評 価
File No.
1929
製作年 / 公開日
2013年 / 2013年12月20日
製 作 国
イギリス / アメリカ / オーストラリア
監 督
バリー・クック
上 映 時 間
88分
公開時コピー
強く、生きろ。
群れで一番小さな恐竜の
壮大な旅が始まる。
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
(声の出演)
ジャスティン・ロング
[as パッチ]
ジョン・レグイザモ
[as アレックス]
ティヤ・シルカー
[as ジュニパー]
スカイラー・ストーン
[as スカウラー]
日本語吹替
木梨 憲武
[as パッチ]
中村 悠一
[as アレックス]
斎藤 千和
[as ジュニパー]
森川 智之
[as スカウラー]
鈴木 福
[as ナレーション]
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あ ら す じ
今から約7000万年前の白亜紀後期のアラスカは、今よりも気温が高く、生物が生きるのに適した環境で、多くの恐竜が闊歩していた。草食恐竜パキリノサウルスのとある群れで、卵が孵化して小さな恐竜が次々と誕生する。その中でも最も体が小さい
パッチ
は、兄弟にはねのけられて親がかみ砕いてくれた餌にもありつけないという、まさに弱肉強食の世界だった。
厳しい冬の到来とともに、パキリノサウルスの群れは食料となる植物を求めて南の温暖な地へと大移動を始める。しかし、パッチと兄の
スカウラー
を、獰猛な肉食恐竜ゴルゴサウルスから守るために、群れのリーダーである父は殺されてしまい、パッチとスカウラーはパッチの初恋の相手
ジュニパー
の群れ加わることになる。
身体の大きな肉食恐竜や自然の脅威と闘いながら、様々な危険をくぐり抜けてやがてパッチは大人へと成長する。、様々な危険をくぐり抜けて大人へと成長、やがて兄スカウラーと対決することになるのだった・・・・・。
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たぴおか的コメント
いつものようにほとんど予備知識なしで観たのだが、そのことをこれほど後悔させられた作品は初めてだ。どうやら小さな子供のいる家族連れ向きの作品のようで、字幕版上映はなし、予告編も『名探偵コナン』に始まり『ドラえもん』、『恐竜戦隊』と、今まで劇場で観たことのない予告編を立て続けに見せられた時点で、観るのをやめて帰ろうかと思ったくらいだ。
日本語吹替版の常だが、台詞があまりにうるさすぎて、しかもあまりに砕けた言葉遣いには辟易させられた。特に、ナレーションも兼ねているアレックスが喋りっ放しで、アレックスの台詞なのかそれともパッチの台詞なのかワケがわからなくなることもしばしば。おまけに、主人公がティラノサウルスやブロントサウルス、トリケラトプスといったメジャーな恐竜ならともかく、パキリノサウルスなんてATOKで変換もできないようなマイナーな恐竜では華がなさ過ぎる。
現在のシーンから始まって、過去へと遡る設定も無理矢理に思えるし、ストーリーも完全に子供向けの御都合主義で、観ていてハラハラすることもなくあっさりと最後まで過ぎていった感じで、多分しばらくすれば内容はおろか、こういう作品を観たことすら記憶に残らないんじゃないだろうか。尺が短かったのが不幸中の幸いで、これが100分を越える長さだったら、途中で意識を失っていたに違いない。