評　　　　 価 　

　
　 　 　 　
File No. 2205 　
　 　 　 　
製作年 ／ 公開日 　 2015年 ／ 215年04月25日 　
　 　 　 　
製　　作　　国 　 アメリカ 　
　 　 　 　
監　　　　　 督 　 ケネス・ブラナー 　
　 　 　 　
上　映　時　間 　 105分 　
　 　 　 　
公開時コピー 　 本当の魔法は、あなたの勇気。 　

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最初に観たメディア 　
Theater Television Video
　
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キ　ャ　ス　ト 　 ケイト・ブランシェット ［as 継母（トレメイン夫人）］
リリー・ジェームズ ［as エラ／シンデレラ］
リチャード・マッデン ［as 王子／キット］
ステラン・スカルスガルド ［as 大公］
ソフィー・マクシェラ ［as ドリゼラ］
ホリデイ・グレインジャー ［as アナスタシア］
デレク・ジャコビ ［as 王］
ノンソー・アノジー ［as キャプテン（大尉）］
ベン・チャップリン ［as エラの父］
ヘイリー・アトウェル ［as エラの母］
ヘレナ・ボナム=カーター ［as フェアリー・ゴッドマザー］ 		　
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あ　ら　す　じ 　 　幼くして母を亡くしたエラは、悲しみにくれながらも母の「辛いことがあっても勇気と優しさを忘れないで」という教えを守り、ピュアな心を持つ女性へと成長していた。ある日、仕事で家を留守にすることが多い貿易商の父は、エラに自分が再婚するつもりであることを打ち明け、エラは父の申し出を素直に喜んで受け入れるのだった。
　エラは継母とその連れ子の娘、ドリゼラとアナスタシアを快く迎え入れる。だが継母は夫がエラにかける愛情に嫉妬し、エラの若さや美しさを不愉快に思っていた。そんな折、エラの父が病気で突然帰らぬ人となる。継母と娘姉妹はエラに山のような仕事を言いつけ、屋根裏部屋に追いやられたエラは召使い同然の扱いを受ける。寒さに耐えきれず居間の暖炉の前で眠り、翌朝、顔に灰をつけたまま働くエラを姉妹は“灰まみれのエラ＝シンデレラ”と呼んで大笑いするのだった。
　それまでじっと耐えてきたエラは溢れる涙を抑えきれず、家を飛び出し、森へと馬を走らせる。そんなエラに声をかけたのは“キット”と名乗る青年)だった。城で働いているという彼と話すうちにエラはいつのまにか笑顔を取り戻し、初めて自分を理解してくれる人に出会えたエラはキットに好意を抱き始める。一方、国王は城で王子である息子のキットを待ち構えていた。国と息子の将来を案じた王は政略結婚を勧めるが、エラのことが忘れられなかった王子は、エラを探すために国中のあらゆる未婚女子を招待して舞踏会を開き、そこから妃を選ぶことを約束する。
　招待状はエラの家にも届き、ドリゼラとアナスタシアは有頂天。エラは、亡き母のドレスを着て自分も連れて行ってほしいと頼むが、継母と姉妹はエラのドレスを引きちぎり、彼女を置いて舞踏会へ出かけていってしまう。エラが希望を捨てかけたその時、みすぼらしい身なりをした老女が現れ、エラが優しくミルクを差し出すと、老女は妖精に姿を変える。彼女は夢を叶えてくれるフェアリー・ゴッドマザーであった。魔法の杖を振るいカボチャを馬車に、ネズミを馬に、トカゲを御者に仕立て、エラの破れたドレスを美しいドレス変え、光り輝くガラスの靴を与える。「魔法が続くのは12時まで。さぁ、楽しんでおいで」と。
　城に到着したエラは、そこで初めてキットが王子であることを知る。夢のようなひとときを過ごし、お互いの気持ちを確かめ合う2人だったが、そのとき12時を告げる鐘の音が鳴り響く・・・・・。 		　
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たぴおか的コメント 　 　このところディズニー作品は上映前に短編アニメを同時上映するのが通例となっているが、この作品の場合はそれがあのメガヒットを飛ばした『アナと雪の女王』のその後を描いた『アナと雪の女王／エルサのサプライズ』とあって、こちらも本編『シンデレラ』に負けず劣らず興味津々だった。
　先日の『イントゥ・ザ・ウッズ』はクリス・パイン演じる王子が浮気者だったりと超デフォルメ版だったのに対し、こちらはあくまで王道を突き進むファンタジー・ラブストーリー。『シンデレラ』と言えば、知らない人はいないと言っていいほどあまりにも有名な物語だが、私の当てにならない記憶では、王子とシンデレラは舞踏会が初対面のはず。だからこそガラスの靴で確かめなければならなかったワケで、既に2人が顔見知りだったら、ガラスの靴なんて必要なかったんじゃない？なんて思ってしまった。多分、私の記憶違いなんだろうけど。
　シンデレラ役に抜擢された新星リリー・ジェームズはこれが映画初出演かと思ったら、『タイタンの逆襲』でスクリーン・デビューを果たしていたとは、もちろん気づかなかった。その彼女、人によっては100点だったり20点だったりと大きく好みが別れるタイプじゃなく、誰が見ても70点タイプのルックスで、清楚さの中に知性が感じられるような雰囲気を持っている。今回のテーマ「勇気と優しさを忘れない」にマッチしたキャラクターだ。
　さすがなのは意地の悪い継母を演じたケイト・ブランシェットで、彼女を観ていると本当に腹立たしくなってくる（笑）。後妻としてエラの家に乗り込んできたのに、エラを使用人の分際扱いするとはあきれ果てるね。でも、その意地悪さがあるからこそ、ラストのハッピーエンドが際立つのだろう。
　それにしても、シンデレラが舞踏会に着ていったブルーのドレスは見事だった。多くの女性が色とりどりのドレスに身を包む中、シンデレラのブルー一色のドレスが目立つことといったら。フェアリー・ゴッドマザーのファッションセンスは抜群だね。