうサム。そのシーンだけでも凄まじい地獄絵図だ。
それが主人公サムの予知夢で、彼のおかげで研修旅行のメンバー25名のうち8名が難を逃れるのだが、彼らはその橋の事故で死ぬ運命だったってワケで、サムが観た予知夢の順番通りに災禍に巻き込まれて死んでいくというのは、『ファイナル・デッドサーキット』と同じ設定で、次にどんな死に方をするのか?とハラハラさせられるのもまた同じだ。ちなみ、最も酷い死に方だと思われるのは、体操選手のキャンディスの死に方だと思う。
それにしても、誰が考えたのか知らないが「おまえは、渡りきれるか。」なんて、てんで的外れで誤解を招くようなコピーはやめてもらいたいものだ。橋を渡れるか否か、なんて本筋とは全く関係ないんだから。
演じるのは無名の俳優ばかりだが、中で目を惹いたのはピーターを演じたマイルズ・フィッシャーで、映画をあまり観ない人だったらトム・クルーズと間違えちゃうんじゃないかな?それほど彼の若い頃にソックリだった。また、主人公サムの恋モリー役のは、別の女優にして欲しかった。モリーを演じたエマ・ベルが全然可愛くないおかげで、いつ彼女が死んでもいいや的な気分になっちゃうから。そういえば、登場する女性がことごとく私の好みじゃないというのも珍しい・・・・・なんてこと、どうでもいいよね(笑)。
ネタバレになるかもしれないが(この作品に限ってはならない?)、ラストでサムとモリーが結局死んでしまうのはなぜ?モリーはサムの予知夢で助かったはずじゃないの?それとも、予知夢の続きがあればそこでモリーも死んでいた?それに、サムは捜査官に身代わりになってもらったから死なずに済むはずなのに・・・・・もしかして、捜査官も間もなく死ぬ運命だった?その2点の謎が残った作品だった。