評 価
File No.
1823
製作年 / 公開日
2013年 / 2013年06月22日
製 作 国
日 本
監 督
廣木 隆一
上 映 時 間
116分
公開時コピー
ずっと、ずっと、好きと誓った
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
大倉 忠義
[as 藤井秀一]
桐谷 美玲
[as 沢村佳美]
ともさか りえ
[as 中村夏子]
忍成 修吾
[as ムース(武藤圭介)]
波瑠
[as バッハ(小川恵子)]
村上 淳
[as 南雲]
宮崎 美子
[as 藤井和代]
大杉 漣
[as 沢村康彦]
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あ ら す じ
4年前のバイク事故で逆行性健忘症を患い、事故以前1年間の記憶を失った
藤井秀一
は、恋人の
沢村佳美
に関する記憶がぽっかりと消えていた。ところが、共通の友人である
ムース
と
バッハ
の結婚式に出席したことをきっかけに、2人は運命の再会を果たす。
初めて出会ったはずの佳美に自然と惹かれた藤井は、ずっと乗っていなかったバイクの修理に彼女を誘い、距離が接近。やがて、藤井の記憶は戻らないまま、止まっていた時が動き出すように、2人は再び付き合い始めるのだった。だが、4年間ずっと待ち続けていたはずの佳美は、かつて恋人同士だった事実を藤井に打ち明けようとしない。一方、佳美に強く惹かれた藤井は「突然だけど、結婚しよう」とプロポーズする。それを受けた佳美だったが、「1年間、結婚の練習をしよう」と条件を付けて一緒に暮らし始める。
穏やかに過ぎてゆく2人の生活。街角の小さな教会でのたどたどしい愛の言葉と誓いのキス、佳美が熱を出した時、藤井が渾身の力を出して踊ってくれた“解熱の舞”。ささやかながら、満ち足りた幸せがこのままずっと続くと思っていた頃、佳美に病魔が忍び寄る。ある日、佳美は「実家の父親の具合が悪いから」と家を出たまま帰ってこなくなってしまう。
佳美の言葉に何の疑いも持たなかった藤井だったが、久しぶりに帰った実家で見つけた手紙をきっかけに、4年前も自分たちが付き合っていた事実を知る。さらに、佳美の親友
中村夏子
から彼女の現状を聞き、バイクを飛ばす。なぜ、佳美は「結婚まで1年」と答えたのか。なぜ、かつて2人が付き合っていたことを明かさなかったのか。藤井の失われた記憶の中には、佳美への深い愛と、あまりにも切ない真実が隠されていた・・・・・。
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たぴおか的コメント
桐谷美玲が主演という点だけに興味があって観た作品。もうひとりの主演・大倉忠義など何者かすら知らなかったが、後で調べたら関ジャニ∞のメンバーだと知って、なるほど事務所の七光りかと納得。もちろん原作の小説も読んでいないが、映画を観ただけではとても「世代を超えて涙した恋愛小説」だとは思えない。もしかしたら、『さよなら渓谷』を観た後だったために、余計に物足りなく感じたのかもしれないけど。
このところ純愛映画が少ないと思っていたところにこの作品だから、否が応でも期待してしまうのだが、残念ながら期待に応えてくれるほどの内容じゃなかった。『100回泣く』というタイトルから想像されるほど、泣くシーンが多いわけでもなく、タイトルと内容が結びつかない。ケータイ小説などは特にそうなのだが、あたかも主人公の片方を死なせなければならないという不文律でもあるかのような、型にはまった内容にはいい加減飽きてきた。確かに、主人公の死は観ていて悲しいが、主人公を死なせなければ涙を誘えないというのは、小説として、あるいは映画として、製作者の力不足以外の何物でもないと、私は思ってしまうのだが。
桐谷美玲扮する佳美の心理が、どうしても矛盾しているように思えて理解に苦しむ。友人の結婚式で、佳美は藤井に再会したかったのか、それとも再会したくなかったのか?式の前と後とで、彼女の心境は明らかに正反対に変わってしまっているように見受けられるけど・・・・・。
佳美の親友・夏子を演じるのがともさかりえというのがどうにも不自然に思えて仕方ない。だって、2人は20ほども年齢が離れてるんじゃないの?と思って調べてみたら、驚いたことにてっきり40歳前後だと思っていたともさかりえは、まだ33歳とのこと。痩せすぎのせいで、顔が余計に老けて見えるんじゃないだろうか。とは言え、10歳離れていれば親友というよりは先輩と後輩、佳美は夏子に対して敬語で接する間柄という方が自然だと思う。
なんて具合に、本筋じゃなく細かい枝葉の部分が気になるということは、それだけ醒めた目で観ていたという証拠だろう。桐谷美玲が可愛いから全部許す!なんて、冗談でも言ってみたいところだが、残念ながらこの作品じゃねぇ・・・・・。