評     価  

 
       
File No. 2252  
       
製作年 / 公開日   2014年 / 2015年07月18日  
       
製  作  国   日  本  
       
監      督   豊島 圭介  
       
上 映 時 間   84分  
       
公開時コピー   ここは、
いつも心が
帰ってくる場所
 

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   菊池 亜希子 [as まり]
三根 梓 [as はじめ]
小林 ユウキチ [as オサム]
天衣 織女 [as お母さん]
鈴木 慶一 [as お父さん]
羽場 睦子
吉岡 睦雄
平澤 宏々路
重田 裕友樹
 
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あ ら す じ    都会生活の中、自分がずっと変わらずに好きなものは“かき氷”だと気付いたまりは、が暮らすふるさと西伊豆の海辺の小さな町に帰ってくる。海も山も人も寂れてしまっていたが、まりはささやかな夢と故郷への想いを胸にここで大好きなかき氷の店を始めることを決意する。メニューは糖蜜とみかん水のかき氷、そしてエスプレッソだけ。自分がいいと思うものしか出さないのだった。
 そんな中、大切な人を亡くしたはじめが、まりの実家に預けられることになった。顔に火傷の痕が残るはじめは、まりの店を手伝いながら、自分らしく生きる道を模索していく・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    『鏡の中の笑顔たち』がそうだったように、この手の単館系の作品は得てして意外に面白かったりする、なんて淡い期待を抱いて臨んだのだが、これが完全な当て外れだった。知っている俳優は『月曜日のルカ』で主人公ルカを演じた、はじめ役の三根梓だけ。ハッキリ言って、この作品で観るべきところがあるとすれば、彼女の存在だけだ。主演の菊池亜希子は今まで何度かお目にかかったもののすべて脇役で、こうして主役を演じる彼女を観てみると、女性としての魅力がまったく感じられない。
 ストーリーがこれまたキャスティングに輪をかけてダメダメならば、脚本も原作のダメさをカバーするには至っていない。主人公まりの感情は一切伝わって来ないし、顔に痣があるはじめからは何らトラウマらしきものの感じられない。盛り上がりもなく、ただ淡々と情景の描写に終始してしまっている。所詮、よしもとばななの原作なんてこの程度か、と揶揄されても仕方ないだろうね、これじゃ。