『PARKER パーカー』　in たぴおかの雑の鉄人

評　　　　価

File No.

1731

製作年／公開日

2013年／ 2013年02月09日

製　　作　　国

アメリカ

監　　　　　督

テイラー・ハックフォード

上　映　時　間

118分

公開時コピー

華麗なる悪党
　　

天才強盗＜パーカー＞に仕掛けられた罠（裏切り）
今、幕を開ける、完璧なるリベンジマッチ！！

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最初に観たメディア

Theater

Television

Video

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キ　ャ　ス　ト

ジェイソン・ステイサム［as パーカー］
ジェニファー・ロペス［as レスリー・ロジャーズ］
マイケル・チクリス［as メランダー］
ボビー・カナヴェイル［as ジェイク・フェルナンデス］
ニック・ノルティ［as ハーリー］
ウェンデル・ピアース［as カールソン］
クリフトン・コリンズ・Jr ［as ロス］
パティ・ルポーン
カルロス・カラスコ［as ノート］
エマ・ブース［as クレア］
ダニエル・バーンハード［as クロール］
キップ・ギルマン［as ダンジンガー］
ミハー・ハウプトマン［as オーガスト・ハードウィック］

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あ　ら　す　じ

　天才的な頭脳と強靭な肉体を併せ持つプロフェッショナルな強盗のパーカーは、生い立ちも過去も謎のベールに包まれた冷酷非情な一匹狼で、自らに課したルールに従って行動する。メランダー率いる犯罪グループと組んで大金が集まるオハイオ・ステートフェアを襲撃し150万ドルを強奪するヤマも、パーカーの完璧な計画で成功するが、メランダー一味の不用意な行動から一般人を巻き込んでしまう。
　このパーカーのルールに反した行動によって、メランダーから次のヤマの話を持ち掛けられたパーカーはこれを拒否する。メランダー一味は話に乗らないパーカーへの分け前を拒否し、何発もの銃弾を浴びせて逃走してしまう。車で通りがかった家族に助けられ、何とか一命を取り留めたパーカーは、メランダー一味がセレブの集まるパームビーチに身を置いていることを嗅ぎ付け、テキサスの大富豪ダニエル・パーミットという偽IDを作り、報復のための追跡を始めるのだった。
　島の豊富な知識を持つ不動産業者のレスリー・ロジャースと出会ったパーカーは彼女の助けを借りて、一味が5千万ドル相当の宝石を盗もうとしていることを知ると、一味に宝石を奪わせたうえでそれを横取りする計画を立てる。しかし一味はパーカーが生きていることを察し、シカゴを牛耳るマフィアダンジンガーに彼の殺害を依頼する。最凶の刺客が送り込まれる中、パーカーは復讐を果たすことができるのか・・・・・。

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たぴおか的コメント

　ジェイソン・ステイサムが相変わらず強靱なタフガイを演じるアクション作。下手な小細工無しに、パーカーが仲間から裏切られて報復を企てるストーリーがストレートに描かれているのが気に入った。ツッコミ処は満載なのだが、そんなことを気にしている暇も与えないテンポの良さが心地よく、今までのジェイソン主演作の中でもたぴおか的評価ではトップクラスに属する作品だ。
　この作品のパーカーの強靱な体力は驚くべきで、銃弾を数発撃ち込まれても死なず、しかも怪我が治ってもいないのに病院から脱走してしまうのだ。パーカーが完全に死んだことを確認しないメランダー一味も、笑っちゃうくらい詰めが大甘なんだけどね。それはともかく、瀕死の重傷を負ってから、メランダー一味の計画をパーカーが探り当てるまでの手並みは実に鮮やかで、ついついツッコむことを忘れてしまう。一味のアジトを発見して侵入したパーカーが、一味の銃に細工したり自分の銃を配備したりと、こういう細部にまで緻密な準備をするというのは、ジェイソン演じるキャラクターに共通した点じゃないだろうか。
　パーカーに手を貸すヒロインレスリーにジェニファー・ロペスをキャスティングしたのはいかがなものかと思ったが、観てみるとこれが実に適役だった。パーカーに盗聴器を調べられるシーンで見せるプロポーションは見事で、43歳という年齢を感じさせないのはさすがだ。
　そんなジェニファー扮するレスリーが絡んできて、パーカーを助けようと思うのはいいけど、逆にパーカーの足手まといになってしまい、彼を窮地に陥れるという設定はお約束で、ジェイソンが演じるキャラクターにはそのくらいのハンディキャップがないと物足りないと言わんばかりだ。ラストではパーカーとレスリーが恋人に・・・・・なんていう結末は、この作品ではあり得ないとわかっていても期待してしまった。