評 価
File No.
2293
製作年 / 公開日
2015年 / 2015年10月17日
製 作 国
アメリカ / イギリス
監 督
ジェームズ・マクティーグ
上 映 時 間
97分
公開時コピー
たった1人で100万人を
救えるか!?
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
ミラ・ジョヴォヴィッチ
[as ケイト・アボット]
ピアース・ブロスナン
[as “時計屋”]
ディラン・マクダーモット
[as サム・パーカー]
アンジェラ・バセット
[as クレイン大使]
ロバート・フォスター
[as ビル・タルボット]
ジェームズ・ダーシー
[as ポール・アンダーソン警部]
ロジャー・リース
[as エミール・バラン]
フランシス・デ・ラ・トゥーア
[as サリー]
パディ・ウォレス
[as ジョニー・タルボット]
アントニア・テョーマス
[as ナオミ・ローゼンバウム]
ショーン・ティール
[as アルヴィン・マードック]
レジ=ジーン・ペイジ
[as ロバート・パーヴェル]
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あ ら す じ
ロンドンの米国大使館に派遣されたエリート外交官
ケイト・アボット
の任務は、イギリス経由でアメリカへの不正入国を狙うテロリストたちを阻止することだった。年の瀬も押し迫った12月29日。ケイトはある医療ガスの専門医
エミール・バラン
が小児科医の学会に参加するという渡航目的での査証申請を不審に思い、独自の調査を開始する。
イギリス警察の
ポール・アンダーソン警部
からは不当調査だと抗議され、大使館の
クレイン大使
からも厳重注意を受けたケイトだったが、彼女の能力を信頼する上司の
サム・パーカー
から捜査の続行を許可される。
そんなある日、ケイトは大使館近くのレストランでの爆破テロに巻き込まれてしまう。爆破犯は通称
“時計屋”
と呼ばれる最強のテロリストだった。さらにケイトは、事件に荷担していた同僚の
ビル・タルボット
をもみ合った末に謝って撃ってしまい、テロリストのみならずロンドン警察や果てはアメリカ国家からも爆破テロと殺人の容疑者として終われる身となってしまう。
それでもなお捜査を続けるケイトは、大使館に侵入して大晦日のタイムズスクエアで爆破テロが行われる計画であることを突き止める。すんでのところで生き延びたケイトであったが、テロ実行犯の濡れ衣を着せられ、アメリカ国家やイギリス警察から追われることになる。下された命令は、見つけ次第射殺。そんな中、大晦日のNYタイムズスクエアでテロ計画が迫っていることを知ったケイトは急遽ニューヨークへ飛ぶのだった・・・・・。
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たぴおか的コメント
ミラ嬢が『バイオハザード』のアリス以外で主演する作品を、本当に久しぶりに観た気がする。共演が先日のアーロン・エッカートの『クーデター』でも脇役を務めたピアース・ブロスナンだけに、おそらく彼がミラ嬢演じるケイトの強力な味方となることだろう、なんていう私の安直な予想は完全に覆され、彼がケイトの最大の敵となって立ちはだかるのだ。P・ブロスナンが悪役を演じる作品は、今までに観た記憶がなく、その意味では新鮮だった。
作品は非常にテンポが良く、尺も短めでアッという間にラストまで連れて行かれるのはいい。ただ、突っ込み所は少なくなくて、特にピアース演じる“時計屋”が殺し屋として“超一流”というのは疑いたくなる。何度も何度も標的に遭遇しながら、ことごとく逃げられてしまうし、特に最初の遭遇はケイトが彼を殺し屋だと知らずに助けを求めて来ていたのに、そんな無防備な相手すら仕留めることが出来ないなんてあり得ないだろう。
さらに言わせてもらえば、ラストシーンでケイトと“時計屋”が1体1の肉弾戦を繰り広げるのだが、いかに優秀であっても単なる女性外交官がテロリストに勝つなんてあり得ないんじゃ?と突っ込みたくなるのだが、オフィシャルサイトを良く見てみると、どうやら彼女は軍隊経験があり戦闘能力も兼ね備えているらしい。それじゃ、さすがにミラ嬢贔屓の私であっても、あまりに都合良すぎるんじゃないの?とは思う。
ひとつだけ大きな不満を言わせてもらうなら、クライマックスの舞台となるのがニューイヤーズ・イブのタイムススクエアだから、公開をあと2ヶ月ほど遅らせることはできなかったのだろうか。大晦日まで2ヶ月以上もある10月の公開では、さすがに大晦日気分にも浸れず、あのタイムズスクエアの賑わいを観ても今ひとつピンと来ないから。