評 価
File No.
1700
製作年 / 公開日
2012年 / 2012年12月08日
製 作 国
日 本
監 督
古澤 健
上 映 時 間
121分
公開時コピー
最悪のファーストキスが、
運命の出会いだった。
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
武井 咲
[as 日比野つばき]
松坂 桃李
[as 椿京汰]
木村 文乃
[as 菜奈]
青柳 翔
[as 花野井]
山崎 賢人
[as 長谷川西希]
新川 優愛
[as 日比野さくら]
高梨 臨
[as 山内有砂]
ドーキンズ英里奈
[as 美咲]
藤原 令子
[as 香奈]
上遠野 太洸
高岡 早紀
[as 神崎京香]
長谷川 初範
[as 日比野庄一郎]
麻生 祐未
[as 日比野節子]
村上 弘明
[as 椿圭汰]
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あ ら す じ
写真館を営む父・
日比野庄一郎
と母
日比野節子
、そして妹の
日比野さくら
に囲まれて暮らす15歳の
日比野つばき
。彼女は真面目が取り柄だが、目立たないようにしようとするあまり、お洒落な妹のさくらとは正反対のダサダサ女子高生だった。そんなつばきが高校の入学式当日、成績トップに加えてルックスも学校でナンバー1というモテ男、
椿京汰
と隣の席になる。
ガリ勉地味系で“昭和女”の自分には、お洒落や恋なんて縁がないと諦めていたつばきにとって、これがすべての始まりだった。クラスの皆に服装を冷やかされたつばきを京汰がかばってくれたかと思ったら、いきなり京汰にファーストキスを奪われたうえに、つばきを「自分の彼女にする」と宣言したのだ。突然のキスに怒り反発しながらも、軽薄な遊び人だとばかり思っていた京汰の隠された一面を目にするにつけ、つばきは次第に京汰に惹かれていく。
初めてのデート、初めての恋、初めてのキス・・・・・。恋することを知り、つばきは少しずつ変わっていく。そして京汰も、まっすぐにぶつかってくるつばきに徐々に惹かれ始める。けれども、つばきが思い切って京汰に告白すると、途端に京汰の態度は豹変し、それ以来つばきを避けるようになる。京汰には、子供の頃に最も愛する女性から裏切られた思いがトラウマとなっていたのだ。それを知ったつばきは・・・・・。
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たぴおか的コメント
私は松坂桃李に、爽やかやかの代名詞のようなイメージを持っているが、彼がおそらく正反対の役柄を演じるのに興味があった。ついでに言うと、共演の(てか、実は主演なのだが)武井咲はどうでもよかったりする(笑)。観客の年齢層が中高生中心じゃないかとちょっと心配だったが、レイトショーだったおかげで私と同じ世代が多くてホッとした。
以前にも何かの作品(『るろうに剣心』かな?)でコメントしたかもしれないが、私は武井咲があまり好きじゃないが、彼女のルックスが可愛いことだけは認めないわけにはいかない(性格は悪そうだけどね)。だから、この作品でもどんなにダサダサな格好や髪型をしていても、やっぱりクラスの中でも群を抜いて可愛らしく見えてしまう。そういう意味では、武井咲のイメージがかつての沢尻エリカにダブって仕方ない。
つばきが京汰に惹かれていくのと同じく、京汰もまた次第につばきを好きになっていく。そこにライバルが現れて、つばきは不安に耐えられなくなって・・・・・ここまではこの手のラブストーリーの定番とも言える展開だ。私としては、もう少し2人の間に大きな亀裂が生じるのを期待していたのだが、その点では少しばかり物足りなさを感じたのは事実だ。また、京汰が過去のトラウマを抱えていたとはいっても、その相手が母親では、同世代の女性に対してまで同じ反感を持つのは、つばきが「私は椿君の母親じゃない」と言った通り、ちょっと違うと思う。
つばきと京汰の両親が豪華キャストなのは気に入った。長谷川初範にこのところ母親役がすっかり板についた感のある麻生祐未、村上弘明、とここまではいいが、高岡早紀が京汰の母親とは、彼女もそういう年齢になったと思うとちょっとショックだった。