評 価
File No.
2290
製作年 / 公開日
2015年 / 2015年10月16日
製 作 国
アメリカ
監 督
ロベルト・シュヴェンケ
上 映 時 間
119分
公開時コピー
『偽りの世界』を破壊せよ。
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
シャイリーン・ウッドリー
[as トリス(ベアトリス・プライアー)]
テオ・ジェームズ
[as フォー(トビアス・イートン)]
オクタヴィア・スペンサー
[as ジョアンナ]
ジェイ・コートニー
[as エリック]
レイ・スティーヴンソン
[as マーカス]
ゾーイ・クラヴィッツ
[as クリスティーナ]
マイルズ・テラー
[as ピーター]
アンセル・エルゴート
[as ケイレブ]
スーキー・ウォーターハウス
[as マーレーン]
マギー・Q
[as トーリ]
メキー・ファイファー
[as マックス]
ダニエル・デイ・キム
[as ジャック・カン]
エムジェイ・アンソニー
[as ヘクター]
キーナン・ロンズデール
[as ユリア]
アシュレイ・ジャッド
[as ナタリー]
ナオミ・ワッツ
[as イブリン]
ケイト・ウィンスレット
[as ジェニーン]
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あ ら す じ
全人類を適正で振り分け、【勇敢】【無欲】【高潔】【平和】【博学】という5つの派閥と、それらのどこにも属さない【無派閥】に分かれて生活する世界。派閥選択前の適性検査で、どの派閥に対しても属性を持つ“異端者(=ダイバージェント)”であることを知らされた
トリス
は、同じ【勇敢】のリーダーである
フォー
と共に、【博学】の指導者
ジェニーン
による【無欲】壊滅の企てを阻止したが、その戦いの中で両親を失い、友人のウィルを撃たざるを得なかった。
混乱を逃れて、トリスはフォーと兄の
ケイレブ
、そして【勇敢】の
ピーター
の4人で、
ジョアンナ
が統率する【平和】の派閥の村へと紛れ込む。しかし、すぐに【勇敢】の
エリック
らの追っ手が迫り、列車を使って逃亡を図る。そして、列車内で遭遇した【無派閥】の集団に導かれ、シカゴの街に案内されたトリスとフォーはそこで、【無派閥】のリーダーでフォーが幼い頃になくなったと聞かされていたフォーの母
イブリン
と出会う。彼ら【無派閥】は密かに水面下で、ジェニーンに対して反撃すべく準備を進めていたのだった。
その頃ジェニーンは、トリスの両親が命がけで守ろうとした“箱”に秘められた情報を手に入れるべく、唯一“箱”の封印を解くことが出来る“異端者”次々と捕らえ始めていた。そしてその企てには、【博学】に戻ったケイレブや、さらには自らの保身を図るべくピーターもまた荷担していた。
そんなジェニーンに対してトリスとフォーは、【勇敢】の仲間たちと合流し、さらには【無派閥】と手を組んでジェニーン失脚に向けて動き始める。しかし、エリックらの襲撃を受けた結果、トリスがジェニーンの求める完全な“異端者”であることを知られてしまう。仲間の命と引き替えにトリスを差し出すよう要求してくるジェニーンに対し、トリスはやむなくフォーにも内緒で単身ジェニーンの元へと向かう決意をするのだった・・・・・。
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たぴおか的コメント
前作に引き続きロングヘアで登場のシャイリーン嬢が、冒頭でバッサリと髪を切り落としショートヘアに。どうやら、少なくともそこまでのシーンは『きっと、星のせいじゃない。』よりも前に撮影されていたようだ。そして、見慣れてみると、彼女には絶対にショートヘアの方が似合うと思う。とはいっても、あのルックスはやっぱり微妙で、素直に可愛いとは言いかねるけど。
大抵のシリーズ物では、1作目よりも2作目の方が面白いと思えるケースが稀なのだが、こうして2作目を観てみると、このシリーズの場合は最初から三部作構成でせいさくされているだけあって、完全な導入部であった前作よりも、2作目の方が私は気に入った。もっとも、そう感じた理由のひとつが、ナオミ・ワッツの登場ではあるのだけど(笑)。
ナオミ・ワッツには本当に驚かされた。実はこの作品、既に劇場で2回観ているのだが、キャスティングも知らずに臨んだ1回目の鑑賞では、フォーの母・イブリンを演じている女優が誰なのか、最後までわからなかった。ちょっとマギー・ギレンホールに似ているような気もしたが、彼女よりは顔立ちがシャープで、エンド・クレジットでナオミ・ワッツの名を観て絶句。どうしてももう一度イブリンが本当にナオミ・ワッツなのかを確かめたくて、それが主目的で2回目の鑑賞に臨んだのだ。
ナオミ・ワッツだとわかってから観てもなお、100%彼女だと自信を持って断言は出来ない、そんな彼女の化けっぷりはさすがだ。髪がブロンドじゃなくブルネットに染めている以外は、確かにいつもよりキツ目のメイクではあるが抜なメイクをしているわけでもなく、それでもいつもの彼女の柔らかな雰囲気が感じられず、別人にしか思えなかった。