評     価  

 
       
File No. 2187  
       
製作年 / 公開日   2015年 / 2015年03月21日  
       
製  作  国   日  本  
       
監      督   羽住 英一郎  
       
上 映 時 間   109分  
       
公開時コピー   よく学び、よく狙え。
最高の先生は最強の標的(ターゲット)。
 

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   山田 涼介 [as 潮田渚]
椎名 桔平 [as 烏間惟臣]
菅田 将暉 [as 赤羽業]
山本 舞香 [as 茅野カエデ]
竹富 聖花 [as 中村莉桜]
優希 美青 [as 神崎有希子]
上原 実矩 [as 奥田愛美]
橋本 環奈 [as 自律思考固定砲台(=律)]
加藤 清史郎 [as 堀部イトナ]
知英 [as イリーナ・イェラビッチ]
高嶋 政伸 [as 鷹岡明]
宮原 華音 [as 片岡メグ]
武田 玲奈 [as 不破優月]
金子 海音 [as 原寿美鈴]
岡田 隆之介 [as 前原陽斗]
市川 理矩 [as 杉野友人]
小澤 顧亜 [as 菅谷創介]
高橋 紗妃 [as 岡野ひなた]
田中 日南乃 [as 速水凛香]
加藤 雄飛 [as 磯貝悠馬]
三河 悠冴 [as 三村航輝]
長村 航希 [as 岡島大河]
大岡 拓海 [as 千葉龍之介]
志村 玲那 [as 倉橋陽菜乃]
佐藤 ありさ [as 矢田桃花]
大熊 杏実 [as 狭間綺羅々]
荒井 祥太 [as 木村正義]
吉原 拓弥 [as 竹林孝太郎]
長谷川 ティティ [as 吉田大成]
高尾 勇次 [as 村松拓哉]
菅原 健 [as 寺坂竜馬]
中原 丈雄
吉田 鋼太郎
桐谷 美玲 [as 雪村あぐり]
二宮 和也 [as 殺せんせー(声の出演)]
 
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あ ら す じ    有名進学校・椚ヶ丘中学の落ちこぼれクラス3年E組に、突然タコ型の謎の生物が、担任教師として赴任する。その生物は月の7割を破壊し、1年後の3月には地球をも破壊するという。多くの暗殺者や軍隊が暗殺を試みたものの、全て失敗に終わる。そして、地球破壊へのタイムリミットが近づく中、謎の生物自ら椚ヶ丘中学校3年E組の担任になることを政府に提案したのだった。
 3年E組の担任として謎の生物、そして副担任には防衛省のサポートとして烏間惟臣が着任し、凄腕の殺し屋イリーナ・イェラビッチも送り込まれる。潮田渚赤羽業ら生徒たちは戸惑いながらも、謎の生物に“殺せない先生”=“殺せんせー”と名付けて、あの手この手で暗殺を試みていく。
 超高速で生徒たちの“暗殺”を回避していく殺せんせーだが、生徒たちには絶対に危害を加えないという条件を厳格に守るばかりか、他の教師の誰よりも真っ直ぐ向かい合って生徒たちにを指導することを忘れなかった。周囲から見放され、自信を持つことを忘れていた生徒たちが、次第にやる気を持ち変わっていく。
 果たして、生徒たちは翌年3月の卒業までに目的を果たせるのか?そして、意外にも生徒思いな殺せんせーの真の目的とは・・・・・?
 
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たぴおか的コメント    国語辞典を引用するような野暮な真似はしたくないけど・・・・・“【暗殺】[名](スル)主に政治上の立場や思想の相違などから、ひそかに要人をねらって殺すこと。「大統領が―される」”。「要人」というのは置いといても、あくまで「密かに」殺すのが暗殺であって、あんなあからさまに殺すんじゃ「暗殺」とはとても言えないよ。
 それはともかく、最初から最後まで気になっていたのが、殺せんせーの声を誰が吹き替えていたのか?ってこと。どうやらこれは公然の秘密らしく、知る人は既に知っているようなので、あえてキャスト欄に載せてしまった。いきなりネタバレになってしまって、申し訳ないです。ただ、あまり露骨に掲載するのもどうかと思い、せめてもの良心で例によって伏せておきました。見たい方だけどうぞ。
 ラストシーンでは“to be continued・・・”の字幕が。ということは、どうやら続編があるようで、そのためかこの作品だけを観ていると理解できない部分が少なくない。殺せんせーは地球外生命体じゃないのか?加藤清史郎演じるイトナの触手を見て、なぜ殺せんせーはあんなに激怒したのか?そして、あの触手は誰でも装着(?)することができるのか?また、殺せんせーと3年E組の前担任・雪村先生との関係は?などなど。悔しいけど、そんな疑問が気になってしまい、続編を観ずにはいられなくなってしまった。
 主演の山田涼介なんてどうでもいい、私がこの作品で注目していたのは能年玲奈主演『海月姫』で女装男子を演じた菅田将暉だが、この作品を観て彼がますます気に入った。そして、相変わらずクレイジーなキャラを演じさせた時の、高嶋政伸のブチ切れた凄まじさ。「いい人」の演技が多くて、溜まりまくった鬱憤を一気に晴らすような怪演だった。