評     価  

 
       
File No. 2276  
       
製作年 / 公開日   2014年 / 2015年09月19日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   トム・ゴーミカン  
       
上 映 時 間   94分  
       
公開時コピー   私たち、付き合ってるの?  

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   ザック・エフロン [as ジェイソン]
マイルズ・テラー [as ダニエル]
マイケル・B・ジョーダン [as マイキー]
イモージェン・プーツ [as エリー]
マッケンジー・デイヴィス [as チェルシー]
ジェシカ・ルーカス [as ヴェラ]
アディソン・ティムリン [as アラナ]
ジョシュ・パイス [as フレッド]
エヴリナ・チューレン [as ソフィ]
カレン・ルドウィグ [as Mrs.ローズ]
ティナ・ベンコ [as エリーの母]
ジョセフ・アダムス [as エリーの父]
ジョン・ロスマン [as チェルシーの父]
バーバラ・ギャリック [as チェルシーの母]
 
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あ ら す じ    NYに住むアラサー男子ジェイソンは、真剣な恋人を作る気はなく、気軽にセックスが出来る女子と中途半端な付き合いしかしない主義だった。同僚のダニエルもまた、バーやクラブで知り合った女子と一夜限りの関係を貫いている。そして、彼らの親友マイキーが妻ヴェラの浮気が原因で離婚することになり、落ち込む彼のために「彼女を作らず独身でいよう!」とシングル同盟を結成する。
 ところがそんな矢先、ジェイソンはバーで出会ったエリーと意気投合し、いつも通りの軽い関係のつもりが、魅力的なエリーにどんどん惹かれていってしまう。一方のダニエルもまた、女友達のチェルシーと一線を越えた関係に進むが、シングル同盟の手前、ジェイソンやマイキーには打ち明けられずにいた。そんな2人を尻目に、マイキーは元妻への思いを断ち切れず彼女を取り戻そうと必死になっていた。
 それぞれが本気の恋に陥りそうな中、シングル同盟を結成した以上、「つき合っていない」というスタンスを主張し、男の友情を貫こうとする3人。しかし、曖昧な関係を続けていくのにも限界が見え始め、お互いに嘘に嘘を重ねていくうちに、肝心の恋愛はおかしな方向へと進んでいく・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    ザック・エフロン×イモージェン・プーツの共演に惹かれて観たのだが・・・・・。イモージェン・プーツは、今回特に目を意識したメイクが功を奏して、今まで観た彼女の中で最も魅力的な女性を作り上げている。対するザック・エフロンだが、年を経るごとにますます顔が丸くなってきていて、まるでハリウッド版向井理になっちゃうんじゃないかと心配だ。
 作品の中身はと言うと、なんとも残念な内容だった。基本がコメディだから随所で笑いを誘うものの、全体を通してみると面白くない。その最たる理由は、主演のザック扮するジェイソンに全く共感できないのだ。ジェイソンと仲間のダニエル、マイキーの3人がシングル同盟を結成したはいいが、所詮アラサーの男子にシングルを貫くなんて無理な相談なのだ。その証拠に、ダニエルはその裏でチェルシーと恋愛関係にドップリとはまり込んでいるし、マイキーも妻ヴェラとよりを戻そうと必死になっている。結局ジェイソンだけが「正直者は馬鹿を見る」のいい例で、そのおかげでせっかくのエリーとの関係が上手くいかないのだ。そんなジェイソンを観ていると、もどかしくてイライラさせられる。
 そんな調子だから、ラストシーンも今ひとつスッキリしないし、気分が盛り上がることもない。アラサーはおろか、アラフォーをも過ぎてしまった人間にはもはやこの世代の恋愛には共感できないのか、なんて嘆いてみたくもなるが、絶対にそうではないはず。いいものであれば、それがたとえ10代の恋だろうが20代の恋であろうが、気持ちも動くはずだろうし、やっぱりこの作品の出来が悪いせいなのだ・・・・・ってことにしておこう。。