評     価  

 
       
File No. 1664  
       
製作年 / 公開日   2012年 / 2012年09月21日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   アダム・シャンクマン  
       
上 映 時 間   123分  
       
公開時コピー   落ちぶれたロックスターが、夢を追う若者に出会った  

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   ジュリアン・ハフ [as シェリー・クリスチャン]
ディエゴ・ボネータ [as ドリュー・ボーリー]
ポール・ジアマッティ [as ポール・ギル]
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ [as パトリシア・ウィットモア]
マリン・アッカーマン [as コンスタンス・サック]
メアリー・J・ブライジ [as ジャスティス]
アレック・ボールドウィン [as デニス・デュプリー]
ラッセル・ブランド [as ロニー]
ブライアン・クランストン [as マイク・ウィットモア]
トム・クルーズ [as ステイシー・ジャックス]
 
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あ ら す じ    1987年のロサンゼルス。成功を夢見てやってきたシェリー・クリスチャンは、ロックの殿堂“バーボンルーム”で働く青年ドリュー・ボーリーと知り合う。バーボンルームは、伝説の超絶カリスマ・ロックスター、ステイシー・ジャックスのバンド“アーセナル”を輩出したライブハウスで、ドリューもロックシンガーを目指していた。ドリューの紹介でバーボンハウスでウェイトレスとして働くことになったシェリーは、ドリューと恋に落ちるのだった。
 そんなバーボンルームを目の敵にするのが、ロス市長のマイク・ウィットモアとその妻パトリシア・ウィットモアだった。税金の支払いにも窮し、ウィットモア夫妻の思う壺かと思われたバーボンルームに救いの手を差し伸べたのは、アーセナルのマネージャー、ポール・ギルだった。アーセナルの解散ライブをバーボンルームで行うというのだ。
 いよいよライブ当日、アーセナルの前座に抜擢されたドリューのバンドは成功を収める。しかしドリューは、シェリーとステイシーが関係を持ったと勘違いし、バーボンルームを辞めてポールの事務所で音楽活動を始める決意をするのだが・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    80年代のロックシーンをフィーチャーしたブロードウェイ・ミュージカルを映画化した作品で・・・・・なんて予備知識は例によって皆無だったために、今ひとつコンセプトを理解しかねたまま臨んだのだが、観てみるともう完全に引き込まれてしまった。何と言っても、全編に使われているロックナンバーがどれも耳にしたことがあるものばかりで、80年代に学生時代を過ごした私のような世代の人間にとっては、たまらなく懐かしさがこみ上げてくる作品だ。
 主演のジュリアン・ハフとディエゴ・ボネータは共に本業が歌手だけあって、観客に聴かせる歌唱力はさすがだ。意外だったのは、トム・クルーズの歌声のキーが、今まで聴いてきた台詞を喋る声からは想像がつかないほど高かったこと。そして逆に、キャサリン・ゼタ=ジョーンズは思ったよりもキーが低い。ポール・ジアマッティもあの顔からは想像つかないほど(ごめんなさい)歌が上手いし、そんな彼らの普段は見られない一面を垣間見ることができるのは楽しい。
 主演の二人がプラトニックなのと対照的に、トム扮するステイシーとマリン・アッカーマン扮するコンスタンスの実にヤラシ〜キスシーンには思わず生唾を飲み込んでしまう(笑)。キスといえばもう一組、デニスとロニーだが、こちらはむさ苦しい野郎同士のキスシーンとあって、つい目を背けたくなる。そのデニスを演じていた俳優だが、どこかで観たような観ないようなと思っていたら、なんとアレック・ボールドウィンだったとは・・・・・化けるに化けたり、いや〜お見事だった。