評 価
File No.
1959
製作年 / 公開日
2013年 / 2014年02月07日
製 作 国
韓 国 / アメリカ / フランス
監 督
ポン・ジュノ
上 映 時 間
125分
公開時コピー
前へ進め。
世界を変えろ。
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
クリス・エヴァンス
[as カーティス]
ソン・ガンホ
[as ナムグン・ミンス]
ティルダ・スウィントン
[as メイソン]
ジェイミー・ベル
[as エドガー]
オクタヴィア・スペンサー
[as ターニャ]
ユエン・ブレムナー
[as アンドリュー]
アリソン・ピル
[as 小学校教師]
コ・アソン
[as ヨナ]
ジョン・ハート
[as ギリアム]
エド・ハリス
[as ウィルフォード]
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あ ら す じ
地球温暖化がますます深刻になっていき、2014年7月1日、気温を最適なレベルに保つために79カ国により人工冷却物質CW-7が散布された。しかしこれが仇となり、雪と氷が地球を覆い氷河期へ突入してしまい、永久不滅のエンジンを搭載し1年かけ地球一周する列車スノーピアサーに全てが凍る前に乗り込んでいた者以外は死に絶えてしまった。それから17年後の2031年、人類唯一の生存場所であるスノーピアサーは、無賃車両の最後尾車両は貧困層の人々が押し込められ、皆食料を満足に得ることができず飢えていた。その一方で富裕層の人々がいる豪華な前方車両では、氷河期になる前と変わらない暮らしが続いていた。そしてスノーピアサーを開発したウィルフォード産業の
ウィルフォード
が絶対的権力を握っていた。
最後尾車両にいる
カーティス
は
エドガー
ら仲間とともに、悲惨な現状を変えるために革命を目論み、囚人セクターに捕らわれている技術者
ナムグン・ミンス
を助け出し、彼の助けを借りてウィルフォードのいる先頭車両を目指すのだが・・・・・。
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たぴおか的コメント
“雪を突き刺す物”だからSNOWPIERCERか・・・・・世界が人類自らの過ちで凍り付いてしまい、わずかな人類を救うこととなったノアの箱舟的存在が、スノーピアサーと呼ばれる列車ということだが、なぜ常に動力源を必要とする列車なのかが謎。もしかしたら、スノーピアサーの創造主であるウィルフォードが、大の鉄道ファンだったのかも。それにしても、まさに神格化されているスノーピアサーのエンジン、列車にモーターじゃなくエンジンというのも奇異に感じるが、このエンジン、一体何を燃料に稼働しているのだろうか?
人類は絶滅の危機に直面すると、どうしても富裕層と貧困層の二階層に分類されてしまうようだ。この作品でも、富裕層は前方の車両で何不自由なく暮らしている。生活必需品を扱う車両があるのはもちろんのこと、ヘアサロンやエステ、プールにバーまであるとは、まさに至れり尽くせりだ。それに対して貧困層の扱いは、他の作品の例に漏れず、人間以下の扱いを受ける最低限の生活を強いられている。そして、当然の成り行きで、貧困層の不満は抑えきれなくなり、富裕層に対するクーデターが起きる。このあたりの展開は予定調和だが、実はこのクーデターの裏にはとんでもない秘密が隠されているのだ。
これほど演じる俳優が誰なのかまったく気づかなかった作品も珍しい。主役のカーティスを演じるのが『ファンタスティック・フォー』『キャプテン・アメリカ』のクリス・エヴァンスだとは、エンド・クレジットでハッキリと観たにもかかわらず、未だに信じ難い。そして、さらに驚いたのがティルダ・スウィントンで、上流階級の人間から総理大臣と呼ばれるオバチャンが一体誰なのか、ずっと気になっていたのだが、キツめの整った顔立ちのティルダがああなるとは、よくもまぁ化けたもんだ。予め予備知識もなく、彼女がティルダだと気づく人なんているんだろうか。
製作に韓国が絡んでいるのは知っていたが、配給がモロに韓国のJCエンターテインメントで、監督もポン・ジュノといった具合に、韓国が中心に製作されたようだ。フランスが製作に入っているのは、原作となる小説がフランスの作品だからだろう。そんなわけで、韓国の俳優陣から抜擢されたのが、ベテランのソン・ガンホだ。彼は以前に『グッド・バッド・ウィアード』でハリウッド進出を果たしているから、これが二度目の国際的な作品への出演となる。彼も英語を喋るのかと思ったら、通訳器を使ってハングル語で会話するという設定だった。英語を喋るソン・ガンホなんて想像つかないし、きっと似合わないだろう(笑)。