評 価
File No.
1624
製作年 / 公開日
2012年 / 2012年06月30日
製 作 国
アメリカ
監 督
マーク・ウェブ
上 映 時 間
136分
公開時コピー
恐れるな。自ら選んだ、この運命を。
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
アンドリュー・ガーフィールド
[as ピーター・パーカー/スパイダーマン]
エマ・ストーン
[as グウェン・ステイシー]
リス・エヴァンス
[as カート・コナーズ博士]
デニス・リアリー
[as ステイシー警部]
マーティン・シーン
[as ベン・パーカー(ピーターの伯父)]
サリー・フィールド
[as メイ・パーカー(ピーターの伯母)]
イルファン・カーン
[as ラダ博士]
キャンベル・スコット
[as リチャード・パーカー]
エンベス・デヴィッツ
[as メアリー・パーカー]
クリス・ジルカ
[as フラッシュ・トンプソン]
マックス・チャールズ
[as 4歳のピーター・パーカー]
ジェイク・ケイファー
[as ジャック]
C・トーマス・ハウェル
[as ジャックの父]
カリ・コールマン
[as ヘレン・ステイシー]
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あ ら す じ
13年前に父
リチャード・パカー
と母
メアリー
が失踪して以来、
ベン・パーカー
と
メイ
の伯父夫婦に育てられてきた高校生の
ピーター・パーカー
。彼は、ニューヨーク市警の
ステイシー警部
の娘で、同級生の
グウェン・ステイシー
を密かに慕っていた。
ある日ピーターは自宅で、父親の残していった鞄を見つける。中には、父の親友であった生物学者
カート・コナーズ博士
と父の関わりを記したメモが入っていた。父のことを知ろうと、ピーターはオズコープ社で遺伝子を研究するコナーズ博士を訪ねるが、そこで偶然にも研究員として働くグウェンと遭遇する。そして、一人所内を見て回ったピーターは、遺伝子操作の実験中の蜘蛛に噛まれてしまう。その翌日、ピーターの体内で大きな異変が起こり始めるのだった。
父の鞄をさらに調べたピーターは、そこに父が記した研究のメモを発見し、それをコナーズ博士に教えてしまう。研究の遅れを理由にオズコープ社から解雇を言い渡されていたコナーズ博士は、ピーターがくれたヒントを元に自分の体で人体実験を行ってしまう。それは、トカゲの遺伝子とヒトの遺伝子の融合実験だった。結果、失われた彼の右腕は新しく生え替わり、体までもが巨大リザードへと変化してしまった。
巨大リザードと化したコナーズ博士は暴走を始め、それを自分の責任だと感じたピーターはスパイダーマンとなって、博士の暴走を止めるべく巨大リザードに立ち向かうが、皮肉にもステイシー警部率いる市警はスパイダーマン逮捕に動き出していた・・・・・。
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たぴおか的コメント
来週末(6月30日)の方が公開作品が圧倒的に多いため、前夜祭で一足早く観ることとなった。サム・ライミ監督の手になる前作3部作は全く観ていないのだが、クリストファー・ノーラン監督の『バットマン』シリーズ(渡辺謙が出演するという理由で観た『バットマン ビギンズ』、そして『ダークナイト』)を観るにつけ、アメコミのヒーロー物も悪くないと思っていたところに新シリーズが3Dでの登場とあって、劇場で観ることにした作品。
3Dの効果が遺憾なく発揮されている数少ない作品のひとつであることは間違いない。ビルからビルへと飛び移る様や、スパイダーマン本人の目線での映像は3Dならではの迫力だ。サム・ライミ版を観ていないから比較することはできないが、単なるアメコミの実写化だと切り捨てるような作品じゃないことは確かだ。蜘蛛に噛まれたために常人とは違う体になってしまった苦悩よりも、常人にはないパワーを発揮できるようになった喜びの方が大きいのは、ピーターがまだ高校生だからかな。クラスの悪ガキをバスケでギャフンといわせるくだりでは、ピーター同様に観ている自分も爽快だったけどね(笑)。
主人公のピーターを演じたのは、『ソーシャル・ネットワーク』で主人公マークと共同でFacebookを始めたものの、結局はマークに裏切られてしまうエドゥアルド役のアンドリュー・ガーフィールド。今年29歳になる彼が高校生というのはいかがなものかと思ったが、意外にお茶目な演技が功を奏してか、思ったほど違和感は感じられない。そして、恋人のグウェンを演じたエマ・ストーンは『ヘルプ 心がつなぐストーリー』のスキーター役よりも若くてキュートに見えるのは好感が持てる。
ヒューマンドラマに仕立て上げながらも重くならず、誰でも気軽に楽しめる軽快な3D娯楽作品とでも言うべきこの作品。果たしてサム・ライミ版のファンにはどう受け取られるのだろうか?時間があれば私もDVDで前3部作を観てみたい。