評 価
File No.
1935
製作年 / 公開日
2013年 / 2014年01月10日
製 作 国
アメリカ
監 督
ミカエル・ハフストローム
上 映 時 間
116分
公開時コピー
“完全”を超えろ
そこは、地図にのらない動く要塞。
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
シルヴェスター・スタローン
[as レイ・ブレスリン]
アーノルド・シュワルツェネッガー
[as エミル・ロットマイヤー]
ジム・カヴィーゼル
[as ホブス所長]
カーティス・“50 Cent”・ジャクソン
[as HUSH]
ヴィニー・ジョーンズ
[as ドレイク]
ヴィンセント・ドノフリオ
[as レスター・クラーク]
エイミー・ライアン
[as アビゲイル]
ファラン・タヒール
[as ジェイヴド]
サム・ニール
[as Dr.カイリー]
マット・ジェラルド
[as ローグ]
ケイトリオーナ・バルフ
[as ジェシカ・ミラー]
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あ ら す じ
レイ・ブレスリン
は、投獄された刑務所から脱出してセキュリティの欠点を指摘するという、世界屈指のセキュリティ・コンサルタント=脱獄のプロだった。ある日彼はCIAの
ジェシカ・ミラー
の依頼を受け、ある刑務所へと連行される。ところが、ブレスリンの腕に仕込まれた発信器は摘出、破壊され、彼の仲間
HUSH
や
アビゲイル
は、ブレスリンをバックアップすることができなくなってしまう。
ブレスリンが投獄されたのは、“墓場”と異名をとる巨大なタンカーで、現在地も不明、一度入れば二度と出ることができないという巨大な監獄だった。自分が何者かによって罠にかけられたことを知ったブレスリンは、自分を罠にかけた組織の陰謀を暴くために“墓場”からの脱出計画を練り始める。そんな彼に近づいてきたのは、凶暴な手下たちを率いる囚人たちのボス、
エミル・ロットマイヤー
だった。
果たしてロットマイヤーは敵か味方か?そして、ブレスリンは見事巨大監獄から脱獄することができるのか・・・・・?
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たぴおか的コメント
『エクスペンダブル2』で共演してはいたものの、シュワちゃん&スタローンがW主演でがっぷり四つに組むこの作品、もちろん昨年の暮れに公開を知ってからは大いに期待を膨らませていた。考えてみると、80年代にアクションスターの双璧をなしていた2人は、とかく互いをライバル視していて、特にスタローンはその傾向が強かったように思える。サンドラ・ブロックと共演した『デモリションマン』では、元大統領のシュワルツェネッガー・ライブラリーという話を聞いて、スタローン演じるスパルタンがげんなりしたなんて、その典型だろう。一方、シュワちゃんの『ラスト・アクション・ヒーロー』では、レンタルビデオ店の立て看板で、ターミネーターがスタローンだったりして、おそらく2人が実際に仲が悪いわけじゃなく、周囲が2人をライバルのように祭り上げるから、半ばそれを面白がって利用してたんじゃないかとは思うけど。
だから、当時はそんな2人が同じ作品で共演するなんて想像もできなかったが、こうなってみるとそれが嬉しい反面、2人も峠を越してしまったんだという寂しさも同時に感じる。とにかく、そんな2人の共演は、私にとっては『ドラゴン・キングダム』でジャッキー・チェンとジェット・リーが共演したのに勝るとも劣らない嬉しい事態ではある。ただ、欲を言わせてもらうならば、スタローンよりはシュワちゃん贔屓の私にとっては、2人の役柄が逆ならもっと楽しめただろうと思うのがちょっと残念。
2人がストーリーの中でどういう形で遭遇するのかに興味があったのだが、シュワちゃん扮するロットマイヤーがあまりに開けっ広げにスタローン演じるブレスリンに味方するもんだから、あまりに不自然に感じてしまった。ブレスリンもブレスリンで、簡単にロットマイヤーを信じて、あんな秘密を打ち明けてしまっていいのか?なんて、観ているこっちが不安になってしまった。まぁ、ロットマイヤーの行動の裏には実は秘密があって、それがラストシーンで明らかにされると、「なるほど」と納得できちゃうんだけどね。
この作品を盛り上げた立役者を挙げるならば、主演の2人以外だと間違いなく悪辣な監獄の所長ホブスを演じたジム・カヴィーゼルだろう。権力を笠に着て2人のビッグネームをこれでもかとばかり痛めつけるサディズムには、本人も快感を覚えてるんじゃないかと勘ぐりたくなるほど。彼のような役者にとっては、これほど注目を浴びる役柄は願ってもないチャンスだろうからね。