評     価  

 
       
File No. 1981  
       
製作年 / 公開日   2013年 / 2014年03月14日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   クリス・バック  
       
上 映 時 間   102分  
       
公開時コピー  
凍った世界を救うのは
真実の愛。
 
 

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト
(声の出演)
  クリステン・ベル [as アナ]
イディナ・メンゼル [as エルサ/雪の女王]
ジョナサン・グロフ [as クリストフ]
ジョシュ・ギャッド [as オラフ]
サンティノ・フォンタナ [as ハンス]
アラン・テュディック [as ウェーゼルトン公爵]
キアラン・ハインズ [as パビー]
クリス・ウィリアムズ [as オーケン]
 
日本語吹替   神田 沙也加 [as アナ]
松 たか子 [as エルサ/雪の女王]
原 慎一郎 [as クリストフ]
ピエール瀧 [as オラフ]
津田 英佑 [as ハンス]
多田野 曜平 [as ウェーゼルトン公爵]
安崎 求[as パビー]
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あ ら す じ    姉のエルサと妹のアナは、王家の美しい姉妹。しかし、触れるものを凍らせる“禁断の力”を持つエルサは、ある事件をきっかけにアナを傷つけることを恐れるあまり、自分の部屋に閉じこもって仲のよかったアナさえも拒絶して暮らしていた。
 年月が流れ、王と王妃が船の事故で遭難し、エルサが新女王として戴冠式を迎えることになる。けれどもエルサは、力を制御することができずに、自分の意志に反して真夏の王国を冬に変えてしまう。城を飛び出したエルサは、生まれて初めて禁断の力を解き放ち、雪と氷を自在に操って冬の王国を作りあげ“雪の女王”となるのだった。
 行方を絶った姉と王国を救うため、山男クリストフとその相棒のトナカイのスヴェン、“夏に憧れる雪だるま”のオラフと共に雪山の奥深くへ旅に出るアナ。彼女の想いは、姉の凍った心を溶かし、世界を救うことができるのか?引き裂かれた姉妹の運命は?そして、すべての鍵を握る“真実の愛”とは・・・・・?
 
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たぴおか的コメント    アニメ作品の場合、実写ものほど字幕にこだわらないタチの私だが、この作品の最大の見せ場はエルサがひとり城を飛び出して、雪山で雪と氷を使って城を作り上げ雪の女王となるシーンでの、圧倒的なイディナ・メンゼルのヴォーカルにある。松たか子の唄なんて聞きたくもないし、さらにはアナの吹替が神田沙也加とあっては、もう何が何でも字幕版で観なければならない。ってわけで、TCXとDOLBY ATMOSで字幕版が観られるTOHOシネマズのららぽーと船橋で鑑賞。
 『メリダとおそろしの森』のようなキャラクターは全く可愛く思えないし、ディズニー本来の手描きのキャラクターもあまり好きじゃない私にとっては、この作品が『塔の上のラプンツェル』と同じくCGのキャラクターであることも嬉しい限りだ。そして、キャラクターが可愛いだけじゃなく、雪や氷の描写が素晴らしく美しい。
 エルサが放った氷が胸に刺さったアナを救うのが真実の愛、そしてその相手が当然ハンス王子だと思ったら実は彼はトンデモない奴で脱落。次にクリストフがその相手だと思ったらこれもまた見当違いという、二段階のどんでん返しに遭った。結局、そのオチにはちょっと拍子抜けした感がなくもないが、溶けてなくなると思ったオラフも、あんな形でエルサに救われるとは、この手の作品にふさわしいハッピーエンドで締めくくられているのが気持ちいい。
 同じアニメ作品で、観客層も競合する強敵・『ドラえもん』を蹴落としての初登場1位は、さすがオスカー長編アニメ作品賞受賞作の貫禄だ。