評     価  

 
       
File No. 2035  
       
製作年 / 公開日   2014年 / 2014年06月21日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   マックG  
       
上 映 時 間   117分  
       
公開時コピー   職業、スパイ。
弱点、16歳の娘。
 

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   ケヴィン・コスナー [as イーサン・レナー]
アンバー・ハード [as ヴィヴィ・ディレイ]
ヘイリー・スタインフェルド [as ゾーイ・レナー]
コニー・ニールセン [as クリスティン・レナー]
リヒャルト・サメル [as ウルフ]
トーマス・レマルキス [as アルビノ]
マルク・アンドレオーニ [as ミタット]
ブルーノ・リッチ [as グイド]
ジョナス・ブロケット [as ヒュー]
 
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あ ら す じ    任務中に倒れ、病院へ運ばれたベテランCIAエージェントのイーサン・レナーは、医師から余命3ヶ月と告げられる。残された時間を家族と過ごそうと、彼はパリへ向かうが空白の時間はなかなか埋める事が出来ず、思春期の娘ゾーイとの溝は深まるばかりだった。
 そんな中、女エージェントのヴィヴィが現れ、病に効く試験薬を提供する代わりにある仕事を持ちかけてくる。それは、凶悪で冷徹なテロリスト抹殺という危険な仕事であった。イーサンは、これが現役最後の仕事として引き受けるのだが・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    このところ当たり続きだった、リュック・ベッソン率いるヨーロッパ・コープ作品にしては、ケヴィン・コスナーには悪いが珍しくハズレに属する作品じゃないかな。ケヴィン・コスナー演じるイーサンに課せられた最後のミッションとやらが、それまで彼がやり遂げてきたミッションと比べて、それほど危険で困難が伴うとも思えないし、そもそも本来はそのミッションはアンバー・ハード扮するcヴィヴィに与えられたもので、イーサンは助手的な位置づけであるにもかかわらず、なぜかヴィヴィはミッションに直接手を染めることなく、すべてイーサンにやらせてしまうというのも理解できない。
 おまけに、コミカルな要素を加えたかったのか、余計な小ネタが挿入されていて、緊迫感も損なわれてしまう。だから、途中で「あれ?イーサンのミッションの目的はなんだったっけ?」なんてワケがわからなくなったりする。せっかく私のお気に入り女優のひとり、アンバー・ハードが出演しているのに、彼女の存在が必要不可欠とも思えず、あれじゃいてもいなくても同じじゃないの?なんて思えてくる。
 ただ、唯一の救いはイーサンの娘ゾーイとの関係が徐々に修復されていくのは、観ていて気持ちが和む。結局、徹底したアクション作でもなく(ケヴィン・コスナーの年齢じゃそれも無理かな?)、かといって父娘の絆を描いたドラマでもなく、いずれも中途半端に終わってしまったようだ。