評     価  

 
       
File No. 2186  
       
製作年 / 公開日   2014年 / 2015年03月20日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   ショーン・レヴィ  
       
上 映 時 間   97分  
       
公開時コピー   忘れられない
夜が来る!
 

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   ベン・スティラー [as ラリー・デリー/ラー]
ロビン・ウィリアムズ [as セオドア・ルーズベルト]
オーウェン・ウィルソン [as ジェデダイア]
スティーヴ・クーガン [as オクタヴィウス]
リッキー・ジャーヴェイス [as マクフィー館長]
ダン・スティーヴンス [as サー・ランスロット]
レベル・ウィルソン [as ティリー]
スカイラー・ギソンド [as ニック・デリー]
ラミ・マレック [as アクメンラー]
パトリック・ギャラガー [as アッティラ・ザ・フン]
ミズオ・ペック [as サカジャウィア]
ベン・キングズレー [as マレンカレ]
クリスタル・ザ・モンキー [as デクスター]
ディック・ヴァン・ダイク [as セシル]
ミッキー・ルーニー [as ガス]
ビル・コッブス [as レジナルド]
アンドレア・マーティン [as ローズ]
アンジャリ・ジェイ [as シェップスハレット]
ヒュー・ジャックマン [as Himself]
 
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あ ら す じ    1938年、エジプト。遺跡の発掘現場で、考古学者の息子が地下墓地に転落。そこで光輝くファラオの石版〈タブレット〉が発見される……。現代のニューヨーク。アメリカ自然史博物館の夜警・ラリー・デリーは、新設されたプラネタリウムの祝賀パーティの準備で大忙し。晩餐会では満天の星座を見せながらセオドア・ルーズベルトが心を動かすスピーチを行い、大成功・・・・・のはずだった。ところが、テディがいきなり乱心、展示物の仲間たちまで乱入して大混乱となる。しかもパーティの後、仲間たちは何も覚えておらず、アクメンラーが倒れこんでしまった。展示物たちを動かしている魔法の石板に異変が起こったことが原因で、もし石版が滅びれば仲間たちは動けなくなってしまう。ラリーは前任の老警備員3人組を訪ね、その秘密を解く鍵が大英博物館にあると知る。
 高校生の息子ニッキーと仲間たちを連れてロンドンへ向かったラリーは、女性警備員のティリーを騙し、なんとか大英博物館へ潜入するが、突如巨大なトリケラトプスの骨格標本に襲われる。そこに現れ彼らを助け出したのは、アーサー王伝説の騎士・サー・ランスロットだった。だがホッとしたのもつかの間、今度はオオクタヴィウスジェデダイアのミニチュア2人組が排気口に吸い込まれ、危険なジオラマへと迷い込む。一方、ソウリュウの攻撃から辛くも逃げ出したラリーたちは、アクメンラーの父マレンカレから石版の魔法の秘密を聞き出す。だがその時、ランスロットがニッキーを人質に取り、石版を奪ってロンドンの街へ逃走してしまう。それを追うラリーたちにはさらなる危機が待ち受けていた・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    う〜ん・・・・・シリーズ完結編としては、非常に残念な作品。さらには、セオドア・ルーズベルトを演じるロビン・ウィリアムズの最後の出演作となると、なおさらのこと残念。言っちゃ悪いけど、シリーズ3作の中では最低の出来だと思う。ファーゲットとなるのがファミリー層の作品だから、これはこれでいいのかもしれないが、今までの2作と比べると、その落差は大きい。尺が短いのに、まるでドリフのコント(あれはあれで好きなんだけど)のようにクドく、ベン・スティラーが2役を演じるラリーとラーのやり取りなどはその最たる物。ただ、笑っちゃうのは、ネアンデルタール人のラーのメイクを施したベン・スティラーが、驚いたことにトム・クルーズにソックリなんだよね。
 驚いたのはもうひとつ。クレジットには名前がなかったが、ヒュー・ジャックマンが彼自身の役柄で登場していたこと。カメオ出演とはいえウルヴァリンの真似をしたりと、サービス精神が旺盛なのに加えて、わざとだろうけどウルヴァリンの真似が全然似てなかったりするのが笑える。
 名優ロビン・ウィリアムズとラリーの別れのシーンは、どうしても現実のロビンとオーバーラップして、しんみりとした気持ちにさせられる。エンド・クレジットのラスト、“ロビン・ウィリアムズに捧げる”の一文がグッとくる。