評     価  

 
       
File No. 1633  
       
製作年 / 公開日   2011年 / 2012年07月14日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   デヴィッド・R・エリス  
       
上 映 時 間   91分  
       
公開時コピー   その数、46種類
ネイチャー・ドキュメンタリーでは決して見せられないショーを始めよう・・・
 

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   サラ・パクストン [as サラ]
ダスティン・ミリガン [as ニック]
クリス・カーマック [as デニス]
キャサリン・マクフィー [as ベス]
ドナル・ローグ [as グレッグ保安官]
ジョシュア・レナード [as レッド]
ジョエル・デヴィッド・ムーア [as ゴードン]
シンカ・ウォールズ [as マリク]
アリッサ・ディアス [as マヤ]
クリス・ジルカ [as ブレイク]
ジミー・リー・Jr [as カール]
 
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あ ら す じ    美しい水と緑に囲まれたクロスビー湖は、夏になると、リッチな若者たちがバカンスに訪れるこの世の楽園。ある時、この地に別荘を持つ大学生サラが、医学生のニック、キャンパス内でもひときわ目を引く美貌を誇るベス、アメフト奨学生のマリクとその恋人マヤ、ナルシストのブレイクそれにゴードンという6人の仲間たちを連れてやってくる。
 湖畔の雑貨店で休憩していたマリクとマヤは、地元のレッドデニスにからまれて諍いを起こす。仲裁に入ったサラのお陰で事なきを得たが、デニスはかつてサラの恋人だった。そして、サラたち7人はボートに乗り、サラの別荘がある小島にたどり着く。
 翌日、早速マリンスポーツに興じる彼らを襲ったのは、本来は湖に生息するはずのないどう猛なサメだった。最初の犠牲者となったのはマリクで、片腕をサメに噛み切られてしまっていた。すぐにもマリクを病院に運ばなければならないと、ニックとサラ、それにマヤはボートで出発するが、またもやサメに襲われて転落したマヤが犠牲になってしまう。
 マヤが死んだことを知り怒りに燃えるマリクは、ついに一頭のシュモクザメを退治するが、そのサメにカメラが取り付けられていることに気づいたニックは、すべてが何者かの悪意によって仕組まれたものだと知る。サメを湖に移したのはデニスとレッドで、さらにはサラが子供の頃から慕うグレッグ保安官までがその仲間だったのだ。サラたちは、常軌を逸したデニスたちの狂気と襲い来るサメの恐怖を乗り越え、無事に生き延びることができるのか・・・・・?
 
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たぴおか的コメント    原題には“SHARK NIGHT 3D”とある通り、本来であれば3Dで観るべき作品なのだろうが、なぜか日本では3D公開が行われていないようだ。おそらく3Dであればサメがスクリーンから飛び出してくる迫力を味わえたのだろうが、映像よりも肝心の中身にガッカリさせられたために、2Dでも結果オーライだったと言える。
 コピーには「その数、46種類」とあるが、さすがに46種類すべてのサメが登場するわけではなく、観られるのはほんの数種類だけ。そして、この作品を観て痛感したのは、最も恐ろしいのはサメなんかじゃない。サメは確かに恐ろしいが、ただ純粋に自分たちが生きるための食料として動物を襲うのであって、必要もない相手を襲うことはない。ところが、唯一必要もなしにただ快楽で殺戮を行う種がある。それが人間で、特に狂気に走った人間ほど恐ろしいものはないのだ。
 メガホンを執ったデヴィッド・R・エリスは『ファイナル・デスティネーション』シリーズでも監督を務めただけあって、あの手この手でサメが襲うシーンを作り出している。サメに追われて逃げるブレイクを別のサメが正面からジャンプ一番にパクッ・・・・・なんてまるでチームプレーのような、現実にはあり得ないシーンもあるけどね。
 ストーリーは単純で、ひとり、またひとりとサメの餌食になっていき、最後には主人公のサラと彼女を想うニックの2人だけが残され、サメではなく狂った人間たちを相手に生き残りをかけて闘うというもの。これでサラを演じるサラ・パクストンが美人だったらスリル満点だったが、残念ながら彼女よりもベスやマヤの方が間違いなく可愛いのだ。どう考えてもキャスティングのミスじゃないのかな?