評 価
File No.
1931
製作年 / 公開日
2013年 / 2013年12月27日
製 作 国
アメリカ
監 督
フランシス・ローレンス
上 映 時 間
147分
公開時コピー
覚悟はいいか
歴代勝者による、
壮絶なバトルの幕が開ける!
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
最初に観たメディア
Theater
Television
Video
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
キ ャ ス ト
ジェニファー・ローレンス
[as カットニス・エバディーン]
ジョシュ・ハッチャーソン
[as ピータ・メラーク]
リアム・ヘムズワース
[as ゲイル・ホーソーン]
ウディ・ハレルソン
[as ヘイミッチ・アバナシー]
エリザベス・バンクス
[as エフィー・トリンケット]
レニー・クラヴィッツ
[as シナ]
フィリップ・シーモア・ホフマン
[as プルターク・ヘヴンズビー]
ジェフリー・ライト
[as ビーティー]
スタンリー・トゥッチ
[as シーザー・フリッカーマン]
ドナルド・サザーランド
[as スノー大統領]
ウィロウ・シールズ
[as プリムローズ・エバディーン]
ポーラ・マルコムソン
[as カットニスの母]
サム・クラフリン
[as フィニック・オデイル]
リン・コーエン
[as マグス]
ジェナ・マローン
[as ジョアンナ・メイソン]
アマンダ・プラマー
[as ワイレス]
メタ・ゴールディング
[as エノバリア]
ブルーノ・ガン
[as ブルータス]
アラン・リッチソン
[as グロス]
ステファニー・リー・シュルント
[as カシミア]
>
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
あ ら す じ
巨大独裁国家パネム。最先端都市キャピトルと12の隷属地区で構成されるこの国では、国民を完全服従させるための見せしめ的イベントとして、毎年1回、各隷属地区から12〜18歳の男女1人ずつプレイヤーを選出して最後の1人になるまで戦わせるサバイバル・ゲーム、ハンガー・ゲームが開催されていた。
第74回ハンガー・ゲームで妹の身代わりに出場し生還した
カットニス・エバディーン
の姿に国中は勇気づけられ、国家に対する革命の動きが広まりつつあった。そんな中、第75回の記念大会では、歴代勝者たちが戦うという特別ルールが発表される。その裏には、カットニス抹殺を狙った独裁者・
スノー大統領
の思惑が潜んでいた。
今までの大会とは桁違いの強敵揃いの大会を前にして、第12地区の代表となったカットニスと
ピータ・メラーク
に対し、サポート役の
ヘイミッチ・アバナシー
は、単独で行動しては狙い打ちされるために同盟を組むようにアドバイスする。こうして、様々な思惑が交錯する中、大会は幕を開ける。
今回のゲームメーカーに就いた
プルターク・ヘヴンズビー
は、スノー大統領と供託してカットニス抹殺へと動き出す。そんな意図も知らずにカットニスは、ピーター、
フィニック・オデイル
、
マグス
らと行動を共にするカットニス。しかし、大会の裏には彼女が想像もしないある大きな企てが進行していたのだった・・・・・・。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
たぴおか的コメント
ご存じアカデミー主演女優賞を受賞したジェニファー・ローレンス主演のシリーズ2作目。あわよくば続編を、といった感のあった前作と異なり、今回は明らかに続編を想定した作り・・・・・と言うよりも、ハッキリ言えば完全に中途半端で何も解決せずに終わるのだ。こういう作りになったのも、おそらくは昨年のアカデミー賞でジェニファー・ローレンスが主演女優賞を受賞したことが少なからず影響しているはず。
147分という尺もさることながら、やっとハンガー・ゲームがスタートするのが1時間以上もたってから。そこまでで待ちきれずにイライラさせられる向きも少なくないだろうが、それもすべてが続編への布石になっているのだ。そして、あらすじにも書いた通り、主人公カットニスが知るよしもないハンガー・ゲームの裏側では、密かな企てが着々と進行しているのだが、そのトリガーとなったのは、間違いなく第74回大会で優勝したカットニスにある。そのことを観る者に徹底する意味でも、ゲームが始まるまでに1時間以上もの描写を必要としたのだろう。
前回のゲームメーカーだったセネカが、スノー大統領によって自殺に追い込まれてしまい、代わってゲームメーカーに就いたのが、フィリップ・シーモア・ホフマン演じるプルタークなのだが、なぜこの曲者役者をゲームメーカー役を演じさせたのか、その意図がハッキリするのはラストシーンだ。なるほど、こういう裏があったとはねぇ、と。ただ、その裏にも実はさらに裏があったりして、なんて勘ぐりたくなるのはフィリップ・シーモア・ホフマンならではで、彼の本当の思惑がどこにあるのかは、次回作を観てみなければわからないだけに、気になる〜!
そんなわけ(って、どういうわけなのか・・・・・ネタバレになるのでここでは明かせません)で、次回作はハンガー・ゲームを離れてさらにスケールが大きくなることは間違いない。前作と違い、続編の告知がなかったのは、それが一目瞭然のためなのだろうか。プルタークの立ち位置がスノー大統領側なのかそうでないのか、拉致されたピータ達はどうなるのか、そしてカットニスはピータを選ぶのかそれともゲイルと元の鞘に収まるのか。色んな意味で次回作への期待が否応なしに高まる2作目だった。