評     価  

 
       
File No. 1577  
       
製作年 / 公開日   2012年 / 2012年03月31日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   ブラッド・ペイトン  
       
上 映 時 間   94分  
       
公開時コピー  
あれから4年
またスンゴイ場所に足を踏み込んじまった!
 

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   ドウェイン・ジョンソン [as ハンク]
マイケル・ケイン [as アレキサンダー]
ジョシュ・ハッチャーソン [as ショーン]
ヴァネッサ・ハジェンズ [as カイラニ]
ルイス・ガスマン [as ガバト]
クリスティン・デイヴィス [as リズ]
アンナ・コルウェル [as ジェシカ]
スティーブン・コーディル [as 警官]
ブランスコム・リッチモンド [as ツアーガイド]
 
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あ ら す じ    17歳になったショーン・アンダーソンは、ある日不思議な信号をキャッチする。その信号を新しい義父・ハンクが解読した結果、危険な海域からの遭難信号であることが判明した。信号が祖父・アレキサンダーから発せられたものだと直感したショーンは、発信源を追跡するため旅に出ようとし、ハンクはやむなく付き添うことになった。
 ふたりは唯一ガイドを引き受けてくれたヘリコプター操縦士・ガバトと彼の娘・カイラニと共にその島を探し出そうと飛び立つ。ところが、目的地の海域で強烈な嵐に遭遇した一行は、嵐に巻き込まれてヘリが墜落してしまう。
 そこに待っていたのはショーンの祖父で冒険家のアレキサンダーだった。そしてこの島こそ、かつてジュール・ヴェルヌが書いた“神秘の島”であった。そこには巨大トカゲや巨大蜂、小さな象などの大小サイズ逆転の奇天烈な生物が生息し、さらに驚くべき秘密が隠されていた。アレキサンダーが言うには、島は70年周期で水没と浮上を繰り返しているとのことだった。
 翌日、一行はアレキサンダーに島を案内してもらうが、その時に島の液状化が進んでいることに気づいたハンクは、2〜3日のうちに島は海の底に沈んでしまうだろうから至急島から脱出すべきだと提案する。島には100年以上も昔に船長ニモが作った潜水艦が隠されており、5人は潜水艦が隠されている場所へと急ぐのだったが・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    2008年にブレンダン・フレイザーが主演で製作された『センター・オブ・ジ・アース』の続編・・・・・ってことになってるけど、今回はブレンダン扮する父親のトレバーが亡くなったという設定で、新たにドウェイ・ジョンソンを義父に迎えてのアドベンチャー・ストーリーとなっている。前回は文字通り地球の中心の不思議な世界での冒険談だったが、今回は実は地球の中心とは関係ない、太平洋上のとある島(実はアトランティスなのだが)が舞台になっている。
 せっかくの映画の日に余計な3D料金が追加されるのもシャクなので、敢えて3Dではなく2Dを選んでみた。千葉県下では字幕版を上映している劇場が皆無なために、仕方なく日本語吹替版を観ざるを得なかったのは残念。どうやら作品のターゲットは、春休みを迎えた小中学生やその家族連れがメインのようだ。そんなこの作品を私が観た理由は、もちろんドウェイ・ジョンソンを観たいわけであるはずがなく、言うまでもないヴァネッサ・ハジェンズが目当てだった。
 劇場に来ていた客層は、予想通り小学生から中学生くらいのグループが多く、やはりストーリーは前作よりも子供向けに作られている。大人の目で重箱の隅をつつくような見方をすればツッコミ所は満載だが、そもそもリアリティを追求するような作品じゃないから、そういう野暮な真似をするのはやめましょう。ただ、本編の上映前のショート・フィルムは退屈この上なくて、あんなものを無理矢理見せられるのはハッキリ言って苦痛だった。
 ドウェイン・ジョンソンが演じる義父と、前作に引き続きジョシュ・ハッチャーソンが演じる主人公のショーンがしっくりいっていないというのは定番で、2人が冒険を経て親子の絆を築き上げていくという展開は予定調和だが、それでもやはり観ていて心地いい。何とかショーンの気を引こうと涙ぐましい努力をするハンクが、ショーンに教えた女性を落とす決め手が、大胸筋をピクピクと動かす胸板ダンスだとは、笑いを通り越して観ている方が恥ずかしくなっちゃう。その技で、一体今までどんな女性を落とせたというのだろうか(笑)。
 お笑いを一手に引き受けているのが、ルイス・ガスマン扮するガバト(吹き替えでは確か“ガバチョ”って言ってたけど、ドン・ガバチョを連想してしまう私はつくづくオジサン世代だ)なのだが、あの岩石のような顔をした父親から、ヴァネッサ・ハジェンズみたいな可愛い娘が生まれるとは、現代の七不思議だ。彼女はもっと華奢だと思っていたが、あれほど巨乳で肉感的だったとは意外で、ますます彼女のファンになってしまいそうだ。