評     価  

 
       
File No. 1735  
       
製作年 / 公開日   2012年 / 2013年02月12日  
       
製  作  国   イギリス  
       
監      督   ヨハネス・ロバーツ  
       
上 映 時 間   87分  
       
公開時コピー   そこでは、
あなたの悲鳴は
誰にも聞こえない
 

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   ノエル・クラーク [as チャーリー]
コリン・オドナヒュー [as マーク]
アントニア・キャンベル=ヒューズ [as シェリー]
ローラ・ハドック [as ニッキ]
ジェイミー・トーマス・キング [as クリス]
アレックス・プライス [as ジェイク]
ネッド・デネヒー [as デヴィッド]
ジェフ・ベル [as ボブ]
ルース・ジェメル [as サラ]
デヴィー・フェアバンクス [as グレッグ]
エイミー・ペンバートン [as ルーシー]
 
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あ ら す じ    ロンドン市街に軍用貨物機が墜落し、大破する事故が発生する。その中には極秘の生物兵器が積み込まれていたが、事故によって中身が解放されてしまい、街は未曽有の大混乱に陥ってしまう。その頃、チャーリーと親友のマークは貸倉庫を訪れていた。チャーリーをふった元恋人のシェリーと話をつけるためだった。
 彼らが倉庫を訪れると突如停電が起こり、倉庫の入り口が閉じられてしまう。建物内に閉じ込められてしまったチャーリー、マーク、シェリー、それにシェリーの友人のニッキは、迷宮のような倉庫から脱出しようと出口を探し始めるが、そんな彼らに何者かが襲いかかるのだった・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    「未体験ゾーンの映画たち2013」の1作品。倉庫内に男女が閉じ込められて・・・・・その程度の予備知識しか持たずに臨んだのだが、まさかあんなモノが登場するとは(笑)。生物兵器を積んだイギリス軍の軍用機が墜落したというのヒントなのだが、果たしてあんなモノが生物兵器となり得るのかははなはだ疑問だ。あれの正体は何者なのか、地球外生命体なのかあるいは化学実験によって生み出されたのか、作品中では明かされていない。おそらくは前者だと思われるけど。
 主人公のチャーリーが、恋人のシェリーを親友のマークに奪われたにもかかわらず、彼らと共に脱出しなければならなくなるジレンマが一つのテーマになっている。ところが、残念なことにシェリーを演じたアントニア・キャンベル=ヒューズが可愛くなくて魅力が感じられないから、彼女が危地に陥ってもスリルも何もあったもんじゃない。彼女の友人ニッキ役のローラ・ハドックの方がルックスもスタイルも数段上だから、ニッキ役とシェリー役を逆にするか、あるいは、結局チャーリーとニッキが恋に落ちて・・・・・なんていう結末にして欲しかったものだ。せっかくチャーリーが危険を顧みずシェリーを救いに向かうような好人物なのに対して、マークは自分だけ助かろうとするサイテーな奴という設定なんだから、チャーリーがもっと報われてもいいと思うんだけどね。
 それにしても、彼らを襲うおそらくは生物兵器と思われるモノだが、あまりに弱くてその最期が呆気なさ過ぎる。「え?こんなんで死んだの?」と文句の一つも言いたくなってしまった。