評     価  

 
       
File No. 2022  
       
製作年 / 公開日   2014年 / 2014年05月30日  
       
製  作  国   日  本  
       
監      督   福田 雄一  
       
上 映 時 間   93分  
       
公開時コピー       

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   指原 莉乃 [as 滝沢幸子(ブー子)]
ユースケ・サンタマリア [as 滝沢幹男]
ムロ ツヨシ
鈴木 福
三浦 理恵子 [as 幸子の母]
片桐 はいり [as 占い師]
志賀 廣太郎 [as デパート社長]
マギー
佐藤 二朗
小嶋 陽菜
きたろう
山西 惇
池田 成志
岡田 義徳
博多 華丸
中村 ゆり
橋本 じゅん
大河内 浩
井上 裕介
松岡 璃奈子
アルコ&ピース
田口 トモロヲ
 
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あ ら す じ    子どもの頃から文句ばかり言っているため“ブー子”というあだ名まで付けられた大学生の幸子は、それでもいつかは少女漫画みたいな出会いがあると信じてきた。しかし、夢見ていた華やかなキャンパスライフには縁がなく、部屋にこもって少女漫画を読む日々を送っている。
 そんなある日、漫画の趣味が同じで、ジョニー・デップに似ているという男の子“スパロウさん”とツイッター上で知り合った幸子は、「この人と会って、私は変わる!」と決意、“スパロウさん”と会う約束を交わす。
 まずは、むくみをとるためにジョギングに出かけた幸子だったが、数何十匹もの黒猫や不吉なカップルに遭遇た挙げ句、素人どっきりの撮影隊によって落とし穴にはまり、さらに瞬間接着剤が付着したベンチに腰掛けてしまい、着ていたジャージを脱ぐ羽目に。代わりに段ボールを着て帰ろうとするとホームレスに絡まれ、服を買いに行ったデパートでもハプニングに見舞われる始末。
 その後もあり得ないトラブルに次々と襲われ続ける幸子。果たして、探し求めていた理想の王子様、“スパロウさん”に出会うことはできるのか・・・・・?
 
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たぴおか的コメント    『ミューズの鏡』に続き、指原莉乃が主演するドタバタコメディ。賛否両論・・・・・というよりは、「賛」より「否」の方が圧倒的に多いかもしれない(笑)。とにかくストーリーなどあって無いようなもので、小ネタの連続を無理矢理繋いだという感はあるが、それが結構笑える。頭を空っぽにして観るには最適な作品だ。
 個人的に気に入ったシーンがあって、指原莉乃演じる幸子が無理矢理ヤクザの組長にされて、組長服だというセーラー服を着せられるが、なぜ組長服がセーラー服なのか機関銃を手にした瞬間ピンときた。そして、絶対に次の彼女のセリフは「カ・イ・カ・ン」以外はあり得ないと確信して観ていたら(私と同世代の映画ファンなら、おそらく誰もがそう思ったはず)、見事にその期待に応えてくれるあたりは憎い配慮だねぇ。多分、そのシーンのためにわざわざヤクザの組長のくだりの撮ったんだろうけど、幸子を追い回した田口トモロヲさんご苦労様でした(笑)。
 それにしても、トップアイドルであるにも関わらず、指原莉乃の変顔にも全く躊躇しない体当たり演技には感心。車に撥ねられて白目をむいているシーンなどは、AKBの総選挙で1位をとったなんてとても思えない(笑)。そんな彼女をもり立てるような、豪華なキャストにも注目だ。義理の父を演じたユースケ・サンタマリア、母親役の三浦理恵子(彼女も母親役を演じる年齢になっちゃんったんだね)、ムロツヨシ、佐藤二朗、志賀廣太郎、片桐はいり、鈴木福と、バラエティーに富んだ面々が意外なシーンで意外な役柄で登場するのが面白い。