評     価  

 
       
File No. 2292  
       
製作年 / 公開日   2014年 / 2015年10月16日  
       
製  作  国   アメリカ / カ ナ ダ / 中  国  
       
監      督   チャド・スタエルスキ  
       
上 映 時 間   101分  
       
公開時コピー   見惚れるほどの、復讐。  

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   キアヌ・リーヴス [as ジョン・ウィック]
ミカエル・ニクヴィスト [as ヴィゴ・タラソフ]
アルフィー・アレン [as ヨセフ・タラソフ]
エイドリアンヌ・パリッキ [as パーキンス]
ブリジット・モイナハン [as ヘレン]
ディーン・ウィンタース [as アヴィ]
イアン・マクシェーン [as ウィンストン]
ジョン・レグイザモ [as オーレリオ]
ウィレム・デフォー [as マーカス]
 
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あ ら す じ    裏社会に語り継がれる伝説の殺し屋、ジョン・ウィック。愛を知り、裏の世界から足を洗って平穏な日々を送っていたジョンだったが、ある日妻を病で失い失意のトン底にたたき落とされる。そんな彼に追い打ちをかけるように、かつての雇い主であるマフィア、ヴィゴ・タラソフの息子ヨセフ・タラソフは、ジョンの正体を知らずに彼の車を奪い、おまけに妻からの最後の贈りものであった犬をジョンの目の前で無残に殺してしまう。
 ジョンは身を任せ、単身ヨセフへの復讐に身を投じるのだった・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    『47RONIN』以来となる、キアヌの主演作。アクションの前評判が高い(てか、配給先が煽っているだけかもしれないけど)ため、一体どんなアクションが見られるのかと期待していたのだが、残念。確かに激しいアクションであることは間違いないし、私には真似できないだろうけど、特に目新しさもなく極めてフツーに思えてしまった。もっとも、そう感じた理由は、デンゼル・ワシントンの『イコライザー』や、コリン・ファースの『キングスマン』を観てしまったためかもしれない。そしてそのためか、果たして「伝説の殺し屋」と謳われるほどジョン・ウィックが凄腕なのかと、いささか疑問に思えたのも事実だ。
 この作品を一言で言い表すならば、「果てしのない殺戮ムービー」とでも言うべきだろうか。とにかく、殺して殺して殺しまくり、一体何人殺したのかを数えようとしても、途中でウンザリすること請け合い。血が苦手な方には間違ってもオススメできない作品だ。そんな中、ウィレム・デフォーとイアン・マクシェーンの渋さが光る。特に、ウィレム演じるマーカスが、親友であるジョン殺しを請け負いながら、その実は密かにジョンを守った挙げ句、ああなってしまうなんて実に泣けてくる。また、女殺し屋のパーキンスがあんな結末を辿るとは、溜飲が下がるというものだ。イアンのオッサン、よくぞやってくれた!と心の中で歓声を上げてしまった。
 この作品でもまたまた悪役を演じる、ミカエル・ニクヴィスト。決して悪人顔じゃないのに、『Mi:4』、『ミッシング ID』にこの作品と、ハリウッドでは悪役ばかりが回ってくるのはなぜ?