評 価
File No.
1596
製作年 / 公開日
2011年 / 2012年05月11日
製 作 国
アメリカ
監 督
トム・ハンクス
上 映 時 間
98分
公開時コピー
そこは、明日が好きになれる場所。
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
トム・ハンクス
[as ラリー・クラウン]
ジュリア・ロバーツ
[as メルセデス・テイノー]
ブライアン・クランストン
[as ディーン・テイノー]
セドリック・ジ・エンターテイナー
[as ラマー]
タラジ・P・ヘンソン
[as ベラ]
ググ・バサ=ロー
[as タリア・フランチェスコ]
ウィルマー・バルデラマ
[as デル・ゴード]
ラミ・マレック
[as スティーヴ]
ジョージ・タケイ
[as マツタニ教授]
グレイス・ガマー
[as ナタリー]
リタ・ウィルソン
[as ウィルマ]
リチャード・モントーヤ
[as カルロス]
マリア・カナルス=バレッラ
[as ララ]
ホームズ・オズボーン
[as デイヴ・バシック]
デイル・ダイ
[as コックス]
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あ ら す じ
大卒ではないという理由で、優秀な社員だったにもかかわらず長年勤めていたスーパーをリストラされてしまった
ラリー・クラウン
。再就職のアテもなく落ち込んでいたラリーは、心機一転、再就職のためのスキルを身につけようと、コミュニティ・カレッジに入学する。勧められるがままにラリーが選択したのは、話し方と経済学との授業だった。
話し方の授業を担当する教師
メルセデス・テイノー
は、結婚生活の破綻からアルコールに走り、教師としての情熱も日々の喜びさえも見失っていた。一方の経済学の授業では、ラリーはスクーター仲間とつるむ美少女
タリア・フランチェスコ
と知り合いになる。そして、彼女との出会いがラリーを大きく変えていく。
初めてのキャンパスで年齢も境遇も違う様々な人々と出会うことで世界を広げ、かつてない充実した日々を送り始めるラリー。メルセデスは、そんなラリーとの出会いを通して、再び自分と向き合い始める。果たして2人はこの教室で、幸せな未来を見つけることが出来るのか・・・・・?
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たぴおか的コメント
2007年の『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』以来のトム・ハンクスとジュリア・ロバーツが共演する作品。トムが製作・監督・脚本に主演と4役をこなすという気合いの入れようだが、単なるラブコメに終わってしまっているのは期待外れで、少々残念な作品だった。
中年でリストラされ、妻には出て行かれて残っているのは家のローンだけ。そんな人間のやりきれない重苦しさが、ラリーからはまったく感じられず、単なる脳天気なオヤジにしか見えないのだ。破綻した人生からいかにラリーが立ち直るのか、そんな展開を期待していたのは私だけじゃないはず。
一方のジュリア・ロバーツ扮するメルセデスだが、夫のディーンがヒモ同然という体たらくで、そんな現実から逃避するためにアルコールに走るのはわからないでもないが、彼女ほどの賢明な女性だったら、そもそもあんな男と結婚なんてしないんじゃないの?
そんな2人が生徒と教師として出会い、恋をして・・・・・なんて安直な展開でいいのだろうか。幸い、2人のラブストーリーの描写のみに終始しているわけではなく、ラリーが出会う人々が皆個性的で面白い。
経済学のマツタニ教授の授業では、机上の空論ではなく生きた実学が学べそうだ。でも、わの「笑え」っていうのは、こっちもつられて笑いそうになったけど、何なんだろうね。まるでスネークマンショー(ネタが古い!)をやっている時の伊武雅刀みたいだったけど。そして、何と言ってもググ・バサ=ローが演じたタリアの可愛さは特筆すべきで、むしろ彼女のラリーが恋に落ちる、なんていう展開の方が意外性もあって面白かったのでは?とさえ思ってしまう。
近所の人たちとお別れのパーティをしているところへピザを持って来た配達人が、まさかラリーを解雇に追い込んだあの人だったとはね。いい気味だと言いたい反面、ラリーと立場が逆転してしまっていて、ちょっと悲哀感も漂っていた。