評     価  

 
       
File No. 2030  
       
製作年 / 公開日   2014年 / 2014年06月14日  
       
製  作  国   日  本  
       
監      督   前田 弘二  
       
上 映 時 間   119分  
       
公開時コピー   脱出しちゃう?  

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   榮倉 奈々 [as 小山田みのり]
高梨 臨 [as 吉村茜]
瀬戸 康史 [as 蒲田勉]
加瀬 亮 [as 阿部知哉]
宇野 祥平 [as 本間忠義]
中村 ゆり [as 早川愛子]
池松 壮亮 [as 田嶋祐一]
上原 美佐 [as エミ姐]
吉永 淳 [as マコちゃん]
佐藤 みゆき [as 遠藤加代子]
安田 顕 [as 塚原聡]
鶴見 辰吾 [as 大橋社長]
 
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あ ら す じ    出版社で編集をしている26歳の小山田みのりは日々仕事に追われ、人間関係にも疲れていた。ある日友人の早川愛子からハワイで挙式することを告げられ、その二次会のセッティングを頼まれる。面倒くささを感じつつも、仕事で特集を組んでその取材という名目でハワイで遊び倒そうと考え、大橋社長を半ば脅迫まがいのやり方で説き伏せ、早速ハワイへと向かう。
 ハワイの開放的な空気の中派手にパーティに行ったり飲んだりと満喫するが、どうも苛立ちを消すことができない。そんな中みのりは、ハワイで働きながら玉の輿を狙いパーティに出続ける吉村茜、事業を立ち上げては失敗を繰り返す蒲田勉、自由気ままに生きる一見浮浪者みたいな阿部知哉らと知り合う。
 彼らと一緒に飲んで騒いでいたはずが、いつの間にか茜は本物の愛に目覚め、勉は新たな道を歩きはじめ、知哉は自分の人生と向かい合っていた。仕事からも恋からも逃げていたみのりは、ふと立ち止まる・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    ハワイ紹介の映画化とおもっていたらそうではなく、ハワイを舞台にしたラブコメディだった。それじゃ、ナゼ今ハワイなんだ?劇中で「今はハワイブームだから」という榮倉奈々演じるみのりのセリフがあるが、今がハワイブームだなんて聞いたこともないんだけどなぁ。
 ラブコメディであるからには、みのりの相手となる男性がいるわけだが、加瀬亮にしろ瀬戸康史にしろ、今ひとつインパクトに欠けて役不足という感がしてならない。だから、ラストでみのりが2人のいずれかと結ばれるシーンが静止画で紹介されるが、どうにも納得できず「えぇ?結局そうなるのか」と半ば呆気にとられてしまった。この作品の場合は、結局みのりはどちらともくっつかずに、しかし不倫とはキッパリと決別していきていく、なんてパターンが個人的には勝手に似合うと思ったりするんだけどね。
 榮倉奈々は、スクリーンデビュー作の松潤と共演した『僕は妹に恋をする』の頃から比べると、格段に演技が上達したね。その分、変に垢抜けしてしまって、あの頃のみずみずしさが消えてしまったように思えるのは、仕方ないことかな。そして、その榮倉奈々よりも目を惹いたのが、茜を演じた高梨臨(“たかなし・のぞみ”だと思っていたら、実は“たかなし・りん”が正しかった)だ。最初は平凡な女性にしか思えた茜だが、次第に魅力的に見えてきて、みのりよりも茜の恋を応援したくなった。