評 価
File No.
2042
製作年 / 公開日
2014年 / 2014年06月28日
製 作 国
日 本
監 督
佐藤 佐吉
上 映 時 間
100分
公開時コピー
勝負に勝てば、主人。
勝負に負ければ、奴隷。
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
秋元 才加
[as 荒川エイア]
本郷 奏多
[as 大田ユウガ]
大沢 ひかる
[as 葛飾ジュリア]
山田 裕貴
[as 中央アタル]
窪田 悠来
[as 新宿セイヤ]
杏 さゆり
[as 杉並ルシエ]
折井 あゆみ
[as 足立シヲリ]
イ・テガン
[as 墨田ズシオウマル]
麻亜里
[as 豊島アヤカ]
黒石 高大
[as 文教ゼンイチ]
斉藤 悠
[as 目黒マサカズ]
槙尾 ユウスケ
[as 板橋ゲッコウ]
岩崎 う大
[as 中野タイジュ]
天乃 舞衣子
[as 渋谷サチ]
川嵜 祐樹
[as 品川ゼロ]
畔柳 亮平
[as 港タキオ]
MASAMI
[as 千代田マリヤ]
板垣 李光人
[as 江戸川リュウオウ]
心 美響
[as 北ミナミ]
緒方 幹太
[as 練馬ムオン]
鳥居 みゆき
[as 台東フジコ]
斎藤 洋介
[as 世田谷ツバキ]
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あ ら す じ
漫然と日々を過ごしていたフリーターの
荒川エイア
のもとに、ある日両親の離婚で離ればなれに育った双子の弟・
大田ユウガ
が突然訪ねてくる。そして、ユウガはエイアを半ば強引にある勝負に引き込もうとする。それは、人を奴隷にすることができるスレイブ・コントロール・メソッド、通称SCMという器具を装着した者同士が何かしらの勝負をし、勝者は主人、敗者は奴隷となるバトルロイヤルだった。
女子高生やホスト、牧師、OL、アニメオタク、SMの女王様らがそれぞれの目的を果たすために、勝負をしかけてくる中、エイアとユウガは、ある時は奴隷を従え、またある時は奴隷にされることを繰り返しながら、SCMを開発したマスターと呼ばれる謎の人物に近づいていく・・・・・。
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たぴおか的コメント
タイトルの“奴隷区”の“区”の意味と、“僕と23人の奴隷”の“23人”という人数の意味がわかった。と、こう書けば察しのいい方ならおわかりだろうが・・・・・てか、上のキャスト欄見りゃ、誰でもわかるか(笑)。“区”と“23”、つまり登場人物23人の名字がすべて東京23区の名前になっているのだ。でも、だとすると、“僕と23人の奴隷”って副題はおかしいんじゃないかな?“僕を含めた23人の奴隷”ならわかるけど、どう考えても正しくは“僕と22人の奴隷”だと思うのだが。
荒川エイア(エイヤに聞こえて仕方ない)、大田ユウガ(まさか優雅じゃないよな)、新宿セイヤ(聖闘士星矢か)、中央アタル(漢字で書くと中央中?)、杉並ルシエ(ジュエリーショップだろ)、墨田ズシオウマル(長いんだよ)、北ミナミ(ギャグとしか思えない)・・・・・といった具合に、名字もさることながら名前もよくこれだけ珍妙なものを集めたものだ(笑)。登場人物のネーミングだけ見ても、この作品の原作が奇をてらっただけで中身の薄いものだとしか、私には思えない。
そして、さらにダメダメなのが主人公2人のキャスティングだ。秋元才加って、元々興味ないからいつの間にAKBを卒業したのか知らなかったし、顔もよく知らなかったのだが、これほど可愛くないとは思わなかった。おかげで、主人公を応援しようという気力が失せてしまう。同じAKB絡みだったら、もっと可愛い子はいくらでもいるだろうに。そして、もっと致命的なのは本郷奏多。子役の頃はまだマシだったのに、今は唇の片側を吊り上げた嫌みな顔つきが完全に地顔になっていて、もう普通のキャラクターを演じることはできないだろう。もしもあの表情が演技だったとしたら、『GANTZ』の時もそうだったが、ナゼあんな気持ちの悪い表情しかできないのだ?『K-20』辺りまでがかろうじて限界で、それ以降の彼の演技は見るに堪えない。
モアイの斉藤さんをあんな役柄にキャスティングしたのも、受けを狙ったとしか思えず、真剣な作品にしようという意図が感じられない。そして、常に「どこかで観たような・・・・・」という既視感がついてまわるし、クライマックスも全く盛り上がらない。クライマックスの決戦で、最初のゲームが水に顔を長く浸けていられる者の勝ち、というのはどこか滑稽なのに、次の勝負は指を1本ずつ折られるゲームなんて、どうやらマスター趣味のようだが、“悪趣味の極み”としか言いようがないね。