評 価
File No.
1506
製作年 / 公開日
2011年 / 2011年11月12日
製 作 国
韓 国
監 督
キム・ジフン
上 映 時 間
101分
公開時コピー
奴らは“生きる巨大エネルギー”
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
ハ・ジウォン
[as チャ・ヘジュン]
アン・ソンギ
[as アン・ジョンマン]
オ・ジホ
[as キム・ドンス]
パク・ジョンハク
[as キャプテン]
イ・ハンウィ
[as ムンヒョン]
パク・ヨンス
[as チスン]
パク・チョルミン
[as ト・サング]
ソン・セビョク
[as コ・ジョンユン]
チャ・イェリョン
[as ヒョンジョン]
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あ ら す じ
九州の西、東シナ海の「第7鉱区」に浮かぶ韓国の石油ボーリング船エクリプス号。産油国を夢見る乗組員たちは油田の探索作業を繰り返すが、未だに油田の発見には至っておらず、ついに本国から手集命令が下された。「第7鉱区」に油田が存在することを信じる海底装備マネージャーの
チャ・ヘジュン
は、本部の一方的な命令に従おうとする
キャプテン
に激しく反発した。
本部からエクリプス号にベテランキャプテンの
アン・ジョンマン
が派遣されてくる。そしてジョンマンは、隊員たちが何としても「第7鉱区」で油田を見つけたいという思いをくみ取り、自らの責任のもと撤収命令を退けて、作業を続行させる。ところがある日、海底調査に向かったヘジュンは、同行した後輩を事故で失ってしまう。意気消沈するヘジュンの元に訪れた生態研究員の
ヒョンジョン
は、事故原因について何か言いかけるが、結局何も言えずにその場を立ち去ってしまった。そしてその晩、ヒョンジョンは船の屋上から謎の転落死を遂げてしまう。
ヒョンジョンに何度も求愛していた
チスン
は、死ぬ直前のヒョンジョンと一緒にいるところを目撃されており、容疑者として動力室に拘束される。ところが、ビョンジョンの痛いに付着していた粘着物質を調べていた
ムンヒョン
が血痕を残して姿を消してしまい、動力室に拘束されたはずのチスンが重傷を負って発見された。
隊員たちを襲う何物かが船内に存在する、そう考えたヘジュンは、恋人の
キム・ドンス
と共に動力室で、巨大な生物がヒョンジュンらと思われる人間の身体を貪る光景を目撃する。本部との無線も途絶えてしまい、残された隊員たちはその未知の生物を殺そうと試みるのだったが・・・・・。
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たぴおか的コメント
韓国産の3D作品を観るのはこれが初めてで、しかも主演が『TSUNAMI』『私の愛、私のそばに』のハ・ジウォンとなると、後悔するんじゃないかと危惧しながらも劇場へ行かずにはいられなかった。3Dと2Dのいずれかを選択できたのだが、せっかくだから3Dを選択。23:00スタートという遅い回とはいえ、観客はわずか10名足らず。そして観終えた後、観る前に危惧した通り、見事に後悔だけが残った(笑)。
肝心の3Dが全然ダメ。実は、私の並びに陣取った50代後半と思われる夫婦がなぜか3D眼鏡をかけておらず、彼らは一体どういう映像を観ているのかと時折自分も3D眼鏡を外してみたのだが、3D映像と2D映像が混じっているのか、眼鏡無しでも全く不自由しないシーンが多々あった。そして、明らかに3Dであるシーンにしても、3Dの効果が生かされているとは言い難い。特に、モンスターとの格闘シーンではCGの稚拙さがロコツに表れていて、ハリウッドの3D作品を見慣れた者にとってはちょっと観るに堪えないものがあった。
この作品のモンスターで連想されるのが同じ韓流作品『グエムル 漢江の怪物』だが、主人公がハ・ジウォンであることを除けば、モンスターの造形といい、ストーリーの緊迫感といい、すべての点で『グエムル』の方が上だ。『グエムル』は製作にハリウッドが参画しているのに対して、この作品はすべて韓国で製作されたというその差なのだろうが、まだまだアジア映画はハリウッドには及ばないということを見せつけられたようで少し悔しくもある。